|
|||
![]() |
日本ゼオン株式会社 2007年08月06日 |
||
日本ゼオンは、内閣総理大臣表彰制度として、2005年に創設された「ものづくり日本大賞」において、経済産業大臣賞を受賞しました。 「ものづくり日本大賞」は、我が国の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきた「ものづくり」を継承・発展させるため、ものづくりを支える人材の意欲を高め、その存在を広く社会に知らしめるため、2005年に創設された表彰制度で、今回が第2回となります。「製品・技術開発」部門では、高度な技術的課題を克服し、従来にない画期的製品・部品や生産技術の開発・実用化を実現させた個人もしくはグループが対象となり、当社はこの部門で受賞しました。 今回、受賞対象となったのは『溶融押し出し法による液晶ディスプレイ用光学フィルムの開発』です。溶融押し出し法による光学フィルムの製造は、従来多くの品質課題を抱えており、液晶ディスプレイ用での利用は不可能と考えられていました。その業界常識に敢えて挑戦し、品質問題を完全に克服し、開発に成功。2002年10月に『ゼオノアフィルム®』として販売を開始しました。また、広幅の二軸延伸光学フィルムの開発にも世界で初めて成功し、2004年10月に『新ゼオノアフィルム®』として販売を開始し、液晶テレビの品質向上と製造コスト削減に貢献しています。 また、従来の溶液キャスト法での製造では、樹脂を溶剤に溶かした溶液を作製し、金属板上に薄く広げた後、溶媒を除去乾燥することでフィルム化しており、この方法では、環境上に問題がある溶剤を全て回収する事が必須でした。また、フィルム内にも残存溶剤が含まれており、環境放出は避けられません。溶融押し出し法では、溶剤を使用しないため、環境への負荷は極力抑えることができ、製膜速度も早いため、エネルギーコストも小さくなります。 これまで不可能と言われていた製品の開発に挑戦し、画期的な製造方法を開発することで、産業社会を支えるものづくりに貢献できた事が高く評価されたものです。 日本ゼオンは、これからも、独創的で革新的な技術の開発を、スピードをもって進め、社会に貢献できる製品づくりを進めてまいります。
![]() お問い合せ先: 日本ゼオン株式会社 広報室 電話:03-3216-2747 |
||
|
||
![]() 日本ゼオン株式会社ホームページ ![]() ![]()
![]() EnplaNet 日本ゼオン株式会社TOP |
|
|||