2010年版 住設建材マーケティング便覧

2010年版 住設建材マーケティング便覧

価格 95,000円+税 出版社 富士経済
発刊日 2010年03月10日 体裁 A4版 224ページ

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はじめに

 住設建材業界は、大きな変革期を迎えている。
 2009年の新設住宅着工戸数は78万8,410戸で、45年ぶりの80万戸割れとなり、住設建材市場に大きな影響を与えた。市場においては業界再編が進みつつあり、メーカー間の経営統合や事業提携が活発化し、不採算事業からの撤退や経営資源の集中化の流れが加速している。新築からリフォームへの流れは依然として続いており、リフォーム対応商品の開発や家電量販店など新規チャネルの開拓、既存販売体制の見直しなどが進められている状況にある。
 大手メーカーを中心に海外市場に注力する動向が目立ち、中国やその他のアジア地域のみならず、高い経済成長を示す新興国の市場に参入する動きも出てきている。

 一方で国の施策においては、長期優良住宅制度や住宅エコポイント制度の施行、住宅ローン減税制度の延長など充実が図られており、住設建材市場には追い風となっている。各制度の効果は限定的と見る動きはあるが、住宅の省エネ化や環境対応、長寿命化、高断熱化の流れは確実なものになってきており、消費者への周知徹底が進めば市場にとってプラスに作用することは間違いない。

 2009年からは家庭用燃料電池の販売が開始され、著しい成長を見せる太陽光発電システムとともに、住宅のエネルギーシステムも大きく転換しつつある。住宅設備分野のみならず、建材分野においても省エネルギー化や環境対応は重要なキーワードとなっており、時流を見据えた商品開発が企業の命運を分けるポイントとなりつつある。

 「2010年版住設建材マーケティング便覧」では、住設建材市場の主要品目別概況を調査するとともに、中長期の展望予測をまとめた。前年版までの市場データを引き継ぐとともに、住宅の将来像を睨んだ商品開発の動向や近年注目される中古住宅の現状と展望を加えている。当該資料が貴社の事業展開上、少しでもお役に立てれば幸いである。
 なお、末筆ながら今回の資料作成にあたり、快く取材に応じて頂いた各企業のご担当者様に心より厚く御礼申し上げます。

2010年3月
株式会社富士経済 大阪マーケティング本部
第一事業部

調査背景

 新設住宅着工数の減少は依然継続しており、未だ下げ止まり感のない状況である。住宅リフォーム市場も集合住宅向けの需要が拡大傾向にあるものの、戸建住宅では需要回復に至っていない。

 集合住宅向けのリフォームは住み替え時に低価格帯製品への偏りを見せる一方で、戸建住宅のリフォームは比較的単価の高い製品が使用されている。需要が活発な集合住宅向けでは収益の確保が厳しくなっている。

 また住宅業界においては、ハウスメーカー等により未来住宅のコンセプト構想と実現に向けた研究開発が進められている。ただ、住宅業界の目指す方向と住設建材メーカーの開発の現状は必ずしもリンクしておらず、主要販売先であるハウスメーカー、工務店に対して住設建材各社が新たな対応を必要とする状況で、ハウスメーカー、工務店の考える未来住宅のコンセプトを把握することも重要となりつつある。

 さらには、中古住宅市場も活発化する方向にあり、住み替え時や再販時での住設建材メーカーの対応も、今後住設建材メーカーの生き残りに大きな影響を与えるものと予測される。

 「2010年版 住設建材マーケティング便覧」では、主要住設建材46品目の最新市場動向を把握するのに加え、住設建材メーカーの中長期の開発テーマの参考となるハウスメーカー等の住宅ビジョンをまとめ、今後取り組むべき開発要件を明らかにする。その他、最近拡大傾向にある集合住宅リフォーム向けの商品動向や流通特性を整理・分析し、当該市場の今後の方向性を明らかにした。

調査のポイント

  1. 住設建材の新たな方向性、未来住宅のコンセプトや中古住宅流通といった住宅業界の新しい動きを把握。
  2. 最近拡大傾向にある集合住宅リフォーム向けの商品開発動向など主要住設建材の最新動向を明確化。
  3. 定期刊行資料として、住居形態別の市場動向、流通ルート構成変化等の動向を継続的にフォローしていくとともに、基本データ以外にも、品目の特性に応じて素材、タイプ、サイズ等可能な範囲でセグメント別市場を算出。

