家電(白物、小物)の世界市場 市場動向1

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2015年~2016年にかけて米国の利上げが各国経済に与える影響とその家電市場への波及が懸念されたものの、2016年グローバル家電市場は、勢い衰えないインド市場や回復傾向となった東南アジア等に牽引されている。

また、内需低迷に陥っている中国の経済は、依然として不安定な要素も多く含んでいる。今まで急激に拡大してきた中国国内家電市場で勢いをつけてきた中国家電メーカーは、現在、今後の持続的成長に向けて多くの課題に直面している。競争が激化する海外市場で闘うために、技術リソース、製品力、販路、ブランドなど、自社で不足している部分を補う形で、日系や米系の企業買収を行っている。シャープは鴻海グループに、東芝ライフスタイルはMidea/美的グループに、GE AppliancesはHaier/海爾グループとなり、2016年は世界家電業界の再編が大きく行われた形となった。

今回は、2016年の家電33品目を「衣住関連」「調理関連」「空調・給湯関連」「パーソナルケア関連」の4カテゴリーに分類し、世界市場、地域別市場、注目家電の市場規模を解説する。

■家電(白物、小物)の世界市場と予測:生産規模
1)衣住関連機器
 2016年実績2021年予測2016年比
衣住関連機器(7品目)4億4,166万台4億8,555万台109.9%
富士経済推定

衣住関連は、普及率の高い洗濯機/洗濯乾燥機、アイロン、掃除機で若干の増減がみられるが、安定しており、今後人口の多い新興国の需要が喚起されることでさらなる拡大が期待される。浄水器、ロボット掃除機、アルカリイオン整水器、温水洗浄便座などは、先進国でも伸びしろが大きく、今後も堅調に拡大していくとみられる。

2)調理関連機器
 2016年実績2021年予測2016年比
調理関連機器(10品目)7億7,242万台8億5,650万台110.9%
富士経済推定

調理関連は普及が進み、需要が比較的落ち着いており、伸びしろのある炊飯器の成長が期待される以外は、買い替え需要が中心とみられる。

3)空調・給湯関連機器
 2016年実績2021年予測2016年比
空調・給湯関連機器(5品目)4億4,377万台4億8,545万台109.4%
富士経済推定

空調・給湯関連ではルームエアコン、扇風機、換気扇などについては、国や地域によって必要とされるタイプなどが異なる面もあるが、今後も微増とみられる。また中国を中心とした産業発展が進む国で空気清浄機の需要が増加しており、アジアを中心に堅調に拡大するとみられる。

4)パーソナルケア関連機器
 2016年実績2021年予測2016年比
パーソナルケア関連機器(11品目)7億3,232万台8億716万台110.2%
富士経済推定

パーソナルケア関連は中国とアジア新興国を中心に需要が増加しており、生活水準の向上および健康志向の高まりにより、美容関連製品が伸長し、市場は堅調に拡大していくとみられる。

参考文献:グローバル家電市場総調査 2017
(2017年02月09日:富士経済)


注目業界の市場動向・将来展望


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