発刊にあたって(監修の書評)
本書の特色としては、色素増感系の分野の方々には、これまで発展してきた半導体系の太陽電池に用いられている高効率化の技術の中から、参考となる考え方が見いだせる可能性が期待できる。他方、半導体系の分野の方々にも、色素増感系を含め、専門以外の種類の太陽電池に関しても深い理解が得られるものと自負している。半導体系と色素増感系の分野を融合させることにより、新たな展開を導き出そうとする野心的な試みを酌み取っていただき、今後の研究、太陽電池の発展にお役立ていただければ大きな喜びである。【豊島】
構想から1年。太陽電池に関わる第一線の研究者ら36名が最新の開発状況をレポートして綴った、かけがえのない技術総覧です。シリコン・化合物半導体・色素増感・有機薄膜といった種類の違いを越えて、それぞれの現状と課題を網羅致しました。ここ数年で大きく台頭してきた次世代の有機系太陽電池においては、ソニーやアイシン精機、新日本石油といった先行するデバイスメーカーが正に実用化目前(?)のリアルな現況を報告。またグレッツェル電池でお馴染みのグレッツェル先生御自身からも寄稿頂くなど、本書でしか得られない貴重な 情報が満載です。【内田】