2010年版 燃料電池関連技術・市場の将来展望 (上巻)

2010年版 燃料電池関連技術・市場の将来展望 (上巻)

価格 106,700円(税抜 97,000円) 企業名 富士経済
発刊日 2009年12月16日 体裁 A4版 261ページ

関連書籍
 ・2013年版 燃料電池関連技術・市場の将来展望

はじめに

 2009年は100年に一度の不況の嵐のなか、多くのメーカーのエンジニアならびに各関連機関の方々の“思い”が複数の分野において実りました。既にリン酸形燃料電池や溶融炭酸塩形燃料電池で市場拡大に努めてこられたメーカーの方々を含め、燃料電池市場立ち上げにご尽力されている皆様に書中ながら祝福申し上げます。

 2009年の燃料電池市場では、大きな出来事が連続的に起こりました。5月に家庭用燃料電池の出荷開始、8月に2015年から燃料電池車の販売開始を発表(トヨタ自動車社長)、さらに新日本石油を中心に水素供給・利用技術研究組合の立ち上げと活動開始、9月に世界の自動車メーカーが燃料電池車市場開拓(燃料電池車商品化とインフラ整備支援)で合意、10月に携帯機器充電用燃料電池(マイクロDMFC)の発売開始(東芝)、さらにマイクロPEFCの商品化推進発表(アクアフェアリー、2010年販売開始予定)。これら一連の燃料電池市場の動きが商用初期から普及初期へさらに拡大期へと向かうメーカー各社の意気込みを示すものとなりました。

 今後の市場開拓が進められる燃料電池システムは、現段階で国策の手厚い保護を受けている状況であり、将来商品化が始まる燃料電池車や家庭用SOFCも商用初期には同様の保護が必要になるとみられます。燃料電池システムは我々のエネルギー多消費型ライフスタイルを可能な限り維持しながら、環境性を著しく向上することが求められています。また、その環境性能を社会レベルで発揮するには、ハイエンド機から汎用機となることが必要であり、その姿が2025年頃に実現することを期待しております。

 「燃料電池関連技術・市場の将来展望」は今回で6回目の改定を向かえることになりました。当調査レポートはほぼ全編に渡って技術開発の進捗状況をベースとして構成してまいりましたが、本年は「燃料電池システムが市場でどのように選ばれ、普及するのか」に焦点を当てることをテーマに致しました。

 本調査レポート(上巻)では、燃料電池システム、燃料電池システムが消費する水素燃料、燃料電池車に必要な水素インフラを3つの主要市場として取り上げ、燃料電池市場全体を俯瞰できるように構成しております。
燃料電池システム市場は、需要分野別に区分し住宅、自動車、携帯機器を含める5分野を取り上げております。また今年より市場見通しを2025年まで延長し短期(~2012年)、中期(~2018年)、長期(~2025年)に分け、他製品との競合を踏まえた上で各分野での採用予測を試みるなど可能な限り燃料電池システムの出荷見通しにリアリティを持たせるよう努めました。

 なお、今回の資料作成にあたり、快く取材などに御協力頂きました各企業の御担当者様に深く感謝を申し上げるとともに、今後の業界の発展、関連企業の皆様の益々のご発展をお祈り申し上げます。

2009年12月
株式会社 富士経済
大阪マーケティング本部 プロジェクト

調査目的

本調査レポートでは、燃料電池市場の全体像を見据えるため、市場を構成する燃料電池システム並びに水素燃料、水素インフラを対象とした。また、燃料電池市場の長期的な展望を分析することを目的に、長期見通しとして2025年までの市場規模予測を行った。
また、燃料電池開発企業、水素インフラ関連企業、エネルギー事業者、研究機関、業界関連団体、行政など市場形成に関わる方々にとって有用なデータとなることを目的としている。

調査対象品目

燃料電池システム

  • A. 業務・産業分野
  • 1. PEFCシステム
  • 2. PAFCシステム
  • 3. MCFCシステム
  • 4. SOFCシステム
  • B. 住宅分野
  • 1. PEFCシステム
  • 2. SOFCシステム
  • C. 自動車分野
  • 1. PEFCシステム(燃料電池車)
  • D. 携帯機器関連分野
  • 1. DMFCシステム
  • 2. PEFCシステム
  • E. ポータブル分野
  • 1. DMFCシステム
  • 2. PEFCシステム
  • 3. SOFCシステム
  • F. 新型FC開発動向
  • バイオ燃料電池

水素燃料、水素インフラ・関連機器

  • G. 水素燃料(燃料電池用水素燃料)
  • H. 水素貯蔵
  • 1.高圧水素容器(定置用・自動車用)
  • 2.レギュレータ
  • 3.水素吸蔵容器
  • 4.ハイブリッド容器
  • 5.液体水素容器
  • I. 水素供給インフラ
  • 1.水素ステーション
  • 2.水素製造装置
  • 3.水素コンプレッサー
  • 4.水素ディスペンサー
  • 5.水素センサ
  • 6.高圧水素バルブ
  • 7.水素パイプライン

