高岡で精密光学研究所およびゼオノアフィルム第二次能力増強を起工

2004年6月16日
日本ゼオン株式会社


 日本ゼオンは、6月16日、高岡工場(富山県高岡市)で精密光学研究所の起工式を行った。同時にゼオンの100%子会社である(株)オプテス(社長 正宏)高岡工場(富山県高岡市)で液晶ディスプレー(LCD)用光学フィルム(製品名 ゼオノアフィルム)の第二次能力増強の起工式を行った。

精密光学研究所は、これまで神奈川県川崎市の総合開発センター内にあった精密加工研究機能の大部分を高岡に移転するものである。これにより、各種光学フィルム、レンズ、プリズム、拡散板などの光学製品の設計、開発を研究開発機能と生産機能を一体化することにより相互の対話を促進し、より一層の開発のスピードアップを図るものである。
ゼオノアフィルムの能力増強は、販売が順調に増大していること、および液晶テレビを中心にLCDが急速に市場を拡大していることに対応するものである。既存の生産能力1,000万平方メートル/年を1,500万平方メートル/年に増強する。
完成はともに本年12月の予定。

当社は、熱可塑性高機能透明樹脂シクロオレフィンポリマー(COP;製品名 ZEONEX(ゼオネックス)、ZEONOR(ゼオノア))およびCOP精密加工品から成る高機能樹脂事業を当社の今後の成長の柱としており、近年、積極的に設備投資を行っている。本年に入っても、ゼオノア製LCD用拡散板生産設備新設やCOP生産能力10,000トン/年への倍増を実施している。今後とも、需要動向を見ながら各種製品の生産能力増強を行うとともに、新製品開発に注力していく。

COPおよびCOP精密加工品から成る高機能樹脂事業は当社の今後の成長の柱であり、売上高の早期倍増を目指していく。



 補足説明

   COP

日本ゼオンは、ナフサからエチレン、プロピレンを製造する際に副生されるC5留分の総合利用を推進しており、COPはC5留分を抽出分離して製造するジシクロペンタジエンが原料。当社が1990年に世界に先駆けて独自に開発、上市したCOPの高級グレードである「ZEONEX®(ゼオネックス)」は、透明性樹脂の中でも吸水性が極めて低く、加熱溶融時に流れやすいため精密成型性が良く、また比重が小さいなどの特性を持つ。さらに本樹脂は高透明性や低複屈折性などの優れた光学特性を有しており、カメラ付き携帯電話やデジタルカメラ・コンパクトカメラのレンズ・プリズム、OA機器のピックアップレンズなど光学用途で主に使用されている。
また日本ゼオンは98年に、高透明性を維持し、耐衝撃性と耐熱性を改良したCOPの汎用グレードである「ZEONOR®(ゼオノア)」を上市した。LCD用導光板・拡散板、光学フィルム、自動車ヘッドランプのエクステンション、食品容器、医薬品分野の容器や包装材などに幅広く採用されている。

お問い合せ先:
 日本ゼオン株式会社
 広報室
 電話:03-3216-2747



日本ゼオン株式会社ホームページ
日本ゼオン株式会社
http://www.zeon.co.jp/

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