調査期間

2010年1月~2010年3月

調査機関

株式会社富士経済 大阪マーケティング本部 第一事業部 住設建材プロジェクト

目次

I.総括編

  • 1.新設住宅着工戸数の動き (1)
  • 2.2009年住設建材市場総括と将来予測 (2)
  • 3.住設建材開発の将来像 (5)
  • 4.対象品目の市場規模推移 (8)
  • 5.エリア別市場規模の特性分析 (15)
  • 6.主要メーカーの事業戦略動向 (16)
  • 7.品目別商品開発動向 (17)
  • 8.流通特性分析 (32)
  • 9.中古住宅の現状と展望 (35)
  • 10.グローバル化の現状と展望 (38)

II.集計編

  • 1.品目別/タイプ別伸び率ランキング (51)
  • 2.メーカーシェア構造の特性(2009年) (53)
  • 3.需要形態別市場動向(2009年) (57)
  • 4.品目別/エリア別市場規模(2009年) (61)
  • 5.新商品/売れ筋商品一覧 (63)

III.品目市場編

  • 【 水廻り設備分野 】
  • 1.キッチン (73)
  • 2.洗面化粧台 (77)
  • 3.浴室ユニット (81)
  • 4.温水洗浄便座 / 一体型温水洗浄便器 (85)
  • 5.水栓金具 (89)
  • 【 水廻り関連機器分野 】
  • 6.ビルトインコンロ (93)
  • 7.食器洗浄乾燥機 (97)
  • 8.浄水器 / 整水器 (101)
  • 9.生ごみ処理機 / ディスポーザー (105)
  • 10.レンジフード (109)
  • 11.浴室暖房乾燥機 (113)
  • 【 給湯機分野 】
  • 12.ガス給湯機 (117)
  • 13.石油給湯機 (121)
  • 14.電気給湯機 (123)
  • 15.太陽熱温水器/ソーラーシステム (127)
  • 【 空調設備分野 】
  • 16.ルームエアコン (131)
  • 17.床暖房 (135)
  • 18.換気設備 (139)
  • 【 創エネ分野 】
  • 19.住宅用太陽光発電システム (143)
  • 20.コージェネレーションシステム (147)
  • 【 セキュリティ/電材分野 】
  • 21.住宅用火災警報器 (151)
  • 22.テレビドアホン (155)
  • 23.住宅用照明器具 (157)
  • 【 内装材(木質)分野 】
  • 24.フローリング材 (161)
  • 25.室内ドア (165)
  • 26.収納部材 (169)
  • 27.階段ユニット (173)
  • 28.造作材 (175)
  • 【 内装材(非木質)分野 】
  • 29.壁クロス (177)
  • 30.クッションフロア (181)
  • 31.内装建材用化粧シート (183)
  • 【 断熱分野 】
  • 32.住宅用断熱材 (185)
  • 33.複層ガラス (189)
  • 【 外部建具分野 】
  • 34.サッシ (191)
  • 35.玄関ドア (195)
  • 36.シャッター雨戸 (199)
  • 【 屋根材・外装材関連分野 】
  • 37.窯業系サイディング材 (203)
  • 38.金属系サイディング材 (207)
  • 39.外装タイル (209)
  • 40.ALC (211)
  • 41.樹脂サイディング材 (213)
  • 42.新生瓦 (215)
  • 43.塩ビ雨樋 (217)
  • 【 エクステリア分野 】
  • 44.門扉 (219)
  • 45.フェンス (221)
  • 46.カーポート (223)

<共通調査項目>
  1. 市場概況及び市場規模推移
  2. メーカーシェア推移
  3. 需要形態別市場分析(2009年)
  4. エリア別市場構成比(2009年)
  5. 新商品・売れ筋商品の特性分析
  6. 商品開発動向と今後の方向性
  7. 流通特性
  8. 主要メーカーの事業戦略動向
  9. グローバル化の動向
  10. 現状の課題/今後の方向性


※エリア別市場構成比については、以下の分類において算出している。
北海道/東北 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
甲信越/北陸 山梨県、新潟県、長野県、富山県、 石川県、福井県
中部 愛知県、岐阜県、静岡県、三重県
近畿 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県
中国/四国 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州/沖縄 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県