水性塗料技術開発の新展開

水性塗料技術開発の新展開

New Development of Water-based Coatings

  • VOC排出規制として平成16年に制定され、平成18年から施行されている改正大気汚染防止法(平成22年度までに平成12年度の30%削減)に対応する動向をまとめる。
  • 水性塗料技術を、バインダー樹脂材料・塗料設計・塗料の応用分野・排水処理の各項目分野ごとに、最新の技術動向を詳細にまとめた。
価格 77,000円(税抜 70,000円) 出版社 株式会社 シーエムシー出版
監修 三代澤良明 発行日 2009年2月
体裁 B5判、360ページ ISBNコード ISBN 978-4-7813-0099-3
Cコード C3043 商品コード T0673

刊行にあたって

塗料による塗装とは、被塗物(金属、プラスチック、木材、コンクリートなど)に数100μm以下の薄膜を形成することによって、被塗物表面の外観や性質(防錆、潤滑、導電、親水、撥水など)を自在に調整できる最も経済的な簡便な方法である。

近年、塗料や塗膜から大気中に放散される揮発性有機化合物(VOC)が人体の健康阻害の原因物質であることが分かり、問題視されるに至った。国内ではVOC排出規制として平成16年に改正大気汚染防止法が制定され、平成18年から施行されている。それによると平成22年度までに、平成12年度の基準値の30%(法的10%、自主的20%)削減の目標値が設けられている。この対策として、関連業界では、塗料種の変更[水性塗料化、無溶剤塗料化(粉体)、ハイソリッド塗料化]、塗装仕様の変更(塗膜の厚さ、塗装方法、硬化方法など)、塗装設備の変更(塗装機、排水設備、塗料リサイクル方法など)などの技術開発および展開を進めている。

このような社会的背景をふまえ、本書は2004年に刊行された前書「水性コーティング材料の開発と応用」を、この6年間の技術的進歩を踏まえて全面的に改訂し、最新の技術情報をまとめた。

関係各位のご参考となれば幸いである。

(「はじめに」を一部抜粋・改変)
2009年1月 三代澤良明

著者一覧

三代澤良明
元・関西ペイント(株) 研究部長・技術部長
桑島輝昭
日本ペイント(株) R&D本部 副本部長
高橋富雄
(株)トッパン・コスモ 商品本部 商品技術部 課長
中山雍晴
元・関西ペイント(株)
清原照起
DIC(株) 堺工場 樹脂第1技術本部 コーティング樹脂技術1グループ 主任研究員
桐原 修
バイエルマテリアルサイエンス(株) CAS FFS 事業部長
井本克彦
ダイキン工業(株) 化学研究開発センター グループリーダー
小谷野浩壽
荒川化学工業(株) 光電子材料事業部 研究開発部 主査
浦野 哲
日本ペイント(株) R&D本部 総合技術研究所 グループマネージャー
中道敏彦
元・日本油脂(株)
岩田顕範
日本ペイント(株) R&D本部 解析技術研究所 課長
久司美登
日本ペイント(株) R&D本部 材料開発研究所 リーダー
長沼 桂
楠本化成(株) 技術本部 部長
上原孝夫
楠本化成(株) 技術本部 部長
大垣 敦
日本ペイント(株) 汎用塗料事業本部 建設塗料技術部 部長
住友靖夫
デュポン神東オートモティブシステムズ(株) 取締役
中塩雅昭
デュポン神東オートモティブシステムズ(株) 電着技術部 部長
丸岡宏彰
デュポン神東オートモティブシステムズ(株) 上塗技術部 次長
森下敦司
新日本製鐵(株) 技術開発本部 鉄鋼研究所 表面処理研究部 主任研究員
阿久津幹夫
カシュー(株) 塗料事業部 理事 技術顧問
水谷 勉
水谷ペイント(株) 技術部統括部長 生産部統括部長 専務取締役
山松節男
旭化成ケミカルズ(株) 機能性コーティング事業部 事業部次長
本橋健司
(独)建築研究所 材料研究グループ グループ長
木村武久
(株)トウペ 技術部 東京防食塗料課 課長
平野克己
日本塗装機械工業会 専務理事

