| ■ワールドワイドの用途別需要構成 2005年販売数量ベース |
| 用途 |
構成比(%) |
主な用途例 |
| 自動車 |
31 |
エアスポイラー、フェンダー、ドアハンドル、ホイールキャップ、インストルメントパネルなど |
| 電気・電子機器 |
26 |
CRT用フライバックトランス、バッテリーチャージャー、電源アダプタ、スイッチなど |
| 家電・OA機器 |
22 |
コピー(複写)機、プリンタ、ファクシミリ等のシャーシとハウジングなど |
| その他 |
21 |
ポンプ水回り部品など |
| 合計 |
100 |
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| ● |
自動車用途ではハッチバックのドアパネルなどが新既用途として採用されている。
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| ● |
m-PPEは難燃性、成形性、強度などが優れており、主にシャーシや内部機構部品に採用されている。近年はフラットテレビのハウジング、DVDなどのドライブメカニズム部品等が新しい用途として挙げられる。
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| ■変性ポリフェニレンエーテルの材料動向 |
| ● |
易燃性の合成樹脂を難燃化するには、従来からハロゲン系化合物及び三酸化アンチモンを添加するなどの難燃化手法が用いられてきた。近年は環境衛生の観点から好ましくないため、難燃化手法の改善が望まれている。
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| ● |
ポリフェニレンエーテル(PPE)又はPPEとスチレン系樹脂との混合樹脂を難燃化するには、ハロゲン含有化合物を用いずに、トリフェニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェートなどのモノリン酸エステル、レゾルシノールやビスフェノールAとフェノール化合物との縮合リン酸エステルなどの有機リン酸エステルが用いられてきた。
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| ● |
しかし、これらの樹脂コンパウンドは耐熱性、物性の低下、高温高湿下における吸水、射出成形時の発煙、金型への難燃剤の付着などが課題となっている。今後はこれらの問題点を改善した樹脂開発が求められている。
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| ■市場規模推移及び予測(2005~2008年、2010年 世界/国内需要) |
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2005年 |
2006年見込 |
2007年予測 |
2008年予測 |
2010年予測 |
| 世界販売数量 |
365 |
376 |
388 |
400 |
424 |
| 前年比 |
― |
103.0 |
103.2 |
103.1 |
― |
| 国内販売数量 |
41 |
41 |
41 |
41 |
41 |
| 前年比 |
― |
100.0 |
100.0 |
100.0 |
― |
| 国内販売比率 |
11.2 |
10.9 |
10.6 |
10.3 |
9.7 |
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| ● |
ディスプレイ用途では、CRT(ブラウン管方式)向けの需要が終息に向かっているのに対して、フラットテレビのハウジング部品、プロジェクタの内部部品、DVDドライブの機構部品などの用途で新既需要が発生している。2006年以降、m-PPEの世界需要は年率3%増で推移する見通しである。
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| ● |
2005年の変性ポリフェニレンエーテル樹脂の世界販売数量は36.5万tで、販売金額は1,690億円である。2010年には1,960億円(2005年比1.16倍)に拡大すると予測している。
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| ■参入企業とメーカーシェア(2005年 世界需要) |
| メーカー名 |
販売数量ウェイト(%) |
| ジーイープラスチックス |
75 |
| 旭化成ケミカルズ |
19 |
| その他 |
6 |
| 合 計 |
100 |
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| ● |
ジーイープラスチックスの市場占有率は欧米地域でおよそ90%、世界市場では75%のシェアを占めている。アジア地域のコンパウンド拠点は中国、タイ、韓国、オーストラリアに工場を設置している。日本からアジア向けに輸出するよりも、地理的に有利な中国やタイの拠点からm-PPEの販売が増えている。
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| ● |
その他のメーカーは、三菱エンジニアリングプラスチックス、住友化学などが挙げられる。
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| ■今後の動向 |
| ● |
自動車の排ガス規制や低公害車に対する関心が高まっている。近年は脱塩ビを目的として電線被覆材料向けの商品グレードが開発されるなど、m-PPEについても環境対応型商品の開発が積極的である。
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参考文献:「2006年 エンプラ市場の展望とグローバル戦略」 (2006年6月5日:富士経済) |
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