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機能性塗料・コーティングは、自動車、電気機器・家電製品、建築・土木資材、日用雑貨など様々な被塗物の美装や保護などを主な目的とし、さらに化学的機能や物理・機械的機能、電気・電子機能、光学的機能による被塗物の高機能化や付加価値化も果たしている。
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| ■市場規模推移 |
| 分野 |
2009年 |
2010年 (見込) |
2014年 |
14年/09年比 |
電気・電子・光機能 (6品目) |
463 |
518 |
589 |
127.2% |
物理・化学的機能 (14品目) |
2,356 |
2,472 |
2,555 |
108.4% |
熱的機能 (4品目) |
207 |
225 |
326 |
157.5% |
環境対応型 (9品目) |
1,321 |
1,438 |
1,589 |
120.3% |
その他注目用途 (9品目) |
2,267 |
2,437 |
2,480 |
109.4% |
合計 (計42品目) |
6,614 |
7,091 |
7,539 |
114.0% |
※国内市場+輸出市場 ※各分野を億円単位で四捨五入しているため合計と一致しない年がある |
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| 1)全体の市場動向 |
| 機能性塗料・コーティング国内市場は14%増・・・熱的機能や環境対応型などが高成長を示し、注目市場の「遮熱塗料」は2倍強となり室温上昇の抑制効果等空調の省エネ、地球温暖化対策に貢献。 |
| 2008年秋以降の世界的な景気後退の影響で、機能性塗料・コーティングの需要先となる自動車、電気・電子、建材などの各産業が落ち込んだことで、2009年の市場は前年比13.9%減の6,614億円と大きく縮小した。 |
| 2010年は需要先の各産業が回復基調にあることから、機能性塗料・コーティング市場も反転し、前年比7.2%増の7,091億円が見込まれる。以降2014年まで年率1~2%程度の拡大が予測される。しかし、需要先となる各産業が海外へ生産拠点を移転していること、公共事業削減によるインフラ投資の減少、住宅着工件数の減少などにより、国内の機能性塗料・コーティング市場は厳しい環境にあり、2014年に至っても2007年、2008年の市場規模には及ばないと想定される。このため、日系メーカーは、環境対応製品や高機能製品の投入、中国を筆頭に今後の需要拡大が期待されるアジアの新興国などへの海外展開を積極化している。 |
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| 2)電気・電子・光機能 |
| 電気絶縁、導電性、発光機能などの機能を有する。2010年は市場の反転が見込まれるものの、需要先の生産拠点の海外移転の影響を受け、2011年以降は微増と予測される。このうち、蛍光塗料(蛍光体)はLED向けの需要が増加しており、他光源向けに比べ高価格であることから、数量に比べ金額の伸びが大きくなっている。 |
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| 3)物理・化学的機能 |
| 建築物など厳しい屋外環境下で使用されるため、塗膜性能の長寿命化、高耐候性、防汚性などが要求される。2010年は市場の反転が見込まれるものの、国内の需要は減少しており、2011年以降は微増と予測される。 |
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| 4)熱的機能 |
| 市場規模が最も小さいながらも、2014年には2009年比で最も高い伸びが予測される。Co2排出を要因とした地球温暖化に代表される環境問題対策に有効な遮熱塗料、遮熱ガラスコーティング剤などの需要が高まると考えられる。また、建築構造物などに塗装し、火災の熱により発泡、膨張して炭化層(断熱層)を形成し建築物の崩壊を防止する熱発泡性耐火塗料も、認知度の高まりと共に市場が拡大している。 |
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| 5)環境対応型 |
| 揮発性有機化合物(VOC)対策、有害物質削減・不使用、省資源などを塗料自体が対応しているものである。特に常温常圧で空気中に容易に揮発するVOCは、大気汚染やシックハウス症候群などの原因となっており、対策が急がれている。2006年の改正大気汚染防止法の施行によってVOC対策が本格化しており、これに対応した塗料の市場が拡大している。 |
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| 6)その他注目用途 |
| 自動車用塗料やプラスチック用塗料、航空機用塗料などである。2010年は市場の反転が見込まれるものの、国内の需要は減少しており、2011年以降は微増と予測される。 |
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| ■海外市場動向 |
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機能性塗料・コーティングは、自動車、電気機器・家電製品、建築・土木資材、日用雑貨など様々な被塗物の美装や保護などを主な目的とし、さらに化学的機能や物理・機械的機能、電気・電子機能、光学的機能による被塗物の高機能化や付加価値化も果たしている。
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| 分野 |
製品群 |
| 電気・電子・光機能 |
蛍光塗料(蛍光体)、蓄光塗料(顔料)、UV硬化塗料(トップコート)、帯電防止塗料(塗装材)、導電性塗料(電磁波シールド塗料)、電気絶縁塗料 |
| 物理・化学的機能 |
重防食塗料、超厚膜塗料(ウレタンエラストマー型)、水中硬化型塗料、船底防汚塗料、弾性塗材(弾性吹付材)、改修塗材(微弾性フィラー)、高耐候性塗料(フッ素樹脂)、高耐候性塗料(アクリルシリコン樹脂)、結露防止塗料、制振塗料、結氷・着雪防止塗料(超撥水性塗料含む)、自己修復塗料、コンクリート剥落防止コーティング、落書き防止塗料 |
| 熱的機能 |
耐熱塗料、熱発泡性耐火塗料、遮熱塗料(高反射率塗料)、遮熱ガラスコーティング剤 |
| 環境対応型 |
エマルション塗料、水溶性樹脂塗料、粉体塗料、ゼロVOC塗料、光触媒コーティング材(常温乾燥型)、院内感染対策用塗料、(自然塗料)、植物系塗料、天然素材配合塗料 |
| その他注目用途 |
自動車用塗料(新車・中上塗り)、自動車用塗料(新車・電着塗料)、自動車補修用塗料、自動車前処理剤、プラスチック用塗料、マグネシウム合金用塗料、航空機用塗料、PCM塗料、路面標示用塗料 |
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参考文献:「2010年 機能性塗料・コーティングの現状と将来展望」 (2010年10月06日:富士キメラ総研)
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