視野角拡大フィルムの市場動向

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■用途動向

●主要用途はTFT、STN向けであるが、その大半がTFT向けであり、富士写真フィルムの「WVフィルム」、新日本石油の「NHフィルム」はTFT向け、新日本石油の「LCフィルム」がSTNに採用されている。

●携帯電話向けの需要が大きく伸び、貼るだけでLCDの視野角を広げる効果があることから、ノートPC、PCモニターなどで成長をみせている。


■市場規模推移と地域別需要(1998〜2002年:推定)

●世界市場規模推移
年次 1998 1999 2000 2001 2002
販売量(千m2) 2,400 4,900 5,620 8,200 12,500
前年比(%) 204.2 114.7 145.9 152.4
出典:富士キメラ総研「2002年版機能性高分子フィルムの現状と将来展望」

2001年の視野角拡大フィルム世界市場は820万m2、226億円規模で前年比45.9%増を示している。14.15インチ以上のモニター、ノートパソコンなどの需要増による。


●世界の国別需要構成比(2001年)
国名 需要構成比(%)
日本 85.0
台湾 8.0
韓国 7.0

●需要の大半は内需であるが、台湾、韓国など海外の偏光版メーカーへの輸出も年々上昇している。


■今後の動向

<技術的課題>
●反射防止フィルムとの組み合わせなど下方向の視野角向上が進められている。
●1PS、OCB、VAなどLCDメーカーはフィルム形態以外で視野角を向上させる技術開発を進めている。

<今後の見通し>
●モニターの大画面化、LCD-TVの普及による需要拡大に確実であり、富士写真フィルムは将来の供給不足を予想し、追加投資計画を検討している。
●生産拡大によるコストダウンは価格低下をもたらすが、市場環境は追い風で販売拡大が続く。

■主要メーカー一覧

企業名 商品名
富士写真フィルム 「WVフィルム」
新日本石油 「LCフィルム」「NHフィルム」

参考文献:「2002年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望
(2002年8月:富士キメラ総研)


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