| ● |
プラスチックフィルム(51品目)について、販売金額と伸長率の大きい順にランキング表を作成した。
|
|
| ■2009年におけるプラスチックフィルムの販売金額上位ランキング(国内需要) |
|
|
| 順位 |
樹脂区分 |
フィルムの種類 |
2005年 |
2009年 |
伸長率(%) |
主な需要分野 |
| 1 |
汎用プラ |
TAC |
920 |
2,038 |
221.5 |
液晶ディスプレイ |
| 2 |
汎用エンプラ |
PET |
1,670 |
1,910 |
114.4 |
エレクトロニクス |
| 3 |
汎用プラ |
LDPE |
1,496 |
1,523 |
101.8 |
包装、工業・産業 |
| 4 |
汎用プラ |
HDPE |
1,265 |
1,319 |
104.3 |
包装 |
| 5 |
汎用プラ |
OPP |
1,065 |
1,210 |
113.6 |
包装 |
| 6 |
スーパーエンプラ |
PI |
490 |
860 |
175.5 |
エレクトロニクス |
| 7 |
汎用プラ |
CPP |
636 |
718 |
112.9 |
包装 |
|
| ● |
2005年に1,000億円を超えるフィルムは4品目(PET、LDPE、HDPE、OPP)であるのに対して、2009年には更に1品目トリアセチルセルロース(TAC)フィルムが追加され5品目に増加する見込みである。 |
| ● |
また、TACは2005年に5位であったのに対して、2009年には2,038億円(2005年比2.22倍)に拡大し1位になると予測される。その成長要因は、LCDパネルの偏光膜保護フィルム向けに供給されていることが挙げられる。 |
| ● |
プラスチックフィルムは種類別に見ると汎用プラが中心であるが、2位に汎用エンプラのPETが入り、6位にはスーパーエンプラのPIがランキングされている。 |
|
| ■2009年におけるプラスチックフィルムの伸長率上位ランキング(国内需要) |
|
|
| 順位 |
樹脂区分 |
フィルムの種類 |
2005年 |
2009年 |
伸長率(%) |
| 1 |
その他 |
非晶性PO |
110 |
280 |
254.5 |
| 2 |
汎用プラ |
TAC |
920 |
2,038 |
221.5 |
| 3 |
その他 |
グリーンプラ(PLA系) |
17 |
37 |
217.6 |
| 4 |
スーパーエンプラ |
LCP |
8.7 |
18.9 |
217.2 |
| 5 |
スーパーエンプラ |
PI |
490 |
860 |
175.5 |
| 6 |
スーパーエンプラ |
PPS |
33.5 |
54.0 |
161.2 |
| 7 |
汎用エンプラ |
PC(光学用) |
33 |
51 |
154.5 |
| 8 |
汎用エンプラ |
PBT |
14.5 |
21.5 |
148.3 |
| 9 |
汎用プラ |
PVA無延伸 |
270 |
400 |
148.1 |
| 10 |
スーパーエンプラ |
アラミド |
263 |
355 |
135.0 |
|
| ● |
上位にランクされている10フィルムにおいて、2009年の伸長率が2005年に対して2倍以上の成長が予測される製品は非晶性PO(2005年比2.55倍)、TAC(同2.22倍)、グリーンプラ(PLA系)(同2.18倍)、LCP(同2.17倍)の4品目である。
|
| ● |
1位の非晶性POの伸長率が大きい理由は、低複屈折性や寸法安定性、耐熱性が優れていることから液晶ディスプレイ用途で需要が拡大し、特に「位相差フィルム」への採用が成長要因となっている。
|
| ● |
3位のグリーンプラ(PLA系)フィルムは、トウモロコシなどを原料にしたバイオプラスチック(植物樹脂)系の製品(石化由来系は対象外)である。
|
| ● |
Nature Works社(カーギルの100%子会社、本社:米国ミネソタ州)のポリ乳酸「ネイチャーワークス(PLA)」が代表的な原料である。グリーンプラの中では硬質で透明性が優れポリスチレンに近い物性を持っている。主な用途はブリスターパックなどの包装分野や封筒窓用フィルムなどが挙げられる。
|
|
参考文献:「2006年 プラスチックフィルム・シートの現状と将来展望」 (2006年7月18日:富士キメラ総研) |
※本記事は富士経済グループ各社の独自調査により編集したものです。 |
マーケット情報TOPへ
|