電動自動車関連市場の全貌 2010 下巻

電動自動車関連市場の全貌 2010 下巻

部品・材料・システム市場編

価格 97,000円+税 企業名 富士経済
発刊日 2010年06月11日 体裁 A4版 304ページ

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 ・電動自動車関連市場の全貌 2010 上巻

はじめに

不況下に芽生えた自動車の電動化が勢い良く進んでいる。
本レポートの上巻を発刊後、下巻を制作した3月から5月の3ヶ月間にもハイブリッド車や電気自動車に関連するニュースが数多く流された。その内容やマスメディアの扱い方は電動自動車市場の拡大に対する期待と社会的な注目の高さを感じさせる。

その注目は電動自動車というエコで新しい乗り物に対してだけではなく、自動車の電動化という局面も含まれる。従来の内燃機関による自動車では、液体燃料を燃焼させる力で機械を動かしてきたが、電動自動車は文字通り電気をエネルギーにして、動力源であるモータだけでなく、周辺の機器・部品も電動のものに置き換わる。採用される部品類が大きく変化することで、自動車の構造や部品供給関係が変化し、自動車産業へ新規参入するきっかけを作り出している。

日本の自動車メーカーは世界に先駆けてハイブリッド車を発売し、電動自動車で世界をリードしてきた。基幹部品であるバッテリの開発においても、この分野で世界をリードする国内の電機メーカーと合弁会社を立ち上げ、自社のハイブリッド車や電気自動車に最適な電池の開発に力を注ぎ、量的、技術的に安定して供給できる体制を築いてきた。
リチウムイオン二次電池は日本発の技術で、日本の電機メーカーは携帯電話やノートPCといった小型の民生機器で実績と技術を積み上げてきた。ハイブリッド車、電気自動車といった電動自動車の業界でも日本企業が世界に先駆け販売実績を伸ばしてきたが、電動自動車の市場が活気を増すにつれて海外メーカーも台頭し始めている。海外メーカーの展開は、完成品としての自動車だけでなく、基幹部品であるバッテリの開発や生産にも拡大している。アメリカでは政府のバックアップによってバッテリの量産体制を築く計画が進められているほか、中国や韓国においてもリチウムイオン二次電池の投資を拡大させる動きが散見される。

ベンチャー企業の動きも盛んである。内燃機関の自動車では参入が難しかったが、電動自動車の製造に乗り出し始めた。参入するベンチャー企業の中には、この一年で知名度を急上昇させている企業もあり、世界の大手自動車メーカーにとっても見過ごせない存在になりつつある。新たに自動車産業に足を踏み入れるメーカーの中には、基幹部品に汎用品を採用することで低コスト化を実現させるなど、大手自動車メーカーの常識を覆すような方法で電動自動車を開発・生産する姿勢が見られ、電動自動車の業界においては、これまでの自動車生産とは異なる供給関係や部品採用の傾向が見受けられる。反面、自動車メーカーとこれまで密接に関係してきた大手部品メーカーは従来通りガソリン車に部品を供給しながら、着々と電動化に対応する姿もある。

このような状態にある電動自動車業界において、電動自動車に採用される主要部品メーカーの取り組みと市場の動向を調査し、「電動自動車関連市場の全貌 2010 下巻」としてまとめた。
「電動自動車関連市場の全貌 2009」で取り上げた駆動用バッテリや駆動用モータといった基幹部品類にその周辺部品も追加したほか、採用の拡大が注目される次世代機器・システムの製品化動向や開発動向を加え内容の充実を図り、より幅広く市場と業界の動向を知り得る調査レポートの作成に努めた。

2010年3月末に発刊した「電動自動車関連市場の全貌 2010 上巻」に掲載している自動車・サービス・インフラ市場の内容と共に、電動自動車に関連するビジネス展開において役立つ資料となれば幸いです。

末筆になりましたが、資料作成にあたり取材にご協力頂きました皆様には心から感謝申し上げます。

2010年6月
株式会社富士経済 大阪マーケティング本部
プロジェクト

調査対象品目

【主要部品】 (国内・海外市場)
バッテリ(駆動用):リチウムイオン二次電池、バッテリ(駆動用):ニッケル水素電池、
モータ(駆動用)、インバータ、DC-DCコンバータ、駆動制御用ECU、
ハイブリッドトランスミッション、モータ用減速機、スタータジェネレータ、電動コンプレッサ、
電動ウォーターポンプ(インバータ冷却用)、電子制御ブレーキシステム(協調回生ブレーキシステム)、
バッテリ電流センサ、HEV/EV用リレー、車載用充電器

【関連機器・システム】 (国内・海外市場)
X-by-Wire、車載用燃料電池、車載用太陽電池、車載用ガスタービン、
シリーズ方式ハイブリッド車用エンジン発電機、バッテリ冷却システム、LEDヘッドライト、
インホイールモータとその関連部材、PTCヒーター、高電圧系ワイヤハーネス

