| ● |
道路関連予算の削減など、道路関連事業が全てマイナスに転じているかのように考えられがちであるが、補修・保全や環境(NOx低減材料)対策、交通安全・環境・情報通信関連資材などの分野で市場拡大が期待されている。
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| ● |
都市域の道路ではヒートアイランド現象の軽減策や交通安全対策の高度化施策が求められている。橋梁やトンネルなどの鋼製・コンクリート構造物では、耐久性向上、耐震・老朽化対策などが迫られている。これらの要請を背景として各道路管理者サイドでは、道路の新設から既存道路の補修・保全及び延命化、高機能化に重点を移している。
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| ■道路関連製品のカテゴリー別市場規模比較 (国内需要ベース) |
| ●道路関連製品のカテゴリー別販売金額、伸長率、4年間の増減額、構成比 |
| (単位:億円) |
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道路関連製品の カテゴリー |
2003年 |
2007年 予測 |
伸長率 07/03比 |
4年間の 増減額 |
構成比 |
増減率 07−03年 |
| 2003年 |
2007年 |
| 舗装関連資材 |
5,513 |
5,049 |
91.6% |
-464 |
62.2% |
57.8% |
-4.4% |
交通安全・環境・ 情報通信関連資材 |
2,378 |
2,640 |
111.0% |
262 |
26.8% |
30.2% |
+3.4% |
| 補修・保全資材 |
970 |
1,049 |
108.1% |
79 |
11.0% |
12.0% |
+1.0% |
| 合 計 |
8,861 |
8,737 |
98.6% |
-124 |
100.0% |
100.0% |
100.0% |
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| ● |
2003年の道路関連製品46品目の国内販売金額は8,861億円であり、2007年の市場規模は8,737億円(2003年比124億円の減少、その減少率は-1.4%)と推定している。舗装関連資材の減少が著しい。
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| ● |
また、2003年の製品カテゴリー(3区分)の中で、舗装関連資材の構成比が62.2%と最も大きいが、2007年には57.8%に縮小していく。逆に、交通安全・環境・情報通信関連資材は2003年に26.8%であるが、2007年には30.2%に上昇し、補修・保全資材の同11.0%は2007年には12.0%に増加すると予測している。
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| ● |
交通安全・環境・情報通信関連資材カテゴリーの中で需要増が期待されているのは、「C.C.BOX、光触媒塗料、鋼製防護柵(ガードパイプ)」である。
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| ● |
同様に、補修・保全資材カテゴリーでは「補修材料(コンクリート・鋼構造物)」を成長製品にあげている。
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カテゴリー別の対象製品は以下の46品目である。
★印のついている製品は2007年の伸長率(2003年比、金額ベース)がプラス成長の製品を示す。
★印製品は23品目を数える。
| カテゴリー |
対象の道路関連製品名 |
舗装関連資材 18品目 (★印は9品目) |
アスファルト合材、改質アスファルト、排水性舗装用アスファルト、★排水性トップコート工法、★透水性レジンモルタルシステム工法、★保水性舗装、★遮熱性舗装、★透水性コンクリート舗装、★透水性セラミック舗装、廃ガラス舗装、★光触媒舗装(ノクサー、フォトロード工法)、インターロッキングブロック、舗装用タイル、カラー平板、樹脂系舗装材、★道路用鉄鋼スラグ、凍結抑制舗装材、★軽量盛土材(EPSブロック) |
交通安全・環境・ 情報通信関連資材 19品目 (★印は8品目) |
★視覚障害者誘導用ブロック、トラフィックペイント(路面標示用塗料)、道路鋲、視線誘導標(デリネーター)、鋼製防護柵(ガードレール・ガードケーブル・★ガードパイプ)、高欄、落石防護網、防音壁、★透明遮音板、高架裏面吸音板、道路防音壁用化粧板、★トンネル内装材、化粧用樹脂型枠、★光触媒塗料、ゴム支承、★植生コンクリート(植栽コンクリート)、★ロードヒーティングシステム、情報BOX、★C.C.BOX |
補修・保全資材 9品目 (★印は6品目) |
舗装補修材、★クラック対策シート、クラック対策チップシール、★橋面防水材、★コンクリート補強用シート、★コンクリート補強用繊維(モルタル用含)、コンクリート用接着剤、★メタクリル樹脂系補修材、★補修材料(コンクリート・鋼構造物) |
| 合計46品目 |
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| ■道路関連製品の市場トレンド (国内需要ベース) |
| ●2007年 道路関連製品別販売金額の上位ランキング |
(単位:億円) |
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| 順位 |
道路関連製品 |
2007年 予測 |
伸長率 03年比 |
4年間の 増減額 |
カテゴリー |
| 1 |
アスファルト合材 |
3,415 |
89.9% |
-385 |
舗装関連資材 |
| 2 |
C.C.BOX |
990 |
132.0% |
240 |
交通安全・環境・情報通信関連資材 |
| 3 |
舗装用タイル |
795 |
90.3% |
-85 |
舗装関連資材 |
| 4 |
コンクリート用接着剤 |
580 |
100.0% |
0 |
補修・保全資材 |
| 5 |
鋼製防護柵 (ガードパイプ) |
395 |
112.9% |
45 |
交通安全・環境・情報通信関連資材 |
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| ● |
