日本ゼオン、光学フィルム工場の第4系列目の設備増強を完了

日本ゼオン株式会社
2010年11月19日


日本ゼオン株式会社(社長:古河 直純 東京都千代田区)は、液晶テレビの需要拡大に伴い、光学フィルム(ゼオノアフィルム)の採用が拡大していることから、富山県氷見市にある光学フィルム工場で第4系列目の設備増強を完了させ、需要家への量産サンプルの提供を開始した。

4系列目の設備増強は、本年9月末に設備が完成し総合試運転を行なっていた。今回の量産サンプル提供開始により、当初の計画通り2011年1月量産開始を目指す。

当フィルム採用の液晶パネルは、韓国大手グループ企業のテレビメーカーや、日本の最大手テレビメーカーにも供給され、既存3系列のフィルム製造設備は昨年度後半よりフル稼働状態が続いているが、本設備増強により、更なる需要拡大に向けて安定供給が可能となる。

能力増強を行う位相差フィルムは、液晶テレビの視野角*1 を広げるために必要な部材であり、液晶パネルに組み込まれる偏光板*2 の一部材として使用されており、液晶テレビの画像品質に欠かせない材料である。日本ゼオンのゼオノアフィルムの優れた光学特性が評価されている。

現在、薄型・省エネルギーを実現するフラットパネルを搭載したテレビは世界的に普及が進んできている。その中でも液晶テレビは今後の成長率も高く、更なる省エネルギーを実現するLEDバックライト搭載の液晶テレビが各メーカーで量産化されていることから、今後も大きな成長が期待でき、今回の能力増強となった。

*1 視野角(表示が正常に見える範囲の正面からの角度)
*2 偏光板(特定の方向に振動している光だけを通過させるという性質を持たせたパネル)

<参考>  
ゼオノアフィルム生産能力:(万平米/年)  
オプテス 富山工場 高岡製造所(二上地区) 3,000
オプテス 富山工場 氷見製造所(氷見地区) 4,500 (既存3系列)
  2,000 (新第4系列)
合計 9,500


生産方式:
富山県氷見市のフィルム工場で日本ゼオン独自の技術による業界初の溶融押し出し法(原料樹脂に熱をかけて溶融させ、そのまま押し出してフィルムに成型する方式)による一貫生産方式(原料樹脂の投入から位相差フィルム製品完成までが、連続的に行える方式)を行っているため、安定した品質とコストを実現するとともに、従来方法(キャスト法)での溶剤などを一切使用しないため、環境に優しい工場・製品となっている。


お問い合せ先:
 日本ゼオン株式会社
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 電話:03-3216-2747
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