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カーポート市場は、住宅新築時の取り付け需要よりも、後付けや取り替え需要の方が多くなっている。新設住宅着工戸数の影響は少なく、カーポートの市場ステージは成熟期に入っている。
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機能やデザイン面においてメーカー間の格差が少ないため価格競争が激化しており、参入メーカーは価格安定と収益性の改善が課題となっている。
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2002年の戸建住宅においてカーポートの採用率は97.5%に達しており、戸建比率が圧倒的に多くなっている。しかし新築戸建住宅用途は、オープン外構の増加と着工減により減少傾向にある。
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| ■カーポートにおける材料特性 |
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カーポートの屋根材には、耐衝撃性、耐熱性、耐候性を持ち、さらに透明度があり美観的にも優れた特性を持つポリカーボネート樹脂が使用されている。屋根材のポリカーボネート板の他には、アクリル板、熱線遮断ポリカーボネート板、アルミ板等が使用されている。
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ポリカーボネート樹脂は、建設資材の用途では大量に使用されている。カーポートの屋根材以外には、大型建築物の屋根やアーケードの屋根、遮音板、高速道路の防音壁などの用途にも採用されている。
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| ■カーポートの市場概要 |
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カーポートは建材中ではエクステリア製品に分類され、門扉やフェンスに続いて大きな市場規模を形成している。2002年のカーポート市場は、388億円(国内需要)であり、数量ベースでは44万6,000台(前年比0.4%減)というトレンドを示している。2003年は、新設住宅着工戸数の増加による影響も若干見られ、下げ止まり傾向を示した。
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2004年以降の市場は、安定した後付け・取替え需要に支えられ、数量は横這い傾向が続くと見られるが、金額は価格競争の激化により、微減推移していくと見られる。
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| ■研究開発・製品特性 |
| 企業名 |
技術開発 |
製品特性 |
| 新日軽 |
屋根体先端部の 角度が異なっても、 屋根体同士を 連結できる カーポートの合掌構造 を開発 |
同社は、2組の片持ちカーポートを対向させて各屋根体を連結する合掌構造の技術開発を行った。このカーポートは、地面に設置された支柱から梁を介して屋根体が片持ち状に支持されている。 その2体の片持ちカーポートは、各屋根体の先端部に合掌部材を設け、合掌部材を通じて連結され、このカーポートは二台の車の車庫として使用されるものである。 従来のカーポートは、屋根体がその形状や大きさに応じて、合掌部材を設ける先端部の角度が異なっている。特に、屋根体が直線状に形成されたカーポートと、曲線状に形成されたカーポートとでは、支柱に対する梁の取付角度が異なり、屋根体先端部の角度も異なっている。従来は屋根体先端部の角度に応じて、それぞれ合掌部材を別々に用意していた。 そこで同社は、屋根体先端部の角度が異なっていても屋根体同士を連結できるカーポートの合掌構造を開発している。この合掌構造は、支柱により屋根体を片持ち状に支持された2体のカーポートを形成している。さらに、各屋根体の先端部に設けた合掌部材を通じて連結する合掌構造は、上部材と下部材からできている。 上部材は、合掌部材が各屋根体の先端部の上部を長手方向全長に渡り覆っており、下部材は、各屋根体の先端部の下部で、各屋根体と連結されている。また、下部材はヒンジ部を介して互いに回動自在な連結部材から構成されている。 そのため、左右の連結部材がなす角度を変更することができる。また重合状の固着片に互いに重合する長孔又はU字孔があるので、連結部材のなす角度を変更しても下部材と上部材を連結するための孔を確保することができる。従って、先端部の角度が異なる複数のカーポートに対して、合掌部材による対応が可能であり、部品の共用化を図ることができる。従って、カーポートのコストダウンにつなげることができる。 |
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| ■参入企業とメーカーシェア(2002年:国内ベース) |
| メーカー名 |
販売量シェア(%) |
| 東洋エクステリア |
22 |
| 三協アルミニウム工業 |
15 |
| YKK AP |
15 |
| 新日軽 |
12 |
| その他 |
36 |
| 合 計 |
100 |
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カーポート市場が成熟期に入り、メーカーシェアは大きな変動は見られない。2位の三協アルミニウム工業は、戸建住宅向けに空間提案型商品である「U.スタイル」を投入するなど販売を強化している。
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| ■今後の動向 |
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カーポート市場は、安定した後付けや取り替えの需要が下支えとなり、ここ5年ほど微増・微減を繰り返し大きな変化が見られない。ただ、現場での価格競争の激化から単価下落が進んでおり、金額ベースは実質縮小傾向が続いている。
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今後は、収納やセキュリティといった新たなコンセプトによる商品提案に関心が高まっている。
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参考文献:「2003年版 住設建材マーケティング便覧」 (2003年8月26日:富士経済) |
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