はじめに
粘接着・封止材は各部材の接合、固定、保護を目的に用いられており、使用分野は電気電子、自動車、建築、包装など多岐にわたっている。
近年、液晶テレビやタッチパネルなど需要が増加しているが、これらFPD分野に用いられる粘接着・封止材は、高性能、かつユーザーニーズに応じた対応が要求される。そのため、FPD分野向けでは、高い技術力を持ち、きめ細かな対応を得意とする、日系メーカーの存在感が高まっている。
今後の成長が有望視される製品としては、有機ELや白色LED、太陽電池が挙げられる。特に、白色LEDや太陽電池といった環境・エネルギー分野に属する製品は、政策的な後押しもあり、高い成長を続けることが確実である。
また、半導体市況が低迷する中、半導体デバイスメーカーは生き残りをかけて統合・合併を進めているが、最先端技術への投資は絶えずおこなわれており、これら最先端ラインに用いられる粘接着・封止材の需要は着実に増加している。
一方で、アメリカ発の金融危機は実物経済にも多大な影響を与えており、経済の先行きが見通せない状況となっている。これは、粘接着・封止材市場を取り巻く環境も不透明であることを意味しており、だからこそ、細やかな現状認識と将来の見通しが必要とも言える。
以上のことを踏まえ、弊社では、粘接着・封止材市場の全体像を俯瞰的かつ正確に把握・分析することを目的として、『2009年 特殊粘接着・封止材市場の全貌と用途展開』を刊行する次第である。
当調査資料では、今後、市場の拡大が期待される高付加価値品、および特殊品を抽出し、市場性を明確化することを調査のポイントとした。
当調査資料が、関連業務に携わる皆様にとって事業展開を進める上で有益な情報源となれば、これに勝る幸いはない。
なお、当調査資料を発刊するにあたり、業界関係者の皆様に様々なご協力を頂きました。末筆ながら、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
2009年5月
株式会社 富士経済
東京マーケティング本部
ケミカルグループ