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樹脂サッシ市場の成長要因としては、次世代省エネルギー基準で分類されている断熱I(北海道)、II地域(北東北3県)以外に、甲信越地域で普及の動きを見せていることと、熱伝導率がアルミサッシの1/1000という高い断熱性能を持っていることが挙げられる。
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| ● |
逆に、成長阻害要因は「アルミ樹脂複合サッシ」の普及が顕著であり、特に北東北や九州地域において普及率の上昇が顕著である。
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| ■樹脂サッシにおける材料特性 |
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樹脂サッシを構成する枠材、各框(かまち)材向けの樹脂は、通常、硬質PVCが使用されており、他にはABS樹脂等が採用される。構成部品は押出成形や射出成形などによって加工されている。
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樹脂サッシは防火性能を向上させるため、樹脂サッシの部材(空洞内)に、エンプラなどを用いた熱膨張性耐火材料(耐火シート)及び木質部材を挿入して防火性能を高めている。
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| ■樹脂サッシの用途動向(2003年 国内需要) |
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| 用途 |
戸建住宅 |
集合住宅 |
合計 |
| 国内販売数量 |
810 |
180 |
990 |
| 構成比 |
81.8% |
18.2% |
100.0% |
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| ● |
2003年の樹脂サッシ市場における用途別需要構成比は、戸建住宅向けが約82%、集合住宅向けが18%強となり、販売数量では戸建住宅が圧倒的に多い。
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| 用途 |
新築住宅 |
既築住宅 |
合計 |
| 国内販売数量 |
900 |
90 |
990 |
| 構成比 |
90.9% |
9.1% |
100.0% |
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| ● |
新築住宅向け樹脂サッシの販売比率は9割を越えており、新築住宅への依存率が極めて高い製品である。
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| ■樹脂サッシの市場規模推移(2003〜2005年) 国内需要 |
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2003年 |
2004年見込 |
2005年予測 |
| 国内販売数量 |
990 |
935 |
935 |
| 前年比 |
− |
94.4 |
100.0 |
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| ● |
上記の市場規模はオール樹脂サッシ(外窓)の市場を示している。アルミ樹脂複合サッシは含まれていない。
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| ● |
樹脂サッシは、北海道地域の普及率が圧倒的に高くなっているが、アルミと樹脂などの複合サッシと競合しており市場は縮小傾向を示している。
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| ● |
2003年の樹脂サッシの販売数量は99万窓(前年比95.2%)、金額では275億円(同94.8%)である。2005年は260億円(同100.0%)と予測している。
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| ■参入企業とメーカーシェア(2003年 国内需要) |
| メーカー名 |
販売数量ウェイト(%) |
| トステム |
27 |
| YKK AP |
26 |
| シャノン |
22 |
| 鐘淵化学工業 |
10 |
| その他 |
15 |
| 合 計 |
100 |
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| ● |
トステムは「マイスターII」、YKK APは「プラマード」、シャノンは「シャノンウインド」、鐘淵化学工業(2004年9月に社名をカネカに変更)は「エクセルウインド」を主力商品として販売している。
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| ● |
その他には専業のメルツェンのほか、新日軽や三協立山アルミ(三協アルミニウム工業と立山アルミニウム工業は2006年6月に合併し社名を変更)といった大手サッシメーカーが参入している。
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| ■今後の動向 |
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近年、樹脂サッシが備えている高い断熱特性、防露機能が見直されているが、競合するアルミ片材と樹脂を組み合わせた複合サッシに需要が奪われている。
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| ● |
トステムやYKK APは複合サッシの開発と販売に注力している。主な需要地域は北海道や東北などの積雪地域と位置付けている。今後は、潜在需要地域の開拓が課題となっており、少しずつではあるが需要が伸びている九州地域等への販売強化を推進している。
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参考文献:「2004年版 住設建材マーケティング便覧」 (2004年7月16日:富士経済) |
※本記事は富士経済グループ各社の独自調査により編集したものです。 |
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