上記の数表は2007年において、販売金額がトップ5の道路関連製品を一覧にしたものである。
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| ● |
道路関連製品の中で、舗装関連資材の「アスファルト合材」と「舗装用タイル」市場は、共に4年後(2003年を基準として)には10%前後の減少が予測される。
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| ● |
一方、情報通信分野の「C.C.BOX」市場は、電線類の収容・地中化計画を背景として240億円(2003年比)の需要増加が見込まれ、2007年には990億円に拡大すると推定している。
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| ●道路関連製品の伸長率(2007÷2003年)上位ランキング |
(単位:百万円) |
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| 順位 |
道路関連製品 |
2003年 |
2007年 予測 |
伸長率 07/03比 |
増加金額 07−03年 |
カテゴリー |
| 1 |
光触媒塗料 |
1,050 |
6,500 |
619.0% |
5,450 |
舗装関連資材 |
| 2 |
光触媒舗装 (ノクサー) |
16 |
95 |
597.5% |
80 |
| 3 |
光触媒舗装 (フォトロード工法) |
14 |
80 |
592.6% |
70 |
| 4 |
遮熱性舗装 |
225 |
1,150 |
511.1% |
930 |
| 5 |
保水性舗装 |
250 |
970 |
388.0% |
720 |
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| ● |
2003年の道路関連製品46品目の中で、伸長率(2007÷2003年)が大きい製品は上位5位まで舗装関連資材が占めている。特に、光触媒技術を利用した塗料、舗装材の伸びが顕著である。例えば、光触媒塗料にはNOx除去効果や防汚作用が期待されており、光触媒舗装にはNOx除去効果が成長要因になっている。
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| ● |
他には、遮熱性舗装(ヒートアイランド現象の緩和)、保水性舗装(ヒートアイランド等熱環境汚染の緩和)の需要拡大が期待される。
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| ●道路関連製品の増加金額(2007−2003年)上位ランキング |
(単位:億円) |
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| 順位 |
道路関連製品 |
2003年 |
2007年 予測 |
伸長率 07−03比 |
カテゴリー |
| 1 |
C.C.BOX |
750.0 |
990.0 |
240.0 |
交通安全・環境・ 情報通信関連資材 |
| 2 |
光触媒塗料 |
10.5 |
65.0 |
54.5 |
舗装関連資材 |
| 3 |
鋼製防護柵 (ガードパイプ) |
350.0 |
395.0 |
45.0 |
交通安全・環境・ 情報通信関連資材 |
| 4 |
補修材料 (コンクリート・鋼構造物) |
200.0 |
245.0 |
45.0 |
補修・保全資材 |
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| ● |
道路関連製品46品目の中で、需要増加金額(2007-2003年)が大きいのは上記の4製品である。C.C.BOXが1位にランクされており電線地中化の動きに対応している。また光触媒塗料はNOx除去効果などが見込まれている。
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| ● |
鋼製防護柵(ガードレール、ガードケーブル、ガードパイプ)の中でも、特に、ガードパイプの需要増加が注目される。(ガードパイプは景観性が良好なため、ガードレールの一部を代替している。)
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| ● |
補修材料(コンクリート・鋼構造物)は、橋梁などの土木構造物のメンテナンス対策や耐久性の向上を目的として販売金額の上昇が見込まれている。
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| ●エンジニアリングプラスチック材料を使用した道路関連製品とカテゴリー
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| カテゴリー |
主な道路関連製品 |
交通安全・環境・ 情報通信関連資材 |
防音壁、透明遮音板、視線誘導標(反射板)、道路防音壁用化粧板、他 |
| 補修・保全資材 |
コンクリート補強用シート、コンクリート用接着剤、コンクリート補強用繊維、他 |
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| ■道路関連業界におけるエンジニアリングプラスチック材料、採用の方向性 |
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PC樹脂は防音壁、透明遮音板、視線誘導標(反射板)などの用途で使用実績があり、近年は透明遮音板の需要増が期待されている。
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| ● |
コンクリートの補強・補修や接着分野において、アラミド繊維やポリエステル系接着剤の市場を形成している。コンクリート構造物の耐震補強を目的とした補修・保全資材カテゴリー分野の需要が、徐々に増加傾向を示している。
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参考文献:「2004年 道路関連市場の現状と将来展望」 (2004年4月28日:富士キメラ総研)
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