調査項目

総括・集計編

  • 1. 燃料電池市場の全体俯瞰
  • 2. 燃料電池関連市場ロードマップ
  • 3. 主要プレーヤー俯瞰図
  • 4. 対象品目別市場規模推移・予測
  • 5. 技術課題と今後の方向性
  • 6. 品目別市場集計一覧
  • 7. 主要企業・研究機関一覧
  • 8. 導入・開発・研究を支援する事業の動向
  • 9. 海外の燃料電池及びその他のエネルギーに関する開発・促進事業の動向

個別市場編

  • 1. 製品概要/市場定義
  • 2. 利用例/機器構成
  • 3. 最新主要製品
  • 4. 市場規模推移・予測
  • 5. 市場の現状と見通し
  • 6. メーカーシェア/出荷動向
  • 7. 技術開発の現状と目標
  • 8. 主要企業・研究機関
  • 9. 注目事業者動向

※ 調査項目は各調査対象により若干異なる場合があります

調査期間

2009年9~12月

調査主体

株式会社富士経済 大阪マーケティング本部 プロジェクト
※尚、数値はメーカー出荷ベースで、実績あるいは富士経済推定による

目次

Ⅰ 総括・集計編

  • 1.燃料電池市場の全体俯瞰 (1)
  • 2.燃料電池関連市場ロードマップ(FCシステム、水素燃料、水素インフラ) (3)
  • 3.主要プレーヤー俯瞰図 (5)
  • 4.対象品目別市場規模推移・予測
  • (1)燃料電池システム
  • [1] 分野別市場動向総括 (8)
  • [2] 分野別市場規模推移
  • A. 業務・産業分野 (10)
  • B. 住宅分野 (12)
  • C. 自動車分野 (14)
  • D. 携帯機器関連分野 (16)
  • E. ポータブル分野 (18)
  • [3] タイプ別市場規模推移
  • A. PEFC (20)
  • B. PAFC (21)
  • C. MCFC (22)
  • D. SOFC (23)
  • E. DMFC (24)
  • (2)水素燃料・水素インフラ
  • [1] 水素燃料 (25)
  • [2] 水素ステーション (27)
  • [3] 水素貯蔵 (29)
  • 5.技術課題と今後の方向性
  • (1)業務・産業分野 (31)
  • (2)住宅分野 (32)
  • (3)自動車分野 (32)
  • (4)携帯機器関連分野 (33)
  • (5)ポータブル分野 (33)
  • (6)新型FC開発 (33)
  • (7)水素燃料・水素インフラ (34)
  • 6.品目別市場集計一覧
  • (1)総市場 (38)
  • (2)分野別市場 (40)
  • 7.主要企業・研究機関一覧 (44)
  • 8.導入・開発・研究を支援する事業の動向
  • (1)燃料電池関連 (48)
  • (2)その他温暖化対策機器に関連する事業概要 (50)
  • (3)注目される購入補助事業の概要 (51)
  • 9.海外の燃料電池及びその他のエネルギーに関する開発・促進事業の動向 (54)

II 個別市場編

燃料電池システム市場編
  • A. 業務・産業分野
  • A-1 業務・産業用PEFCシステム (57)
  • A-2 業務・産業用PAFCシステム (62)
  • A-3 業務・産業用MCFCシステム (66)
  • A-4 業務・産業用SOFCシステム (75)
  • B.住宅分野
  • B-1 家庭用PEFCシステム (85)
  • B-2 家庭用SOFCシステム (96)
  • C. 自動車分野
  • C 自動車用FCシステム(燃料電池車) (104)
  • D. 携帯機器関連分野
  • D 携帯機器用FCシステム(マイクロDMFC/マイクロPEFC) (121)
  • E. ポータブル分野
  • E ポータブルFCシステム(ポータブルDMFC/ポータブルPEFC/ポータブルSOFC) (131)
  • F.新型FC開発動向
  • F バイオ燃料電池 (140)
水素関連市場編
  • G.水素燃料市場
  • G燃料電池用水素燃料 (145)
  • H.水素貯蔵市場
  • H-1 高圧水素容器(定置用・自動車用) (152)
  • H-2 レギュレータ (164)
  • H-3 水素吸蔵容器 (171)
  • H-4 ハイブリッド容器 (178)
  • H-5 液体水素容器 (185)
  • I.水素供給インフラ市場
  • I-1 水素ステーション (192)
  • I-2 水素製造装置 (215)
  • I-3 水素コンプレッサー (224)
  • I-4 水素ディスペンサー (231)
  • I-5 水素センサ (239)
  • I-6 高圧水素バルブ (246)
  • I-7 水素パイプライン (252)
調査項目 <個別市場編>
 1.製品概要/市場定義
 2.利用例/機器構成
 3.最新主要製品
 4.市場規模推移・予測
 5.市場の現状と見通し
 6.メーカーシェア/出荷動向
 7.技術開発の現状と目標
 8.主要企業・研究機関
 9.注目事業者動向

※ 調査項目は、各調査対象市場により若干異なります