ウィンテックポリマー:ジュラネックス (PBT) グレードの特長と選び方






 ジュラネックスは、特に熱安定性と電気的特性に優れたポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)です。 ガラス繊維や無機充填材など、各種添加物による強化、改質、高機能化が容易な樹脂であり、それぞれの用途に合わせた最高グレードを得ることができます。 ジュラネックスのグレードはまず、徐燃性と難燃性グレードに大きく分かれます。さらにそれぞれに非強化・強化グレードがあります。これらとは別にパッケージ用のFPグレードがあります。

 ※徐燃性グレードとはUL燃焼性試験においてHB評価、難燃性グレードはV-0評価を得た材料です。
 ※非強化とは、ガラス繊維などの無機フィラーが添加されていない、樹脂だけのグレードです。
 ※強化グレードとは、ガラス繊維などの無機フィラーが添加された、機械的強度の高いグレードです。


(1)徐燃性/非強化
 強度よりも靭性や耐衝撃性が必要とされる部品に用いられます。標準グレードである2002の他に、ハイサイクル高流動グレードの2000、耐侯性の良い2002U、摺動性の良い2002Kがあります。

(2)徐燃性/強化グレード ジュラネックスはフィラーとの相性が良いため、様々な強化グレードが存在します。
 ■ ガラス強化グレード
 ジュラネックスはフィラーとの相性が良く、補強効果が顕著に現れる材料です。これらのグレードは強度・剛性が大幅に向上しており、また様々な用途に対応できるようにフィラーの配合比を選択できるグレード構成になっています。

 ■ ガラス強化+靭性向上
 ベース樹脂粘度を変えることで標準グレードよりも靭性が向上したグレードです。製品の使用上、変形することがある場合には、こちらの方がお勧めです。

 ■ 強化+良外観
 ジュラネックスは成形しやすく外観も良い材料ですが、更に表面を平滑にし、光沢を出しやすくすることで外観性を向上させたグレードです。ガラス強化材料では3306、ミネラル強化材料では702MSがラインアップされています。

 ■ 低そりグレード
 ミネラル(鉱物系フィラー)などを配合する事で、剛性や低反り、寸法安定性を向上させたグレードです。ジュラネックスの持つ電気特性と合わせて、特にコネクターなどに好適に用いることが出来ます。弾性率や寸法性などが異なる幾つかのグレードがラインアップされており、お客様のニーズに合わせて選択が可能です。

 ■ 低比重グレード
 使用されるPBT樹脂やフィラーを見なおすことで、強度の低下を押さえつつ、低比重化を実現したグレードです。特に軽量化を最優先しなければならない部品に用いることをお勧めします。

 ■ 強化+摺動性グレード
 通常、強化グレードでは配合されるフィラーの影響で摺動性が悪化していますが、このグレードは強度と共に摺動性が必要な部品に用いることが出来ます。

(3)徐燃性/その他
 ■ 接着性向上グレード
 ジュラネックスはその電気特性の良さから電子・電気部品に多く用いられており、エポキシ樹脂で包含されるケースが多くあります。このグレードは特にそのような用途向けに開発されたグレードです。

 ■ 樹脂密着性グレード
 いわゆる二重成形の際に、一次側/二次側の樹脂間の密着性を向上させるグレードです。このグレードは一次側成形品に用いられられます。単独での使用には向いていません。

 ■ 良摺動性グレード
 ジュラネックスは表面平滑性も良く、基本的に摺動性は良好な部類のグレードですが、このグレードでは更に摺動性を向上させています。

 ■ 耐ヒートショックグレード
 ジュラネックスが用いられている製品の中には、金属のインサートが使用され、また高温/低温の寒暖差の大きな場所で用いられる物があります。金属インサートが入った部品では寒暖差による樹脂の膨張/収縮の繰り返しが製品の寿命を低下させます。形状での対策も勿論必要ですが、この耐ヒートショックグレードを用いることで更に製品寿命の長期化を計ることが出来ます。

 ■ 帯電防止グレード
 プラスチック部品は基本的に電気を通さないため帯電しやすい材料といえますが、製品によっては静電気の帯電を嫌うものもあります。このグレードはそれらの用途向けに適しています。

 ■ 耐加水分解グレード
 ジュラネックスは化学的に安定な樹脂ですが、分子内にポリエステル結合を持つため、加水分解しやすいという弱点があります。このグレードはその耐加水分解性を大幅に向上させたグレードです。

(4)難燃性/非強化
 強度よりも靭性や耐衝撃性が必要とされる部品に用いられます。標準グレードである2016の他に、摺動性の良い209AWがあります。

(5)難燃性/強化グレード ジュラネックスはフィラーとの相性が良いため、様々な強化グレードが存在します。
 ■ ガラス強化グレード
 ジュラネックスはフィラーとの相性が良く、補強効果が顕著に現れる材料です。これらのグレードは強度・剛性が大幅に向上しており、また様々な用途に対応できるようにフィラーの配合比を選択できるグレード構成になっています。

 ■ ガラス強化+低接点汚染
 難燃性グレードは電気部品に用いられる事が多く、樹脂の中の成分が染み出して金属端子に付着し、製品の機能を阻害するトラブルが起こる時があります。この低接点汚染グレードは樹脂からの染み出し・揮発成分を軽減し、それらのトラブルに対応したグレードです。接点汚染が問題になるかどうかは製品の使用条件によってかなり左右されます。ご検討の際には弊社の営業部員と一度ご相談ください。

 ■ 低そりグレード
 ミネラル(鉱物系フィラー)などを配合する事で、剛性や低反り、寸法安定性を向上させたグレードです。ジュラネックスの持つ電気特性と合わせて、特にコネクターなどに好適に用いることが出来ます。弾性率や寸法性などが異なる幾つかのグレードがラインアップされており、お客様のニーズに合わせて選択が可能です。

 ■ 低比重グレード
 使用されるPBT樹脂やフィラーを見なおすことで、強度の低下を押さえつつ、低比重化を実現したグレードです。特に軽量化を最優先しなければならない部品に用いることをお勧めします。

 ■ 強化+摺動性グレード
 常、強化グレードでは配合されるフィラーの影響で摺動性が悪化していますが、このグレードは強度と共に摺動性が必要な部品に用いることが出来ます。

(6)難燃性/その他
 ■ 樹脂密着性グレード
 いわゆる二重成形の際に、一次側/二次側の樹脂間の密着性を向上させるグレードです。このグレードは一次側成形品に用いられられます。単独での使用には向いていません。

(7)パッケージ用グレード
 ジュラネックスの耐熱性の高さを利用することで、電子レンジや熱風オーブンの加熱に耐えられる薄肉容器などが作成可能になります。保香性、印刷性も優れており、また食品衛生法にも適合しています。現在は薄肉射出成型用の200FPからインフレーションフィルム用の800FPまで重合度を変えたグレード構成となっています。

ページのTOPに戻る

(ポリプラスチックス株式会社 ブランド別グレード一覧ページへ)

(ポリプラスチックス株式会社 成形技術紹介ページへ)




お問い合わせは、ポリプラスチックス株式会社にて対応させていただいております。

ウィンテックポリマー株式会社ホームページ

http://www.wintechpolymer.co.jp/

EnplaNet ウィンテックポリマー株式会社TOP

戻る