第1編 総論

第1章 水性塗料および水性樹脂の展望桑島輝昭

  • 1. はじめに
  • 2. 塗料産業を取り巻く社会環境、法規制と技術革新の方向性
  • 2.1 VOC規制問題
  • 2.2 CO2発生量削減の動き
  • 2.3 その他の動き
  • 3. 近代水性塗料の生い立ち
  • 4. 各種水性塗料の現状と今後の展開
  • 4.1 常温乾燥型水性塗料
  • 4.1.1 建築内装用水性塗料
  • 4.1.2 建築外装および無機質建材用水性塗料
  • 4.1.3 鉄部錆止め水性塗料
  • 4.1.4 自動車補修用水性塗料
  • 4.2 焼き付け型水性塗料
  • 4.2.1 自動車用塗料
  • 4.2.2 一般工業用水性塗料
  • 5. 各種水性塗料用樹脂の現状と今後の技術展望
  • 5.1 水性アクリル系複合化樹脂
  • 5.1.1 多層構造型アクリルエマルション樹脂
  • 5.1.2 ミニエマルション重合法樹脂
  • 5.1.3 水性シリコーン変性アクリル樹脂
  • 5.1.4 水性ウレタン複合アクリル樹脂エマルション
  • 5.2 アクリル変性水性ポリエステル・アルキド樹脂
  • 5.3 水性化変性エポキシ樹脂
  • 5.4 水性塗料で硬化系
  • 5.4.1 ポリオール/ポリイソシアネート2液調合硬化系
  • 5.4.2 カルボジイミド基/カルボキシル基1液硬化系および2液調合型硬化系
  • 5.4.3 カルボニル基/ヒドラジノ基1液硬化系
  • 6. おわりに

第2章 塗料・塗装の環境規則高橋富雄

  • 1. はじめに
  • 2. 「建材からのVOC放散速度基準」自主表示制度
  • 3. 化学物質管理
  • 3.1 化学物質排出把握管理促進法(化管法)
  • 3.2 化学物質審査規制法(化審法)
  • 4. CARB(California Air Resources Board:アメリカ、カルフォルニア州大気資源委員会、ホルムアルデヒド規制)
  • 5. 室内空気中の化学物質に関する法令など
  • 5.1 厚生労働省の化学物質室内濃度指針値
  • 5.2 建築基準法(国土交通省)関連
  • 5.2.1 平成17年度室内空気中の化学物質濃度の実態調査結果(国土交通省)
  • 5.3 環境省、大気汚染防止法の一部改正
  • 5.3.1 VOC規制の概要
  • 5.3.2 VOC排出対象施設
  • 6. 労働安全衛生法の一部改正(化学物質管理:GHS対応)
  • 6.1 GHSとは化学物質の安全利用を促進するため
  • 6.2 改正労働安全衛生法に基づく表示、文書(MSDS)交付制度
  • 7. EUの化学物質規制の動向
  • 7.1 EUの法体系
  • 7.2 EUの化学物質規制
  • 7.3 ELV指令の概要
  • 7.4 WEEE指令の概要
  • 7.5 RoHS指令の概要
  • 8. REACHの概要
  • 8.1 懸念が非常に高い物質
  • 8.2 REACH実施スケジュール
  • 8.3 既存化学物質の登録スケジュール
  • 8.4 情報収集方法
  • 9. おわりに

第2編 バインダー樹脂材料

1章 アクリル樹脂中山雍晴

  • 1. 水性アクリル樹脂の概要
  • 2. 水性樹脂の形態と水性化手法
  • 2.1 コロイダルジスパージョンおよびエマルションの合成・応用
  • 2.1.1 原材料
  • 2.1.2 水性樹脂の形態と特性
  • 2.1.3 グラフトあるいはブロックポリマーの合成
  • 2.1.4 複合ポリマーエマルションの利用例
  • 2.2 ラテックスの合成・応用
  • 2.2.1 界面活性剤を使用した各種ラテックスの合成・応用
  • 2.2.2 親水性コロイドを使用したラテックスの合成
  • 2.2.3 ミニエマルション法による合成

第2章 アルキド・ポリエステル樹脂清原照起

  • 1. はじめに
  • 2. 水性化手法とイオン性
  • 2.1 アニオン型
  • 2.2 カチオン型
  • 2.3 ノニオン型
  • 3. ポリエステル系樹脂の特徴と用途
  • 3.1 ポリエステル樹脂
  • 3.2 アルキド樹脂
  • 3.3 変性ポリエステル系樹脂
  • 3.3.1 ビニル変性ポリエステル(アルキド)樹脂
  • 3.3.2 エポキシ変性ポリエステル(アルキド)樹脂
  • 3.3.3 ウレタン変性アルキド(ポリエステル)樹脂
  • 3.3.4 ビニル変性エポキシエステル樹脂
  • 4. ポリエステル系樹脂の加水分解
  • 5. おわりに

