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ポリアミド66(PA66)は、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンを原料として共縮重合反応によって合成される。融点は255〜265℃とPA6よりも高く、高耐熱性・機械特性を生かし、主に射出成形品向けに供給されている。用途は自動車部品のウェイトが高く、ワイヤーハーネスコネクターなどに実績がある。
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| ■世界市場におけるアジアエンプラ市場の位置付け(2003年ベース) |
| 市場区分 |
国・地域 |
構成比(%) |
販売量 |
位置付け |
| アジア合計 |
日本 |
8.2 |
67千t |
16.9万t 20.6% |
| 中国 |
6.3 |
52千t |
その他のアジア (台湾、韓国、ASEAN)他 |
6.1 |
50千t |
| その他 |
欧州、米国 |
79.4 |
651千t |
79.4% |
| 世界市場 |
合計 |
100.0 |
820千t |
100.0% |
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| ● |
PA66のアジア市場は2003年に16.9万tの需要を形成している。PA66の世界需要が82万tに対してアジア地域は約2割の販売シェアを占める。また、その他のアジア市場は5万tである。(例えば、インドでは工業製品、自動車、鉄道需要の伸びによってPA66の販売量が増えている。)
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| ● |
中国のPA66需要は2001年から2003年まで、年平均伸長率が14.0%増で推移しており、2004年の中国市場は6.05万t(前年比116.3%)になると予測している。
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| ■用途動向(PA66のアジア市場における用途構成) |
| 用途先 |
販売量 ウェイト(%) |
主な用途例 |
| 自動車部品 |
40 |
ラジエータータンクカバー、ワイヤーハーネスコネクター、エンジンカバー、リザーバータンクケース、シリンダヘッドカバー、キャニスター、ヒューズ、クリップ、ファスナー、フロントエンドモジュール、アウトサイドミラーハウジング、電気系統リレー、ルーフレール等 |
| 電気電子部品 |
31 |
家電部品(各種コネクタ、スイッチ、コイルボビン)、モーターキャップ、マイクロモータ部品等 |
| その他 |
29 |
結束バンド、オフィス家具(椅子等)、手すり、バックル等 |
| 合計 |
100 |
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| ● |
PA66は耐熱性、耐油性などに優れていることから、自動車部品(エンジンカバー、ラジエータタンク等)に多く使用されている。ラジエータータンクケースには耐熱性、耐油性、耐薬品性に優れたガラス繊維強化のPA66が採用されている。
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| ● |
ワイヤーハーネスコネクターには従来からPA66が主流であったが、近年は寸法精度などの観点からPBTが主要材料となっている。但し、ヒューズボックスなど比較的大きいコネクタや衝撃が加わる箇所のコネクタにはガラス繊維で強化されたPA66が採用されている。
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| ■PA66のアジア市場規模推移及び予測(2003〜2008年) |
| (単位:千t、%) |
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2003年 |
2004年見込 |
2005年予測 |
2006年予測 |
2007年予測 |
2008年予測 |
| 販売数量 |
169 |
179 |
191 |
205 |
221 |
239 |
| 前年比 |
― |
105.9 |
106.7 |
107.3 |
107.8 |
108.1 |
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| ● |
アジアにおけるPA66市場は2003年に16.9万tの販売実績があり、2008年には23.9万t(2003年比1.41倍)に上昇すると予測している。金額ベースでは2003年は830億円であり、2008年には1,260億円(同1.52倍)市場に拡大すると見ている。
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| ■参入企業とメーカーシェア(2003年) |
| 【PA66のアジア市場】 |
| メーカー名 |
販売量シェア(%) |
| デュポン |
40 |
| 旭化成ケミカルズ |
36 |
| 東レ |
14 |
| その他 |
10 |
| 合 計 |
100 |
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| ● |
PA66のアジア市場において、デュポンが6.8万tを販売しトップシェアを占めている。2位の旭化成ケミカルズは、アジアで唯一、原料から製品まで一貫生産体制を確立していることが強みとなっている。3位の東レは、中国の生産拠点(華北、華東、華南)においてコンパウンドの生産設備を強化している。
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| ■今後の動向 |
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中国市場において自動車や家電部品の生産が集中することよって、中国のPA66需要は2005年以降、年率15〜16%増の伸長率が継続する見通しである。
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| ● |
PA66樹脂は新規用途の開拓というよりも、いかに生産コストの低減化を進めるか、供給体制を強化するかという課題に力点をおいた戦略がうかがえる。
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参考文献:「2005年 中国・アジアプラスチック市場の現状と将来展望」 (2004年10月29日:富士経済)
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