広がり始めた「ジュラネックス」の含浸印刷

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含浸印刷とは、昇華性染料をベースにした特殊インクを使って「ジュラネックス」成形品(この絵画の場合は押出成形した「シート」)に、直接あるいは熱転写 により印刷するもので、昇華した染料が「ジュラネックス」成形品の表面 から20μ〜40μmの深さにまで浸透して固定するため、印刷面の耐久性は抜群に強く、「ジュラネックス」自身がもつ樹脂本来の耐薬品性もあって、アルコールや洗剤で拭いても印刷面 が痛むことがありません。
含浸印刷はこの熱転写法をはじめて樹脂に応用したもので、転写フィルム(ペーパー)に印刷された画像を、加熱/加圧し、あるいは加熱/無加圧で成形品に熱圧縮し、昇華性インクをその内部にまで浸透させるものです。
ところでこの含浸印刷は先述のとおり“耐久性、耐摩耗性”に最大の特徴があります。従来の表面 コーティング式の印刷と比べて、成形品の内部にまで印刷インキが浸透した印刷だからです。
含浸印刷はここで紹介した絵画シート(末広産業(株)製造)以外にも、すでにバレッタ(髪止め具)や傘の握り、ドアの把手、スキートップ板等の商品化がすすめられていますが、「手で触る、良く洗う」等の耐摩耗・耐久性用途として食器(ナイフやフォーク)の柄、歯ブラシの柄、コンパクトや口紅などの化粧品やファッションライター、電子レンジ用食器などなど、様々な用途展開が考えられています。

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