デルリン は世界で最初に開発されたアセタール樹脂で、金属に似た特性を持ち柔軟性に富むエンプラです。金属と通
常の樹脂のギャップを埋める優れた特性のバランスを持っています。1960年の商品化以来、自動車、家電製品、建設、ハードウェア、電子、日常用品などの広い用途で使用されています。デルリン は数千にもおよぶエンジニアリング部品で信頼性と性能で高い評価を受けています。
デルリン はデュポン社のアセタール樹脂の商標登録です。デルリン 樹脂はホルムアルデヒドを原料とする結晶性の樹脂です。
特性と特長
デルリン のアセタール樹脂ーの高い結晶化度と化学的構造は、金属や他のほとんどの樹脂では得られないユニークな物理特性の組み合わせを提供します。デルリン アセタール樹脂の傑出した特性には
- 高い引張り強度、衝撃強度、剛性
- 優れた耐疲労性
- 湿度、ガソリン、溶剤、中性の化学物質に対する耐性
- 良好な電気絶縁特性
- 良好な弾性、耐クリープ性
- 材料自体が持つすべり特性
- 広い使用温度領域
などがあります。
蒸気や熱水での繰り返しの使用とpH値が4−9の範囲を超える強酸や塩基への露出は、物性の劣化を引き起こすので避けてください。
成形
デルリン を成形するには射出成形が一番良く使われる方法です。押し出し成形、打ち抜き、機械加工にも使用されます。成形部品やストックシェープは機械加工、打ち抜きができます。
1992年にデュポン社のエンジニアリングポリマー事業部はデルリン の性能を向上させた新製品のデルリン Pを商品化しました。この新しいデルリン アセタール樹脂は最も要求の厳しい状況下でも成形条件の範囲が広い画期的な新安定剤のテクノロジーをモルダー業界に提供しています。デルリン Pの優れた熱安定性は低いモールドとスクリューデポジット、極めて優れた再生材使用時の安定性と金型への低腐食性の特長があります。デルリン Pはホモポリマー固有の究極の機械的性能に加えて簡単に成形できるアセタール樹脂です。
組成
標準のデルリン とデルリン Pには幾種類かの基本のメルトフローレートを持つグレード、例えばデルリン 100/100P、500/500P、900P、1700Pなどのグレードがあります。主な違いは粘度が異なり、100が最も粘性が高く、1700が最も低粘度になります。デルリン の製品にはさらに添加剤を加えてUV安定性を改善したもの、ハイサイクル、低摩擦摩耗、高靭性の特殊グレードなどがあります。
それぞれの地域のマーケットニーズに応えるために製品とサービスはカスタマイズしています。ここに掲載している全てのグレードが世界共通
のものではありません。特定の地域での製品の入手の可能性については、弊社の担当者までお問い合わせ下さい
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