第3章 ポリウレタン樹脂桐原修

  • 1. はじめに
  • 2. 水性PUR樹脂・PUD
  • 2.1 水中安定化
  • 2.2 PUD原料のイソシアネートモノマー・ポリオール
  • 2.3 PUD製造法
  • 2.4 PUDの特性
  • 3. 酸化硬化型PUD
  • 4. 水性UVポリウレタンアクリレート
  • 5. 熱硬化型
  • 5.1 水性ブロックイソシアネート(水性BL)
  • 6. 水性2液型
  • 7. 今後の方向性と課題

第4章 フッ素樹脂井本克彦

  • 1. はじめに
  • 2. VOC規制状況とその対策
  • 3. 環境負荷低減とフッ素樹脂の特徴
  • 4. フッ素樹脂の水性化
  • 5. 水性塗料用フッ素樹脂
  • 5.1 VdF系/アクリル複合エマルションタイプ
  • 5.2 フルオロオレフィン系共重合体コロイダルディスパージョンタイプ
  • 5.2.1 樹脂構成:4フッ化エチレン/ビニルエステル/ビニルエーテル共重合体
  • 5.2.2 MI-007の性状(ディスパージョンおよびポリマー基本特性)
  • 6. おわりに

第5章 紫外線硬化系樹脂小谷野浩壽

  • 1. はじめに
  • 2. アクリル系UV/EB硬化性樹脂
  • 3. 水系UV/EB硬化性樹脂の分類
  • 4. 水系UV/EB硬化性樹脂の設計
  • 4.1 親水性基の導入方法
  • 4.2 非水系樹脂の乳化による水系化
  • 4.3 その他の水系化方法
  • 5. 光開始剤

第6章 有機・無機ハイブリッド樹脂浦野哲

  • 1. はじめに
  • 2. 無機ナノ粒子の表面改質によるハイブリッド化
  • 2.1 ハイブリッド化方法
  • 2.2 ハイブリッド塗膜の特徴
  • 2.3 無機ナノ粒子・有機樹脂ハイブリッド塗料・塗膜の課題
  • 3. 有機と無機のグラフト化によるハイブリッド化
  • 3.1 ハイブリッド化方法
  • 3.1.1 溶液合成-転相乳化法
  • 3.1.2 エマルション重合法
  • 3.2 ハイブリッド塗膜の特徴
  • 3.3 有機と無機のグラフト化によるハイブリッド塗料・塗膜の課題
  • 4. ゾル-ゲル反応によるハイブリッド化
  • 4.1 ハイブリッド化方法
  • 4.1.1 縮合反応によるハイブリッド化
  • 4.1.2 分子間力によるハイブリッド化
  • 4.1.3 ハイブリッド塗膜の特徴
  • 4.1.4 ゾル-ゲル反応によるハイブリッド塗料・塗膜の課題
  • 5. おわりに

第7章 架橋剤とその反応中山雍晴

  • 1. 水系と溶剤系の架橋の基本的違い
  • 2. 架橋各論
  • 2.1 メラミン樹脂による架橋
  • 2.1.1 概要
  • 2.1.2 反応メカニズムおよび触媒
  • 2.1.3 塗膜の耐加水分解性
  • 2.2 酸化重合による架橋
  • 2.2.1 概要
  • 2.2.2 反応メカニズムおよびドライヤー
  • 2.2.3 水性系の特色
  • 2.2.4 適用範囲の拡大
  • 2.3 イソシアネイト基による架橋
  • 2.3.1 概要
  • 2.3.2 反応触媒
  • 2.3.3 水性塗料に使用する場合の問題点
  • 2.3.4 ブロックイソシアネイトによる架橋
  • 2.4 エポキシ基による架橋
  • 2.4.1 概要
  • 2.4.2 各種エポキシ基の反応性および触媒
  • 2.4.3 水系重防食用塗料用エポキシ-アミン架橋反応
  • 2.5 シラノール基による架橋
  • 2.5.1 概要
  • 2.5.2 架橋メカニズムと触媒
  • 2.5.3 水性樹脂における注意点
  • 2.6 ヒドラジド基による架橋
  • 2.6.1 概要
  • 2.6.2 1液常温架橋型ラテックス
  • 2.6.3 水性2液架橋型エマルション
  • 2.7 ラジカル重合による架橋
  • 2.7.1 概要
  • 2.7.2 反応メカニズム
  • 2.8 カルボジイミド基による架橋
  • 2.8.1 概要
  • 2.8.2 反応機構および加水分解性
  • 2.9 オキサゾリン基による架橋
  • 2.10 アセトアセトキシ基による架橋
  • 2.11 アジリジン基による架橋

