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ガソリンエンジンの燃料ポンプ(フューエルポンプ)は、燃料タンクの内部に搭載されており、燃料をインジェクタ(シリンダー内に燃料を噴射するノズル)に送り込むための部品である。
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燃料ポンプには電動モータと羽根車(インペラ)が内装され、モータの回転に連動して羽根車がガソリンを押し出すしくみになっている。
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| ■燃料ポンプの材料特性 |
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円筒状の電動燃料ポンプのハウジング材料は、スチールやアルミニウムなどの金属材料が用いられている。通常、ポンプハウジング材料は、部品の軽量化や耐摩耗性を向上させるためアルミ合金が使用されている。また、ポンプインペラには繊維で強化したPPS樹脂が採用され電動燃料ポンプ装置の軽量化が図られている。
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| ■市場規模推移及び予測(2004~2007年、2010年 世界/国内需要) |
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2004年 |
2005年見込 |
2006年予測 |
2007年予測 |
2010年予測 |
| 世界販売数量 |
51,170 |
52,450 |
53,720 |
55,300 |
59,050 |
| 前年比 |
― |
102.5 |
102.4 |
102.9 |
― |
| 国内販売数量 |
9,670 |
9,950 |
10,120 |
10,300 |
10,450 |
| 前年比 |
― |
102.9 |
101.7 |
101.8 |
― |
| 国内販売比率 |
18.9 |
19.0 |
18.8 |
18.6 |
17.7 |
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| ● |
上記の数表にはディーゼル車向け燃料噴射ポンプの販売量は含んでいない。
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| ● |
ガソリンエンジン向けの燃料ポンプは、部品の軽量化や生産ラインの簡素化を図るため、周辺部品(燃料フィルター、レッシャレギュレータ、カットオフバルブなど)を一体化した燃料ポンプモジュールが開発され、自動車メーカーに納入するケースが増えている。
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| ● |
2004年の世界市場は販売数量が5,117万個で、販売金額は1,729億円(メーカー出荷ベース)である。2010年は同1,757億円になると予測している。
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| ■研究開発・技術動向 |
| 企業名 |
技術開発 |
研究開発と技術の概要 |
| 愛三工業 |
部品を共通化しコスト低減可能な燃料ポンプモジュールを開発 |
燃料ポンプモジュールは一般的に、燃料タンク内に配置される燃料ポンプと、燃料濾過用のストレーナ、燃料ポンプから吐出される燃料の圧力を調整するプレッシャレギュレータ、燃料タンクに形成され開口孔に嵌合する蓋部材(機能部品)から構成されている。 従来から、燃料ポンプモジュールの蓋部材は車種によって配管部の向きや長さなどが様々であり、異なる機種毎に蓋部材を個々に製造する必要があった。このような製造工程が部品の共通化やコスト低減を阻害していた。 そこで同社は本体部材及び連絡部成形材などの部材を共通化し、セット部材を改良することによりコスト低減を実現している。 同社が開発した燃料ポンプモジュールは、低コストが要求される二輪車用の燃料ポンプモジュールとして評価されている。 二輪車向け燃料ポンプモジュールは、燃料ポンプ、ケーシング部材、セットプレート、プレッシャレギュレータ、サクションフィルタ、センダゲージから構成される。 ケーシング部材は燃料ポンプの内嵌が可能で、ほぼ円筒状のポンプ保持筒部を主体に部材が加工されている。ケーシング部材にはポリアセタール(POM)、PA等の樹脂が採用されている。 また、セットプレート(プレート本体とフィードパイプから構成)は、これらもPOM、PA樹脂で加工されている。 また、燃料ポンプモジュールの用途先は、二輪車用に限定されるものではなく、四輪車用、その他用途のエンジンにも適用が可能である。 |
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| ■参入企業とメーカーシェア(2004年 世界需要) |
【ガソリン車向け燃料ポンプ】
| メーカー名 |
販売数量ウェイト(%) |
| デンソー |
21 |
| 愛三工業 |
17 |
| デルファイ |
16 |
| シーメンスVDO |
14 |
| その他 |
32 |
| 合 計 |
100 |
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デンソーが設立した中国広州市の電装(広州南沙) 有限公司(2004年7月設立)は「広州南沙開発区」において、排出ガスの浄化と燃費向上に寄与するガソリンエンジン用の燃料噴射装置を2005年末から生産を開始する。電装(広州南沙)は、燃料ポンプとインジェクタを生産し、トヨタ自動車を始め中国全土の日系メーカーに供給する予定である。
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愛三工業は燃料ポンプモジュールの開発・販売に力を入れている。周辺部品の一体化と燃料のリターンレス化によって、システムコストの低減や燃料タンク内で生じる蒸発ガソリンの低減や静粛性を高めている。
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| ■今後の動向 |
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自動車の軽量化を背景として、燃料ポンプの樹脂化/モジュール化が急速に進んでいくものと予想される。
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参考文献:「2005年版 自動車部品マーケティング便覧」 (2005年5月31日:富士キメラ総研) |
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