家電(白物、小物)の世界市場 市場動向3

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今回は、主要家電製品のインバータ化率の現状と将来予測を解説する。

■主要家電製品のインバータ化率
1)洗濯機/洗濯乾燥機
 2016年実績2021年予測2016年比
生産台数1億686万台1億1,908万台111.4%
インバータ化率18.6%45.8%
富士経済推定
2016年、インドやインドネシア、ベトナムを中心とした東南アジアは好調だったものの、中国需要が縮小したため2015年に引き続き市場は微減した。今後も中国の低調が続くものの、インドや東南アジアが市場をけん引していくとみられ、緩やかに拡大していくとみられる。インバータ化製品の需要は今後中国などで上昇するとみられる。ただしインバータ洗濯機の普及は国によって格差があり、安価な製品が求められるアジアや南米では、日本や欧米に比べて低い普及率にとどまるとみられる。

2)冷蔵庫
 2016年実績2021年予測2016年比
生産台数1億2,574万台1億3,974万台111.1%
インバータ化率18.1%31.7%
富士経済推定
2016年、中国の需要は低迷しているものの、インドやインドネシア、ベトナム、フィリピンなど東南アジアが好調となり、市場は微増となった。今後もインドや東南アジアが市場をけん引し、緩やかに拡大していくとみられる。インバータ化率も今後緩やかに上昇していくとみられるが、新興国では小型の冷蔵庫が多く流通しており、インバータ化製品の需要が低くなっている。

3)電子レンジ/電気オーブン
 2016年実績2021年予測2016年比
生産台数9,782万台1億317万台105.5%
インバータ化率20.7%24.3%
富士経済推定
世界で中国の需要が最も大きいものの、流通している電子レンジの大半はインバータの搭載されていない廉価なローエンド品である。そのため、世界全体のインバータ化率は、2016年の20.7%から微増で推移していき、2021年には24.3%になると予測される。

4)ルームエアコン
 2016年実績2021年予測2016年比
生産台数1億1,998万台1億3,355万台111.1%
インバータ化率51.8%74.8%
富士経済推定
世界的に省エネ規制が加速しており、全体としてインバータ化率は堅調に高まっていくと予測される。2016年に51.8%の比率が2021年には74.8%まで向上するとみられる。特に、インドは省エネ規制への取り組みに積極的であり、2018年から規制値が上げられるため、その後インバータ化は更に加速すると予測される。

参考文献:グローバル家電市場総調査 2017
(2017年02月09日:富士経済)


注目業界の市場動向・将来展望


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