第8章 無機系バインダー材料三代澤良明

  • 1. 無機系材料の概要
  • 1.1 無機ポリマーの特徴
  • 1.2 汎用的塗料向け無機ポリマーの設計条件
  • 1.3 無機ポリマーの原料
  • 1.4 無機ポリマーの合成
  • 2. 無機系塗料の塗膜形成ポリマーとその特徴
  • 2.1 純無機系塗料
  • 2.1.1 アルカリシリケート系ポリマー
  • 2.1.2 コロイダルシリカ系ポリマー
  • 2.1.3 アルキルシリケート系ポリマー
  • 2.1.4 リン酸塩系ポリマー
  • 2.1.5 シラザンポリマー
  • 2.2 有機無機複合(ハイブリッド)系塗料
  • 2.2.1 シリコーンポリマー
  • 2.2.2 ラダー型シロキサンポリマー
  • 2.2.3 ボロジフェニルシロキサンポリマー
  • 2.2.4 チタノカルボシランポリマー
  • 2.2.5 アルコキシシリル基含有アクリルポリマー(アクリルシリコン)
  • 2.2.6 シリカ-有機複合ポリマー
  • 2.2.7 フォスファゼンポリマー

第3編 塗料の設計

第1章 塗料設計の概要中道敏彦

  • 1. 水の特性と水性塗料設計の課題
  • 2. 水性塗料用樹脂
  • 2.1 乳化重合法
  • 2.2 強制乳化法
  • 2.3 エマルション樹脂の成膜
  • 3. 硬化剤
  • 3.1 メラミン樹脂硬化
  • 3.2 イソシアネート硬化
  • 3.3 その他の硬化システム
  • 4. 中和剤
  • 5. 顔料
  • 6. 溶剤
  • 7. 各種添加材
  • 7.1 顔料分散と分散剤
  • 7.2 レオロジーコントロール剤、増粘剤
  • 7.3 消泡剤

第2章 塗料・塗膜のレオロジー岩田顕範

  • 1. はじめに
  • 2. 塗料の流動性
  • 2.1 塗料の粘度
  • 2.2 粘度が関わる塗料性能
  • 2.3 粘度測定法
  • 2.4 水性塗料の粘性制御
  • 3. 塗料・塗膜の粘弾性挙動
  • 3.1 塗膜の引っ張り特性
  • 3.2 動的粘弾性
  • 3.3 ガラス転移温度

第3章 顔料の分散性久司美登

  • 1. はじめに
  • 2. 顔料分散の基礎
  • 2.1 ぬれ
  • 2.2 機械的解砕
  • 2.3 分散安定化
  • 2.3.1 分散安定化(Stabilization)のモデル
  • 2.3.2 吸着の考え方
  • 3. 顔料分散と塗料・塗膜特性の関係
  • 3.1 光学的特性
  • 3.2 レオロジー的特性
  • 4. 水性系での顔料分散と高分子顔料分散剤
  • 4.1 水性系での顔料分散の留意点
  • 4.2 高分子顔料分散剤の分子設計
  • 4.3 高分子顔料分散剤の水中での分子形態
  • 4.4 高分子顔料分散剤の技術開発の動向
  • 4.4.1 グラフトポリマー
  • 4.4.2 ブロックポリマー
  • 5. おわりに

