2009 新自動車部品マーケティング便覧

2009 新自動車部品マーケティング便覧

次世代自動車の台頭に伴う今後の自動車部品需要の変化と代替材料の需要予測

価格 106,700円(税抜 97,000円) 出版社 富士キメラ総研
発刊日 2009年07月21日 体裁 A4版 229ページ

調査の背景

  • 2009年の第2四半期に米国Big3のGMとクライスラーの2社が経営破綻した結果、北米における部品調達の構造に歪みが見られはじめ、今後短期間のうちに自動車部品業界全体の再編へと波及することが予想される。
  • 米国政府は環境対策車に対する新施策を積極的に打ち出しており、これによって北米の自動車産業は比較的早期に回復するのではないかと期待されているが、反面、既に工場閉鎖や減産を余儀なくされた企業も多く、需要が急速に回復しても生産が追い付かないという“空白の市場”が発生する可能性も指摘されており、北米/日系/韓国/欧州の自動車メーカー間で従来以上に激しいシェア争いが繰り広げられることは充分考えられる。
  • 我が国では、トヨタ自動車の「新型プリウス」、本田技研工業の「新型インサイト」が本年、相次いで発売され好調な売上げを見せており、他社もHEVやEVの新型モデルの開発/市場投入のタイミングを前倒しにするなど、業績回復のための切り札として経営資源を集中的に投入してきている。
  • こうした完成車メーカーの動きに伴ない、バッテリーやモータといった次世代自動車のコアコンポーネント市場が急速に拡大しており、中でもバッテリーとその構成材料は供給不足の状況を呈しているほどである。
  • 一方、今後のEV普及が想定される裏で、内燃機関の減少がエンジンや排気系部品/システムの市場のシュリンクを惹起することが予測され、これらの部品業界への影響は否定できない。
  • 今回の調査結果では、「2050年までのスパンで見た場合、既存の自動車からハイブリッドカーへの移行は急速に進むものの、EVの幅広い普及までは難しい」とする見解が多く、当面は新興国の自動車(既存の自動車)の需要拡大が先行するため、EVへの買い替えによる影響が出てくるのはまだ先であるとの認識が一般的であった。
  • しかし、バッテリーなどEVの主要部材のコスト削減と車体の軽量化技術開発が順調に進んだ場合には、EVが消費者の購買マインドの最優先として意識される可能性もあり、エンジンや排気系の部品/システムメーカーにとって現時点が長期戦略を構築すべき時期であると判断できよう。
  • 本調査では、今後注目される次世代自動車部品17品目と既存部品22品目の市場・開発動向と、HEV/EVが普及した段階での市場変化の有無と方向性について調査を行なった。
  • 完成車メーカー/自動車部品メーカー/材料メーカー各社において、本レポートを今後の事業戦略や開発の方向性策定のための有用な資料として役立てていただければ幸いである。

調査目的

今回の資料では次世代自動車普及による部品・材料の変化を把握し、グローバル市場において生産台数に占める次世代自動車の比率が高まることで、既存の構成部品の軽量化や要求スペックの変化と、新たに形成される次世代自動車の構成部品の今後の市場及び技術展望を明らかにすることを目的とした。次世代自動車予測については普及パターンを複数想定し、自動車業界の環境自動車に対する方向性(未来予想図)を明確にした。

調査対象品目

既存部品・システム
(1) パワートレイン系 5品目
(2) 排気系 5品目
(3) 外装系 4品目
(4) 足回り系 4品目
(5) 室内系 4品目
次世代自動車構成部品
HEV/EV駆動システム、モータ、バッテリー(ニッケル水素/リチウムイオン)、キャパシタ、インバータ、DC-DCコンバータ、電動コンプレッサ(エアコン)、昇圧回路、パワーモジュール、パワー素子、車載マイコン、コンデンサ、次世代センサ、HEV電源ハーネス、インホイールモータ、ターボチャージャ、アイドリングストップシステム 17品目
合計    39品目

調査項目

I.総括

1.ワールドワイドにおける次世代自動車市場
2.次世代自動車の開発動向
3.諸外国における環境対策・取り組み対策
4.次世代自動車の普及における問題点
5.部品・システム・材料の代替及び市場動向
6.部品サプライヤ動向
7.新興EVメーカー一覧

