刊行にあたって
我が国において環境・安全に対する意識は益々強まっている。また、生産性向上は企業にとって変わりない命題であり、それに対する方策の一つとして1970年代にUV・EB硬化技術が開発され、技術的にも材料、硬化技術、装置すべてにおいて大きく進化している。
また応用分野も従来のコーティングや印刷インキ分野などから、ディスプレイ材料やレジスト、光造形など、情報、エレクトロニクス関連等にも広がりを見せており、市場規模も着実に増加傾向にある。
弊社ではこれらUV・EB硬化技術に関しての技術レポートとして、ラドテック研究会の編集により1989年に「UV・EB硬化技術の応用と市場」を刊行して以来、1992年、1997年、2002年、2006年に改訂版を刊行、最新の技術開発の動向をまとめてきた。いずれも好評を博し、UV・EB硬化技術に対する期待の高さを感じている。
本書は、これらUV・EB硬化技術を利用した製品、及び使用される材料の市場動向を詳細に調査したレポートである。
本書は「材料編」と「応用編」の2編構成となっており、「材料編」では使用されるモノマー、オリゴマー、光重合開始剤について、その市場規模、メーカー動向、応用分野等を品種別にまとめた。また「応用編」では、コーティング、印刷インキなど、主要な応用分野におけるUV・EB硬化材料の需要実績、メーカー動向、価格等を詳細にまとめ、材料、応用の両面から、市場の実態と今後の展望が分かるようにした。
本レポートが樹脂メーカー、添加剤メーカー、また利用されるユーザー業界など関連企業の方々の一助となれば幸いである。
(「はじめに」より)2007年6月 シーエムシー出版 編集部