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2003年から2004年にかけて国内の非接触ICカード市場は、JR東日本・Suica電子マネーやJR西日本・ICOCAサービスの開始や、アミューズメント/レジャー施設での導入促進、電子マネーEdy普及の兆候などが、市場を牽引する要因となっている。一方、期待された住民基本台帳カードは需要を喚起するには至らず市場拡大に寄与しなかった。 |
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接触式ICカードの特徴を以下の一覧表に整理した。 |
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ICカードの製品特性 |
| 非接触式の分類と市場調査範囲 |
本稿では、国際標準のISO14443(近接型;通信距離10†以下)TypeA、TypeB、ソニーが開発したFeliCa技術方式を対象とする。周波数13.56MHz。 また、接触/非接触一体型(ハイブリッド/デュアルインターフェース)を含む。 但し、ISO10536(密着型;通信距離数mm、ISO15693(近傍型;通信距離70cm以下)は対象外とする。 |
| 非接触式の特徴 |
非接触ICカードは、電池内蔵型(A)と外部からの電磁波で電力を得て動作するタイプ(B)に分類される。 Aは非接触ICカードから発信する電波の出力が大きい。逆にBはカードからの発信出力が小さく、通信距離を最大にするには、リーダ・ライタとのマッチングを最適化する必要がある。 |
| 非接触式のアプリケーション |
JR東日本・Suica電子マネー、JR西日本・ICOCA、アミューズメント/レジャー施設向けICカード、電子マネーEdy、住民基本台帳カード、運転免許証、電子パスポートなど。 |
| 非接触式の構成部品・構造 |
構成部品は、剛性の電気絶縁性プラスチック基材内に、ICチップ、アンテナ等を埋設して構成されている。 |
| カード材質 |
非接触ICカ−ドは、偽造防止用のホログラムや内容の一部を目視表示できるリライト表示ラベル等を搭載するため、PVC、PET-G等の熱可塑性樹脂が表裏に使用されている。 |
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| ■需要分野別販売動向(2003年国内需要) |
| 需要分野 |
販売数量シェア(%) |
| 交通(鉄道) |
39 |
| アミューズメント/レジャー施設 |
37 |
| 電子マネーEdy |
11 |
| その他 |
13 |
| 合 計 |
100 |
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非接触のTypeA、TypeB、及びFeliCa方式を合わせた国内非接触ICカード市場は、需要先別では交通分野とアミューズメント/レジャー施設の導入が多くなっている。
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交通系ではJR東日本・Suica、JR西日本・ICOCAに続き、スルッとKANSAI・PiTaPa、更には、パスネットとバス共通カードを統合しIC化したIC乗車券システム「PASMO(パスモ)」の導入が2007年3月に控えている。
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アミューズメント/レジャー施設は、アーケードゲーム、パチンコ店での非接触ICカードシステムの導入機運が高まっている。
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| ■非接触式ICカードの市場規模推移 2003〜2008年(国内需要) |
| 単位:百万円、% |
| 年次 |
2003年 |
2004年見込 |
2005年予測 |
2006年予測 |
2007年予測 |
2008年予測 |
| タイプ |
| Type A |
2,300 |
3,200 |
3,800 |
4,300 |
4,800 |
5,300 |
| 前年比 |
− |
139.1 |
118.8 |
113.2 |
111.6 |
110.4 |
| Type B |
3,400 |
1,800 |
6,500 |
8,500 |
8,000 |
7,500 |
| 前年比 |
− |
52.9 |
361.1 |
130.8 |
94.1 |
93.8 |
| FeliCa |
5,000 |
4,500 |
4,500 |
4,500 |
4,000 |
3,800 |
| 前年比 |
− |
90.0 |
100.0 |
100.0 |
88.9 |
95.0 |
| 合計 |
10,700 |
9,500 |
14,800 |
17,300 |
16,800 |
16,600 |
| 前年比 |
− |
88.8 |
155.8 |
116.9 |
97.1 |
98.8 |
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| ● |
国内における非接触ICカードの2003年市場規模(TypeA、TypeB、FeliCaを合計した販売数量)は、2,300万枚(前年比252.7%)となり、販売金額では107億円(同310.1%)である。同年はJR東日本・Suica電子マネー、JR西日本・ICOCAの発行や、TypeBによる一部レジャー施設需要が市場規模を押し上げた。
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| ■参入企業と販売シェア(2003年国内需要) |
| 企業名 |
発行数量シェア(%) |
| ソニー |
39 |
| NECトーキン |
11 |
| 東京磁気印刷 |
10 |
| 大日本印刷 |
7 |
| その他 |
33 |
| 合計 |
100 |
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マーケットシェアはTypeA、TypeB、FeliCa方式を合計した非接触ICカード全体の販売量シェアを示す。
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| ● |
2003年はソニーがJRへの納入実績が貢献しトップシェアとなっている。カードの製作はソニーが開発した非接触FeliCa技術に基づいて、凸版印刷、大日本印刷、共同印刷など複数の印刷会社が製造を行っている。
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| ■今後の動向 |
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交通分野ではJR東日本・Suicaが先行しており、そしてJR西日本・ICOCAに続き、スルッとKANSAI・PiTaPaの導入、更にはパスネット・バス共通カードのICカード乗車券という大型案件の導入が、2004〜2007年にかけて進められている。当面これらの案件が中心となり非接触ICカード市場を牽引すると見られる。
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参考文献:「カード市場マーケティング要覧 2004年版」 (2004年7月28日:富士キメラ総研) |
※本記事は富士経済グループ各社の独自調査により編集したものです。 |
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