II.既存部品・システム市場

パワートレイン系/足回り系/吸・排気系/外装系/内装系
1.次世代自動車への取り組み状況と市場見解
2.対象部品の将来スペック変化と対応状況
3.影響を受ける部品の将来性
各部品個表
1.今後の当該部品への影響
2.市場予測(ワールドワイド/2008実績~2050予測)
3.主要メーカー別次世代自動車への取り組み状況・市場見解

III.素材市場

1.素材特性と採用部品
2.市場動向(次世代自動車の普及による影響)
3.市場見通しと今後の課題

IV.次世代自動車部品市場

1.市場概要
2.ワールドワイドにおける部品市場(2008年実績⇒2009年見込、2010/2015/2020/2030/2050年予測)
3.メーカー動向

調査項目

部品サプライヤ、自動車メーカー等、各種関連団体、他

備考

当レポートにおける車両の略称は下記の通りとする。
HEV;ハイブリッド自動車
EV;電気自動車
PHEV;プラグインハイブリッド自動車
FCV;燃料電池自動車

目次

I. 総括編(1)

  • I-1 ワールドワイドにおける次世代自動車市場(3)
  • 1 次世代自動車市場トレンド(3)
  • 2 次世代自動市場生産予測(5)
  • 3 次世代自動車の未来予想図生産予測(8)
  • 4 次世代自動車構成部品市場(17)
  • I-2 次世代自動車の開発動向(27)
  • I-3 諸外国における環境対策・取り組み状況(42)
  • I-4 次世代自動車の普及における問題点(51)
  • I-5 部品・システム・材料の代替及び市場動向(57)
  • I-6 部品サプライヤ動向(59)
  • I-7 新興EVメーカー一覧(66)
  • I-8 ワールドワイド自動車生産予測(2007年~2050年)(76)

II. 既存部品・システム市場編(83)

  • II-1 パワートレイン系(85)
  • II-1-1 ピストン(88)
  • II-1-2 ピストンリング(90)
  • II-1-3 燃料噴射装置(92)
  • II-1-4 パワートレイン系センサ(94)
  • II-1-5 トランスミッション(96)
  • II-2 排気系(98)
  • II-2-1 マフラー(101)
  • II-2-2 エキゾーストマニホールド(103)
  • II-2-3 インテークマニホールド(105)
  • II-2-4 燃料ポンプ(107)
  • II-2-5 燃料タンク(109)
  • II-3 外装系(111)
  • II-3-1 外板(114)
  • II-3-2 バンパー(117)
  • II-3-3 ドアパネル(119)
  • II-3-4 サンルーフ(122)
  • II-4 足回り系(125)
  • II-4-1 サスペンションシステム(128)
  • II-4-2 電動パワーステアリング(130)
  • II-4-3 ESC(132)
  • II-4-4 タイヤ(134)
  • II-5 室内系(136)
  • II-5-1 インストルメントパネル(139)
  • II-5-2 シートシステム(141)
  • II-5-3 天井パネル(143)
  • II-5-4 ドアトリム(145)

III. 素材市場編(147)

  • 1 素材特性と採用部品(149)
  • 2 市場動向(次世代自動車の普及による影響)(151)
  • 3 市場見通しと今後の課題(153)

IV. 次世代自動車部品市場編(155)

  • IV-1 HEV/EV駆動システム(157)
  • IV-2 モータ(162)
  • IV-3 バッテリー(ニッケル水素/リチウムイオン)(166)
  • IV-4 キャパシタ(175)
  • IV-5 インバータ(179)
  • IV-6 DC-DCコンバータ(183)
  • IV-7 電動コンプレッサ(エアコン)(187)
  • IV-8 昇圧回路(191)
  • IV-9 パワーモジュール(194)
  • IV-10 パワー素子(198)
  • IV-11 車載マイコン(202)
  • IV-12 コンデンサ(206)
  • IV-13 次世代センサ(209)
  • IV-14 HEV電源ハーネス(213)
  • IV-15 インホイールモータ(217)
  • IV-16 ターボチャージャ(221)
  • IV-17 アイドリングストップシステム(225)