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非粘着塗料は、塗装面に食材や物が付着しにくいという特性があり、調理器具等の家庭用途を始め、複写機・プリンター用ロール、各種金型などの工業用途、化学プラント用機器等に利用されている。
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| ● |
塗膜形成材料に使用される樹脂は、フッ素樹脂(PTFE、PFA、FEPなど)が代表的であり、本稿ではフッ素樹脂系の非粘着塗料(フッ素樹脂コーティング)を対象とする。
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| ● |
非粘着塗料を使用する場合、工場などの塗装工程「脱脂→下地処理→非粘着塗料のコート→焼成→検査」においては焼成プロセスが必須である。従って、被塗物はスチール、ステンレス、アルミなどの金属類や、ガラス、セラミックスなど焼成温度に耐えられる材料に限定される。
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| ■用途別ウェイト(2004年 国内需要(輸出含む)) |
| 用途名 |
具体的用途例 |
販売数量ウェイト(%) |
| 家電/家庭用品 |
家庭用厨房機器/器具(フライパン、鍋、電子レンジ等)、他 |
38 |
| OA機器 |
コピー機・プリンター等の給・排紙用各種ロール、他 |
26 |
| 自動車用 |
リードバルブシート、スロットルシャフト、ピストン、他 |
19 |
| その他工業用 |
食パン等の食型、カメラ部品、他 |
17 |
| 合計 |
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100 |
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| ● |
非粘着塗料の主要用途は家電製品・家庭用品の分野である。家庭用調理器具においては「テフロン」ブランドの認知度が非常に高く、家電・家庭用品分野では非粘着塗料が多く消費されている。
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| ● |
食材が焦げ付かない、汚れ落としが容易などのメリットから需要の裾野が広がっている。
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| ■非粘着塗料の市場規模推移(2004〜2008年 国内需要(輸出含む)) |
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2004年 |
2005年見込 |
2006年予測 |
2007年予測 |
2008年予測 |
| 販売数量 |
2,400 |
2,400 |
2,410 |
2,410 |
2,420 |
| 前年比 |
― |
100.0 |
100.4 |
100.0 |
100.4 |
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| ● |
2004年の非粘着塗料(フッ素樹脂コーティング)市場の販売数量は2,400t、販売金額は77.5億円(メーカー出荷ベース)である。2005年以降の販売数量は横這いで推移する見通しであり、2008年は78億円と予測している。
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| ● |
非粘着塗料は家電製品などの耐久消費財や生産財市場において広く普及している塗料である。今後、新規用途の開拓余地は少ないが安定需要に支えられ、横這いで推移する見通しである。
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| ■参入企業とメーカーシェア(2004年 国内需要(輸出含む)) |
| メーカー名 |
販売数量シェア(%) |
| ダイキン工業 |
40 |
| デュポングループ |
40 |
| オキツモ |
10 |
| その他 |
10 |
| 合 計 |
100 |
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| ● |
ダイキン工業とデュポングループ(デュポン及び三井・デュポンフロロケミカル)の2社で市場の8割を占める。
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| ● |
代表的な製品としては、ポリフロンPTFEエナメル(ダイキン工業)、テフロンコーティング(デュポングループ)が挙げられる。
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| ● |
デュポン社の商標である「テフロン」は、調理器具(フライパンなど)向けの非粘着加工用塗料として、安定した需要基盤を築いている。
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| ■今後の動向 |
| ● |
非粘着塗料は、非粘着機能以外には耐熱性、耐蝕性、低摩擦特性(すべり性)などの機能を活かして、家庭用調理器具から工業用途まで幅広く使用されているが、当該市場の成熟化が進んでおり新規用途の開拓余地は少ない。今後も一定量の需要を確保しつつ安定した推移が予測される。
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参考文献:「2005年版 機能性塗料・コーティングの現状と将来展望」 (2005年1月31日:富士キメラ総研) |
※本記事は富士経済グループ各社の独自調査により編集したものです。 |
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