ポリアセタール(POM)の市場動向 2003年版

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主要エンプラ・スーパーエンプラ樹脂の市場動向 2003
総論
[汎用エンプラ]
ポリカーボネート(PC)
ポリアミド6(PA6)
ポリアミド66(PA66)
ポリアセタール(POM)
変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)
ポリブチレンテレフタレート(PBT)
GF強化ポリエチレンテレフタレート(GF-PET)
超高分子量ポリエチレン(UHMW-PE)
[スーパーエンプラ]
ポリサルホン(PSF)
ポリエーテルサルホン(PES)
ポリフェニレンサルファイド(PPS)
ポリアリレート(PAR)
ポリアミドイミド(PAI)
ポリエーテルイミド(PEI)
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)
液晶ポリマー(LCP)
熱可塑性ポリイミド(TPI)
ポリベンズイミダゾール(PBI)
ポリメチルペンテン(TPX)
ポリシクロヘキシレン・ジメチレン・テレフタレート(PCT)
シンジオタクチックポリスチレン(SPS)
ポリアミド6T(PA6T)
ポリアミド9T(PA9T)
ポリアミド11,12(PA11,12)
フッ素樹脂
■用途動向

分野 用途例
電気・電子部品 パソコンプリンタギア、キーボード、DVD機構部品、FAX、VTR、電話機、洗濯機、タイマー、テープリール、フロッピーディスク等
自動車部品 フューエルポンプモジュール、ファスナー、ドアロック関連、メーター部品、アコンバルブ、アウタードアハンドル、シートベルト部品等
その他 スキー板などのスポーツ用品、スプリンクラー部品、使い捨てライター、給水機器部品、玩具部品、食品製造撹拌機の羽根、建材、サッシ、搬送機スクリューなど工場設備機器部品等

●POMは強度、耐疲労性に優れ、電気・電子部品ではパソコンプリンタギア、キーボード、フロッピーディスク、FAX、VTR、電話機、洗濯機、タイマー、テープリール等の各種摺動性及び剛性を必要とするギアなどの部品に採用される。

●プリンタ、FAX、電話などでは低粘度の摺動グレード、家電(TV、スイッチ、洗濯機、ジュースミキサー)のギア類では中高粘度の摺動グレードが採用される。

●自動車部品ではPOMは強度、耐疲労性が優れるため、アウタードアハンドル、シートベルト部品等に、バネ弾性、耐薬品性に優れるため、フューエルポンプモジュール、ファスナー、エアコンバルブ等に採用される。

●その他には給水機器部品、玩具部品、食品製造撹拌機の羽根、建材、サッシ、搬送機スクリューなど工場設備機器部品など強度、耐疲労性、バネ弾性、耐薬品性が必要な部品で採用される。

■市場規模推移と地域別用途別需要(2000〜2005年:推定)

●世界市場規模推移
年次 2000 2001 2002 2003 2004(見込) 2005(予測)
数量(トン) 610,000 581,000 610,000 632,000 651,000 671,000
前年比(%) 95.2 105.0 103.6 103.0 103.1

●2004年以降は対前年比103%程度で需要は伸長し、2004年には販売ベースで65.1万トン、2005年には67.1万トンの需要になるものと見込まれる。


●地域別用途別需要(2003年) (単位:トン)
地域 内需 分野別推計需要量
電気・
電子機器
自動車
部品
産業機器
部品
その他
日本を除くアジア 207,000 101,000 19,000 10,000 77,000
ヨーロッパ 175,000 31,000 70,000 25,000 49,000
アメリカ 159,000 29,000 64,000 40,000 26,000
日本 83,000 29,000 37,000 6,000 11,000

●欧米では産業機器その他分野として、POMはスキー板などのスポーツ用品、スプリンクラー部品、使い捨てライターなど、日本にはない使われ方がある。

●日本を除くアジアでは電気・電子機器向けが48.8%と高く、日本の電気・電子機器向け需要はアジアに生産シフトしているため、構成比では34.9%に減少している。

●日本を除くアジアではミニカー、人形などの玩具類、スポーツ用品、ジッパーなどその他に分類される用途の割合が高い。


■主要参入メーカーとメーカーシェア

●メーカーシェア(2003年)  <ワールドワイド>
メーカー名 シェア(%)
ティコナ 21
デュポン 20
ポリプラグループ 20
三菱グループ 12
KEP 7
旭化成ケミカルズ 6
BASF 4
KTP 3
その他 7
合計 100


■今後の動向

今後は既存の市場は中国への生産シフトが進み、欧米、日本でのPOM需要はほぼ横ばい、ワールドワイド全体でみれば3%程度で伸長していく見込みである。

参考資料:「2004年 エンプラ市場の展望とグローバル戦略
(2003年12月:株式会社 富士経済)

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