第4章 添加剤

  • 1. 消泡剤長沼桂、上原孝夫
  • 1.1 はじめに
  • 1.2 泡の性質
  • 1.3 消泡剤の作用機構
  • 1.3.1 抑泡剤
  • 1.3.2 破泡剤
  • 1.3.3 溶泡剤
  • 1.4 消泡剤の種類
  • 1.5 消泡剤(ワキ防止)の効果
  • 1.6 おわりに
  • 2. チクソトロピック剤・増粘剤長沼桂
  • 2.1 はじめに
  • 2.2 塗料の流動性
  • 2.3 チクソトロピック剤の種類
  • 2.4 チクソトロピック剤の効果
  • 2.4.1 光輝顔料に対する沈降防止効果および配向性改良
  • 2.4.2 有機溶剤フリーチクソトロピック剤の効果
  • 2.5 おわりに
  • 3. 分散剤・乳化剤長沼桂
  • 3.1 はじめに
  • 3.2 分散過程と分散剤
  • 3.3 界面活性剤
  • 3.4 分散剤の種類
  • 3.5 分散剤の選択に有効となる粒子表面の評価方法
  • 3.5.1 粒子表面の極性
  • 3.5.2 粒子表面の酸・塩基的性質
  • 3.6 分散剤の効果
  • 3.6.1 光輝性顔料の分散性
  • 3.6.2 無機系顔料の分散性
  • 3.7 おわりに
  • 4. 水性塗料の防腐・抗菌・防かび・防藻性能について大垣敦
  • 4.1 はじめに
  • 4.2 水性塗料の腐敗
  • 4.3 腐敗トラブルを引き起こす微生物
  • 4.4 水性塗料によく使用される防腐剤
  • 4.5 塗料製造工場での菌混入・腐敗トラブル防止のために
  • 4.6 塗膜形成後の抗菌・防かび機能
  • 4.7 外壁塗料の防藻機能について
  • 4.8 防腐・防かび・抗菌・防藻の性能評価方法について
  • 4.9 水性塗料中の有機溶剤や残存モノマーが防腐性に与える影響
  • 4.10 おわりに

第4編 応用

第1章 自動車用塗料(電着・中塗・上塗)住友靖夫、中塩雅昭、丸岡宏彰

  • 1. 概要
  • 2. 電着
  • 2.1 電着塗装の概要
  • 2.2 電着塗料の概念
  • 2.3 電着塗料の特徴
  • 2.4 電着塗料用樹脂による塗膜設計
  • 2.5 電着塗膜の品質
  • 2.6 現在のカチオン電着塗料
  • 2.7 電着塗料の動向
  • 2.7.1 省資源(超高つきまわり)型カチオン電着塗料
  • 2.7.2 低攪拌型カチオン電着塗料
  • 2.7.3 工程短縮型カチオン電着塗料
  • 2.7.4 短時間通電型カチオン電着塗料
  • 2.7.5 水洗容易型カチオン電着塗料
  • 2.7.6 短時間硬化型カチオン電着塗料
  • 3. 中塗
  • 3.1 特徴
  • 3.2 性能
  • 3.3 製法や塗料の設計など
  • 3.4 実用例、応用例など
  • 3.5 課題、問題点、今後の動向
  • 4. 上塗
  • 4.1 特徴
  • 4.1.1 ベースコート
  • 4.2 性能
  • 4.3 製法や塗料の設計など
  • 4.4 実用例、応用例など
  • 4.5 課題、問題点、今後の動向

第2章 家電用塗料

  • 1. 家電用化成処理鋼板森下敦司
  • 1.1 はじめに
  • 1.2 家電用化成処理鋼板の変遷
  • 1.3 水性塗料採用の背景
  • 1.4 クロメートフリー化成処理鋼板
  • 1.4.1 クロメートフリー化成処理電気亜鉛めっき鋼板
  • 1.4.2 クロメートフリー化成処理溶融亜鉛めっき鋼板
  • 1.5 おわりに
  • 2. 水系UV硬化型コーティング材阿久津幹夫
  • 2.1 水系UV硬化型コーティング材のEUと日本の現状
  • 2.2 EUでの水系UVコート材の開発動向
  • 2.3 水系UVコート材の硬化挙動の特徴(UV-PUDの場合)
  • 2.4 塗装事例
  • 2.4.1 カシューハードC No.199W改の特徴
  • 2.4.2 塗装工程の概要
  • 2.4.3 塗膜物性の概要
  • 2.5 今後の課題とまとめ

