発刊にあたって
高品質スクリーン印刷への期待が日に日に高まる中、関連技術の最新情報をまとめるべくシーエムシー出版から『エレクトロニクス高品質スクリーン印刷技術』が刊行されてからはや5年近い歳月が流れました。前版では、ガラス基板であるPDPやセラミック基板での印刷を想定しておりましたが、その後、技術が大きく発展し、最近では、フィルム基板へと技術開発の重心が急速に移動しています。もちろんガラス基材とフィルム基材のスクリーン印刷では原理や基本は同じですが、メッシュ、版、ペーストの技術革新でフィルム基板でもファインパターンが印刷できるようになりつつあります。
これらの最新の情報を含め、高品質スクリーン印刷の真の状況を正しくタイムリーにお伝えするため、この度、高品質スクリーン印刷の各要素技術や応用分野の第一線で活躍する方々にご執筆頂き、新たに『2010年版 エレクトロニクス高品質スクリーン印刷技術』と題した本書を刊行する運びとなりました。
本書が、エレクトロニクス分野でスクリーン印刷を手がける研究・開発者の皆様の一助となり、スクリーン印刷がより多くの応用分野で活用されることを期待しています。
(「巻頭言」より一部抜粋)
2010年7月 東京大学大学院工学系研究科 染谷隆夫