機能性高分子フィルム市場動向(総論)

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機能性高分子フィルム
総論
[各論]
偏光・位相差フィルム
偏光膜保護(TAC)フィルム
視野角拡大フィルム
反射防止(AR)フィルム
アンチグレア(AG)フィルム
拡散シート
反射フィルム
PVAフィルム
PCフィルム
非晶性POフィルム
機能性高分子材料に光学機能、電器機能、バリア機能、機械特性などの優れた性能により広範な分野で採用されています。
中でも、高分子本来の機能性、表面処理技術の高度化、精密成形技術などを組み合わせた機能性高分子フィルムは、エレクトロニクス、食品、医薬品、建築資材、衣料、日用雑貨などの商品開発に欠かせない基幹資材として、商品の高機能付加価値化に重要な役割を果たし、応用領域を拡大してきております。

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■ 機能性高分子フィルム市場構成

●エレクトロニクス用フィルム市場

○光学機能フィルム市場
偏向、位相差フィルム、視野角拡大フィルム、拡散シート、反射フィルム、ARフィルム、AGフィルム、偏光膜保護フィルム、PCフィルム、PVA光学フィルム、α-POフィルム

○半導体他用フィルム市場
ACFフィルム、DFレジスト、透明導電性フィルム、Li電池用セパレータ、TABテープ、有機EL用フィルム、ペリクル、BGテープ、DCテープ、プラスチックフィルム基板

●バリア機能フィルム市場
二軸延伸PVAフィルム、PVDC系共押出フィルム、EVOH系共押出フィルム、PANフィルム、PVDCコートフィルム、アルミ蒸着フィルム、アルミナ蒸着フィルム、シリカ蒸着フィルム、ONY系共押出フィルム、EVOH共押出OPP、PVAコートOPP、ナノコンポジットナイロンフィルム、高機能鮮度保持フィルム

●その他機能フィルム市場
熱線遮断フィルム、親水性フィルム、PVFフィルム、イージーピールフィルム、方向性フィルム、OPP防雲フィルム、生分解性プラフィルム・シート、抗菌フィルム


■ 機能性高分子フィルムベース材料および機能付与技術構成比
   (2001年)

●機能性高分子フィルムベース材料および構成比
樹脂名 構成比(%)
PP 32.7
PET 18.5
PE 12.0
ナイロン 6.7
TAC 6.7
EVOH 6.0
PVA 2.1
PVDC 1.5
フッ素 0.3
PC 0.2
その他 13.2
合計 100.0
機能性高分子フィルムベース材料および構成比の円グラフ

バリア機能領域ではPP、ナイロン、エレクトロニクスフィルム領域ではPE、双方の領域ではPETのベースフィルムが利用されている。


●機能性高分子フィルム機能付与技術構成比
機能付与技術名 構成比(%)
コート/塗付 28.9
材料特性の応用 17.1
蒸着 13.2
フィルムの多層化 11.8
延伸など物理的加工 9.2
微孔形成 2.6
その他 17.1
合計 100.0
機能性高分子フィルム機能付与技術構成比の円グラフ

多くのフィルムがコート/塗付の表面処理に応用されており、エレクトロニクス用光学フィルムではPC、α-PO、PVA、TACといった透明性、耐熱性など材料特性の応用で利用される。
エレクトロニクス領域では無機物をフィルムに蒸着することで、透明性を損なわず各種光制御機能が付与される。
食品包装ではアルミナやシリカを蒸着したバリアフィルムが注目され、K-コート代替やアルミ代替、バリア機能アップ、透明性から包装資材として採用され、環境負荷低減にも貢献する。
フィルム多層化で不足している物性を補填し、共押出技術は処理工程数が増えない利点がある。


■ 機能性高分子フィルムの成長市場

市場規模が大きく、著しい成長が予測される市場としては、視野角拡大フィルム、偏向・位相差フィルム、AGフィルム、ARフィルムなど液晶用関連部材や異方導電性フィルムなどのエレクトロニクス用フィルムが上位を占める。このほか、生分解性プラスチックフィルム・シート、アルミナ蒸着フィルムなどが注目される。


■ 機能性高分子フィルム市場規模推移

●光学機能フィルム市場は2001年1982億円規模であった。
2005年には、4839億円(対2001年比約2.4倍)と大幅に拡大することが予測される。

●半導体用他フィルム市場は2001年2063億円で、2005年には2783億円(対2001年比約1.4倍)になると予測される。

●バリア機能フィルム市場は2001年646億円で、2005年には747億円(対2001年比約1.2倍)になることが予測される。主に食品包装資材として、酸素、蒸気などを遮断する目的で使用される。

●その他機能フィルム市場は2001年313億円規模であったが、2005年には727億円(対2001年比約2.3倍)と大幅な成長が予測される。採用領域は建築、土木、電気、食品、農業など多岐にわたり、それぞれ採用に最適の高機能化が施されている。


■ 半導体・液晶・プリント基板トレンド

●世界地域別半導体市場規模推移
(単位:百万ドル)
  1999 2000 2001 2002
(予測)
2003
(予測)
2004
(予測)
2005
(予測)
欧州 31,881 42,309 30,216 29,496 35,172 39,806 41,010
米州 47,478 64,071 35,778 34,449 42,079 47,784 48,585
アジア他 37,184 51,264 39,820 50,047 62,679 73,562 76,965
日本 32,835 46,749 33,148 28,196 33,158 37,008 37,903
合計 149,378 204,393 138,962 142,188 173,088 162,340 204,463
出典:電子情報技術産業協会「半導体市場予測」


●日本のプリント配線板生産額推移
(単位:百万円)
  1997 1998 1999 2000 2001
片面配線版 73,591 66,685 57,112 49,914 34,363
両面配線版 194,436 175,717 156,320 167,163 127,283
多層配線版 465,956 491,208 511,614 566,968 496,632
フレキシブル配線版 143,525 148,545 166,573 165,929 132,717
出典:経済産業省「機械統計年報」


●有望アプリケーション機器市場規模推移
(単位:百万円)
  2000 2001 2002見込 2003予測 2004予測
デスクトップパソコン 1,050,000 910,000 890,000 870,000 860,000
ノート/サブノート/
ブックパソコン
1,340,000 1,270,000 1,280,000 1,310,000 1,340,000
携帯情報端末 51,000 57,000 65,000 70,000 73,000
携帯電話 1,540,000 1,528,000 1,470,000 1,550,000 1,700,000
出典:富士キメラ総研「2002Webコンピューティング関連市場調査総覧」

参考文献:「2002年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望
(2002年8月:富士キメラ総研)


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