日油 複分解法金属セッケン(カルシウムセッケン)


脂肪酸等、有機酸の非アルカリ金属を総称して金属セッケンと呼んでいます。ナトリウムなどのアルカリ金属の脂肪酸塩が一般にセッケンと呼ばれ、水に溶けるのに対し、金属セッケンは水に溶けないので区別されています。
金属セッケンは、脂肪酸と金属の組み合わせによって様々な性質を示します。このため、潤滑剤、安定剤、剥離剤などの多様な用途で多くの工業分野に使用されています。
金属セッケンの工業的製法には、複分解法と直接法があります。当社は、複分解法による微粉品と直接法による高品質な顆粒状の金属セッケンを製造しています。いずれも原料となる脂肪酸から一貫生産しており、品質には細心の注意を払っております。

複分解法 金属セッケン

複分解法は、脂肪酸アルカリセッケンと非アルカリ金属塩とを水中で反応し、金属セッケンを沈殿生成させる方法です。この方法で得られる金属セッケンは粒子が細かく、特に潤滑剤、分散剤、流動性向上剤、撥水剤など、金属セッケンを粉体として使用する分野では好都合です。さらに、当社では製造方法に独自のノウハウを盛り込み、ユーザーの皆様に納得していただける製品を開発しております。
複分解法製造プロセス
複分解法カルシウムセッケンの特徴

潤滑性能が優れています。

粒子形状が球形に近いものから、鱗片状のものまで、各種形状の品種を用意してますので、潤滑性・流動性向上剤として多くの用途に適用できます。


樹脂への分散性が良好です。

粒子が細かく、樹脂に分散させる場合に最適です。特に、カルシウムステアレートSはポリオレフィン向けとして品質を設定し、フィルムグレードで問題となるフィッシュアイの発生を抑えることができます。

複分解法カルシウムセッケンの品種
カルシウムステアレート
一般汎用品です。様々な分野で使用されています。
カルシウムステアレートS ポリオレフィン用に開発された製品です。
触媒の失活剤としての用途のほかに、滑剤としての用途も期待できます。
カルシウムステアレートC
カルシウムステアレートFI
コーテッドサンド等、流動性を向上する目的の場合に使用されています。
日本薬局方ステアリン酸カルシウム 医薬分野での錠剤の活沢剤として使用されています。

複分解法カルシウムセッケンの粒子形状
■電子顕微鏡写真

カルシウムステアレート(800倍)

カルシウムステアレートFI
■粒度分布  
カルシウムステアレート(800倍)
カルシウムステアレートFI

その他の複分解法金属セッケン
上記の金属セッケンに加え、次の製品もあります。
用途に合わせてお使いください。

アルミニウムステアレート#300
アルミニウムステアレート#600
アルミニウムステアレート#900

用途に応じて製造条件や原料比率の異なる3種類の製品を用意しています。
#600は化粧品原料基準適合品ですので化粧品原料としても使用されています。

カルシウムラウレート

ラウリン酸のカルシウムセッケンです。ステアリン酸カルシウムと比較して塩ビとの相溶性に優れています。

カルシウムヒマステ 12-ヒドロキシステアリン酸のカルシウムセッケンです。塩化ビニルの安定剤、グリスの増粘剤などとして使用されています。
パウダーベースL
パウダーベースM

ラウリン酸、ミリスチン酸の亜鉛セッケンです。
化粧品原料基準適合品です。化粧品原料として使用されています。

マグネシウムステアレート 工業グレード品です。ABS樹脂の滑剤、加工顔料用分散剤などとして使用されています。
日本薬局方ステアリン酸マグネシウム 医薬分野での錠剤の活沢剤として使用されています。
バリウムステアレート 塩ビ用安定剤、加工顔料用として使用されています。
医薬用外劇物に該当します。取り扱いにはご注意ください。
ラウリン酸バリウム ラウリン酸のバリウムセッケンです。バリウム含有率が高く、熱安定に優れています。
医薬用外劇物に該当します。取り扱いにはご注意ください。

お問い合わせ
 誘導体営業部
  TEL:03-5424-6700
  FAX:03-5424-6810

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