| カード関連ビジネスの注目市場動向 |
(1)プラスチックギフトカードの市場規模推移
| | 2010年(実績) | 2011年(見込) | 2015年(予測) | 2011/2015比 |
| 発行枚数(単年) | 1,500万枚 | 2,500万枚 | 4,000万枚 | 266.7% |
| 金額 | 8億円 | 13億円 | 17億円 | 212.5% |
|
| ● |
ギフトカードとして、店舗やオンライン上で音楽やゲームなどデジタルコンテンツ購入に利用するものを対象としている。アメリカでは代表的なギフトのひとつとなっており、日本でも2006年頃から普及し始め2010年には1,500万枚、8億円の市場に成長した。2015年には発行枚数4,000万枚(2010年比266.7%)の市場を形成すると予測される。
|
| ● |
顧客サービスと囲い込みを狙いとして、飲食店・アパレル店・コンビニ・スーパー・書店などでの導入や、ギフトカードモールへの導入によりモール出店店舗が増加し市場が拡大している。ヒット曲やゲーム、電子書籍、あるいはデジタルコンテンツが手軽に買えるため、クレジットカードを持たない若年層を中心に利用が拡大し、さらに購入/利用可能な店舗やサービスの幅の広がりにより、導入拡大が予測される。今後は、企業のノベルティ利用などの可能性も考えられ、更に拡大すると期待される。
|
| ● |
携帯電話を利用したモバイル対応のギフトカードサービスも2010年末から開始されて、カードの持ち歩きが不要で顧客情報も獲得できるメリットから、新たな利用形態として注目されるところである。
|
|
(2)UIM(User Identity Module)カードの市場規模推移
| | 2010年(実績) | 2011年(見込) | 2015年(予測) | 2011/2015比 |
|---|
| 発行枚数(単年) | 1,830万枚 | 1,850万枚 | 2,600万枚 | 142.1% |
| 金額 | 70億円 | 68億円 | 115億円 | 164.3% |
|
| ● |
3G携帯電話で利用されるUIMカードを対象とした。市場は2006~2007年にピークを越え、近年は携帯電話市場の飽和もあり需要は横ばいで、2010~2011年も同様な推移が予想されている。しかし、NTTドコモから2010年末にNFC対応製品が投入される計画があり、NFC対応カードの登場が、新規加入やや機種変更ユーザーからのリプレイス需要の発生による市場拡大が予測される。FeliCaインフラを残しつつ、NFC対応インフラ整備が進められると予想され、並行して対応端末や対応アプリケーションが増加し、その利便性の評価如何でリプレイス需要が大きく加速するとみられる。
|
|
(3)モバイル電子マネー(プリペイド型)累計加入数推移
| | 2010年(実績) | 2011年(見込) | 2015年(予測) | 2011/2015比 |
|---|
| 加入数(累計) | 1,400万人 | 1,640万人 | 2,150万人 | 153.6% |
※携帯電話/スマートフォンを活用するEdy、WAON、nanacoなどのモバイル電子マネーのプリペイド(先払い)型サービスを対象とし、SuicaやPASMOなどの鉄道/バス乗車券と併用の電子マネーは対象外としている。
|
| ● |
FeliCaカードを活用した主要アプリケーションとして順調に会員数/利用者数を伸ばしているが、携帯電話/スマートフォン対応によるモバイル展開は、主力電子マネーカードサービスであるEdy、WAON、nanaco等限定的であった。
|
| ● |
2010年末、Androidスマートフォン市場が立ち上がり、2010年に入り本格的にFeliCa対応スマートフォンが普及し、WAON、Edyともにスマートフォン対応を開始してからユーザー拡大へに結びついた。他の電子マネーサービス事業者もスマートフォン向けサービスの拡充に注力しており、2012年以降は会員拡大が続くと予測される。
|
| ● |
Edy会員の増加が他に比較しても突出しており総会員数は2011年8月で約1,340万人となっている。
|
| ● |
電子マネーカードの発行枚数は鈍化しているが、モバイル電子マネーはオンライン自動チャージ機能、さらにインターネット決済などよって拡大が続くと予測する。
|
|
(4)スマートポスターの搭載数推移
| | 2010年(実績) | 2011年(見込) | 2015年(予測) | 2011/2015比 |
|---|
| 搭載数 | 5,100システム | 5,400システム | 7,700システム | 151.0% |
|
| ● |
広告に携帯電話をかざすことにより関連情報を取り込むシステムを対象としている。2010年の搭載数は前年から8%拡大して5,100システム、17億円の市場に成長した。
|
| ● |
当該市場は、FeliCa対応携帯電話の普及に伴い、顧客獲得及び広告効果管理ツールとしての利用を目的に立ち上がってきた。特に「デジタルサイネージ」の普及拡大に伴い、よりサイネージ媒体の付加価値を高める製品としてニーズが高まり、市場が拡大している。流通サービスや小売店舗等に導入されている「デジタルサイネージ」はICカードリーダ/ライタを搭載するものが主力だが、長期的には、コストの面からICタグを貼るだけで済む「スマートポスターシステム」が主流となると思われる。
|
|
参考文献:「カード関連ビジネスの現状と将来展望 2011」 (2011年09月08日:富士キメラ総研)
|

|