PVAフィルム(偏光フィルム用)市場動向

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■用途動向

●偏光フィルムは基板としてPVAフィルムを用い、これにヨウ素や有機染料などの色性材料を染色・吸着させ、延伸配向させる。

●コンピュータ端末や携帯電話のLCD需要が、韓国、台湾、中国などで急進している。また、液晶TV、モニターなどの伸長が期待される。


■市場規模推移と地域別需要(1998〜2002年:推定)

●世界市場規模推移
年次 1998 1999 2000 2001 2002
販売量(トン) 550 850 1,350 1,500 1,850
前年比(%) 154.5 158.8 111.1 123.3
出典:富士キメラ総研「2002年版機能性高分子フィルムの現状と将来展望」

光学用PVAフィルムの2001年の世界市場は1,500トン、28億5000万円規模を示した。

■今後の動向

<技術的課題>
●PVAフィルムの薄型化均質性の向上につき、液中方式から気中方式に転換によって延伸システムを開発。従来の板厚20〜30μmを約1/2にし、延伸ライン速度も分速20m(約2倍)と高速化を実現、品質、生産性とも向上する。

<今後の見通し>
●TFT−LCDはWV付を中心に拡大傾向。また、液晶テレビ(AR付)、帯電防止、防汚機能など偏光フィルムは今後も高い成長が予測され、これに連動してPVAフィルム需要も増加傾向を辿る。
●LCDパネルは海外メーカーの生産量が増加。TN向けはすでに海外メーカー中心で、TFT、STNも海外メーカーの品質が向上しており、日本生産中心から海外生産へシフトしている。

■主要メーカー一覧

企業名 商品名
クラレ クラレビニロンフィルム
日本合成化学工業 日合ビニロンフィルム

参考文献:「2002年版 機能性高分子フィルムの現状と将来展望
(2002年8月:富士キメラ総研)


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