第3章 建築用塗料(外壁)髙島義徳、原田明

  • 1. ナノテクノロジーによる汚染防止コーティング水谷勉
  • 1.1 はじめに
  • 1.2 ナノコンポジットエマルション(NcEm)
  • 1.2.1 NcEmの構造
  • 1.2.2 NcEmの合成法
  • 1.2.3 NcEmの透明性
  • 1.3 外装用塗料への展開
  • 1.3.1 耐汚染性
  • 1.3.2 難燃性
  • 1.3.3 塗装作業性と塗膜外観
  • 1.3.4 地球温暖化防止効果
  • 1.4 おわりに
  • 2. 光触媒塗料の防汚性と耐久性山松節男
  • 2.1 建築外壁塗料の高耐久化と防汚性へのニーズ
  • 2.2 光触媒塗料の現状、及び進化
  • 2.3 光触媒塗膜の化学的・物理的耐久性
  • 2.3.1 光触媒塗膜の化学的耐久性
  • 2.3.2 光触媒塗膜の物理的耐久性
  • 2.4 光触媒機能の持続性
  • 2.4.1 メタルウェザー試験
  • 2.4.2 サンシャインウェザー試験
  • 2.5 1コート、2コート光触媒塗料の設計思想
  • 2.6 現場施工を可能にするための周辺技術(塗装技術、リタッチ、リコート)
  • 2.7 ライフサイクルコスト
  • 2.8 おわりに
  • 3. 建築用塗料の汚れ対策本橋健司
  • 3.1 はじめに
  • 3.2 いろいろな外壁汚れのメカニズム
  • 3.2.1 土埃の付着
  • 3.2.2 その他の塵埃の付着
  • 3.2.3 塗膜のセルフクリーニング
  • 3.2.4 シーリング材及び油分による汚れ
  • 3.2.5 流水経路による汚れ
  • 3.2.6 カビ、藻類による汚れ
  • 3.2.7 塗膜の撥水性と汚れ
  • 3.2.8 エフロレッセンス
  • 3.3 いろいろな汚れ防止の考え方
  • 3.3.1 好ましい外観変化を意図的に計画する(エージング技術)
  • 3.3.2 表面劣化や汚染物質の付着を抑制・防止する(汚れ防止技術)
  • 3.3.3 付着した汚れを除去し、外観を回復する(クリーニング技術)
  • 3.4 塗膜上の雨筋汚れを評価するための見本帳作成と色差測定
  • 3.4.1 研究目的
  • 3.4.2 試験体
  • 3.4.3 屋外暴露
  • 3.4.4 汚れの評価
  • 3.4.5 結果及び考察

第4章 構造物用塗料(鉄鋼)―水系防食塗装システム―木村武久

  • 1. はじめに
  • 2. 鋼構造物用塗料の水系化
  • 3. 鋼構造物用塗料の水系化の動向
  • 4. 水系防食塗装システム
  • 4.1 水系2液形エポキシ樹脂塗料
  • 4.2 水系1液形ハルスハイブリッド樹脂塗料
  • 4.3 水系2液形ポリウレタン樹脂塗料
  • 4.4 水系防食塗装システムの実例
  • 4.4.1 鋼材用
  • 4.4.2 劣化亜鉛めっき鋼材用
  • 4.4.3 鋼鉄道橋:塗装系ECO
  • 5. 今後の課題

第5編 排水処理

排水処理平野克己

  • 1. はじめに
  • 2. 塗装ラインの排水処理装置の歴史と現状
  • 2.1 塗装ラインの排水処理の歴史
  • 2.2 一般的な排水処理装置
  • 3. 水洗式塗装ブースの排水処理の現状
  • 3.1 産業廃棄物としての処理
  • 3.1.1 塗料ミストの凝集、粗大化
  • 3.1.2 塗料滓の分離
  • 3.1.3 ブース水の清浄化
  • 3.2 排水処理としての処理
  • 3.2.1 排水処理する場合
  • 3.2.2 塗料負荷増加への対応
  • 4. 水性化による排水への負荷の増加
  • 4.1 塗装の種類
  • 4.1.1 建築塗装の場合
  • 4.1.2 電着塗装の場合
  • 4.1.3 スプレー塗装の場合
  • 4.2 水性塗料の成分別負荷要因
  • 4.2.1 樹脂、中和剤
  • 4.2.2 溶剤分
  • 4.2.3 添加剤
  • 5. 水性化に対する水洗ブースでの対応
  • 6. 水性化に対する排水処理での対応
  • 6.1 COD処理
  • 6.2 N分
  • 7. 無排水化の試行
  • 7.1 水洗ブースの無排水化(小型の場合)
  • 7.2 生物処理による無排水化(中大型の場合)
  • 8. 今後の動向