金型温度コントローラ「NHWシリーズ」をバージョンアップ


2001年1月10日 ニュースリリース
 日精樹脂工業(株)は、時代のニーズに合った射出成形機の開発と共に、これら成形機に適合する周辺機器の開発にも注力しており、その一環として、既販の金型温度コントローラ「NHWシリーズ」に関し、機種の充実と性能・デザインの見直しによるバージョンアップを実施、1月中旬から本格受注を開始する。

 プラスチック射出成形において、金型の温度管理は成形品の品質を左右する極めて重要な要因である。日精の「NHWシリーズ」は発売以来、高吐出圧・大流量といった当社特有の性能がユーザーに強く支持され実績を上げてきたが、多機種・高性能・省スペース化など、相次いで開発される精密成形機への対応も望まれていた。

 今回のバージョンアップについての概要は以下の通り。


 <機種の充実>

 これまでの2機種に加え、常温〜120℃の温度範囲で使用可能な最上位機種として 「NHW220R」を追加した。


 <性能・デザインの一新>

 性能面においては、PID制御(注1)およびSSR方式(注2)に加え、直接冷却方式回路の採用により高精度な温度管理を実現し、またデザイン面では、少量の媒体を高速で循環させながら設定温度の維持を図ることで、装置の小型・省スペース化を達成している。さらに、操作パネルをシンプルな設計にすることで操作性がアップ、複雑な微調整が不要となったことなどが特長である。

 この他、これまでユーザーからの要望が強かった「成形機本体からのリモート制御」がオプションとして利用可能となる点が特に注目される。これにより当社射出成形機に搭載された日精電子コントローラで、1) 制御温度の設定/表示、2) ポンプ起動/停止、3) NHWのエラー表示などの操作が可能となるなど、射出成形機メーカーとして蓄積されたノウハウが随所に活かされた設計となっている。

 新「NHWシリーズ」はポンプ性能別に、以下の通り。
   NHW55R  吐出量60L/分  吐出圧力0.4MPa
   NHW75R  吐出量65L/分  吐出圧力0.5MPa
   NHW220R 吐出量150L/分 吐出圧力0.65MPa


 価格は、NHW55Rが50万円、NHW75Rが55万円、NHW220Rが75万円となっており、3機種で年間100台の販売を見込んでいる。


(注1):比例(P)/積分(I)/微分(D)の3つの動作を組み合わせ、安定が早くオーバーシュートも抑えられる制御方法
(注2):ソリッドステートリレー、半導体を使った無接点リレー




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