ポリプラスチックス株式会社 (社長:後藤 昇、本社:東京都港区) は液晶ポリマー(LCP)「ベクトラ®」の富士工場重合プラントにおいて、市場の旺盛な需要に対応すべく、プラント運営の徹底した合理化と効率化を進めた結果、年産能力8,200トンから同10,000トンへの重合能力の拡張を可能にしました。
LCPは、高耐熱スーパーエンジニアリングプラスチックとして、パーソナルコンピューターや携帯電話等情報通信機器に使用される電子部品を中心に幅広い産業分野で活用され、その市場は高い成長率で拡大を続けてきました。特に電子部品の超小型化や、環境に配慮した鉛フリーハンダ使用の表面実装化に適合できる欠くべからざる先端素材として、その地位を確固としたものにしてきました。2007年の世界のLCP市場規模はコンパウンドベースで約35,000トン(うち、8割はアジア地域)に達すると推定されます。
本年9月のリーマンショック以降の世界経済の減速状況の中で、情報通信機器などのLCP対象製品も、欧米を中心にその需要は一時的に低下すると思われますが、中国やインドなどの新興国においては、なお高い潜在成長力があると思われます。したがって、アジアでのLCPは中期的にはさらに成長を継続するものと予想しております。
弊社では、この需要増加に対応するため、逐次ポリマー重合能力の増強を行って参りました。2008年5月には3,000トン/年の追加設備により8,200トン/年にまで増強いたしました。これら設備対応と平行し、グレード切り替えやライン洗浄の効率化などを含むプラント運営の徹底した合理化と効率化に努め、このたび、これら生産性向上によりさらに1,800トン/年の能力増強の目処がつき、重合能力が10,000トン/年に達する見込みです。加えて、本格的な設備投資による次の能力増強についても検討を継続しています。
弊社では、LCP事業のさらなる成長戦略のもと、LCPのトップメーカーとして高性能・高品質・安定供給をもってお客様の信頼に引き続き応えていけるよう努める所存です。
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