調査期間

2010年3月~2010年5月

調査機関

株式会社富士経済 大阪マーケティング本部 プロジェクト

下巻 掲載品目

1)主要部品(電動デバイス)
バッテリ(駆動用):リチウムイオン二次電池
バッテリ(駆動用):ニッケル水素電池
モータ(駆動用)
インバータ
DC-DCコンバータ
駆動制御用ECU
ハイブリッドトランスミッション
モータ用減速機
スタータジェネレータ
電動コンプレッサ
電動ウォーターポンプ(インバータ冷却用)
電子制御ブレーキシステム(協調回生ブレーキシステム)
バッテリ電流センサ
HEV/EV用リレー
車載用充電器

2)関連機器・システム
X-by-Wire
 (スロットル、シフト、ブレーキ、ステア )
車載用燃料電池
車載用太陽電池
車載用ガスタービン
シリーズ方式ハイブリッド車用エンジン発電機
バッテリ冷却システム
LEDヘッドライト
インホイールモータとその関連部材
PTCヒーター
高電圧系ワイヤハーネス

目次

I.電動自動車・インフラ・サービス市場総括

  • 1.電動自動車主要部品の市場展望 (1)
  • 2.電動自動車主要部品の市場規模推移、予測 (3)
  • 1)全体市場 (3)
  • 2)国内市場 (6)
  • 3)海外市場 (8)
  • 4)カテゴリ別集計 (10)
  • 5)主要参入企業別実績  (12)
  • 参考)電動自動車の市場規模推移、予測 (13)
  • 3.参入メーカーの動向 (20)
  • 4.主要部品別価格ロードマップ (27)
  • 5.車種別主要部品・部材のコストウェイト (29)
  • 6.需要地生産の進展状況 (37)
  • 7.主要電動自動車システムの概要 (38)
  • (THS II、IMAシステム、NEO HYBRID/FUGA HYBRID、電気自動車/i-MiEV、AHS II(Two Mode Hybrid Sysytem)他)
  • 8.技術開発進展状況 (48)
  • 9.電動自動車部品のアルミ化・樹脂化状況 (51)
  • 10.品目別集計 (54)
  • 1)市場規模推移 (54)
  • 2)メーカーシェア(2009年実績) (58)
  • 11.参入企業一覧 (61)

II.電動自動車主要部品市場展開

  • 1.主要製品特徴比較 (65)
  • 2.主要自動車メーカーの部品内製・調達状況 (70)
  • 3.主要部品の供給-調達関係 (72)
  • 4.課題、改善点 (81)
  • 5.今後の見通し (83)
  • 6.中国部品市場の特徴 (87)
  • 1)中国部品動向 (87)
  • (1)中国電動自動車部品の研究開発と「863計画」 (87)
  • (2)電動自動車技術関連の主要大学 (89)
  • (3)電動自動車部品における中国国内/海外との提携の動向 (90)
  • (4)上海万博の電動自動車ショー (90)
  • 2)中国自動車部品メーカーの主なラインナップ (91)
  • 3)中国電動自動車主要部品市場規模推移、予測 (93)
  • 4)メーカーシェア (95)
2)~4)共通項目
(1)バッテリ(駆動用):リチウムイオン二次電池
(2)バッテリ(駆動用):ニッケル水素電池
(3)モータ(駆動用)
(4)インバータ
(5)DC-DCコンバータ
  • 5)中国主要部品メーカー一覧 (100)
  • 6)中国主要部品メーカー分布図 (102)
  • 7)中国主要部品メーカー情報 (106)
  • 8)中国主要電動自動車スペック一覧 (112)
  • 7.主要電動自動車スペック一覧 (118)

  • 電動自動車主要部品市場(個票編
  • (1)バッテリ(駆動用):リチウムイオン二次電池 (129)
  • (2)バッテリ(駆動用):ニッケル水素電池 (144)
  • (3)モータ(駆動用) (151)
  • (4)インバータ (163)
  • (5)DC-DCコンバータ (173)
  • (6)駆動制御用ECU (182)
  • (7)ハイブリッドトランスミッション (188)
  • (8)モータ用減速機 (195)
  • (9)スタータジェネレータ (201)
  • (10)電動コンプレッサ (208)
  • (11)電動ウォーターポンプ(インバータ冷却用) (215)
  • (12)電子制御ブレーキシステム(協調回生ブレーキシステム) (221)
  • (13)バッテリ電流センサ (229)
  • (14)HEV/EV用リレー (236)
  • (15)車載用充電器 (243)
<調査項目>
1.製品概要
2.市場規模推移、予測(2008年~2012年、2015年、2020年)
3.メーカーシェア(2009年実績、2010年見込:数量・金額)
4.供給関係
5.価格動向
6.主要メーカーの動向
7.今後の展望
8.主要参入企業一覧

III.関連機器・システム展開

  • 1.製品化の進展度 (251)
  • 2.主要メーカーの動向 (252)
  • 3.課題・改善点と今後の展開 (265)

  • 関連機器・システム展開(個票編)
  • (1)X-by-Wire (スロットル、シフト、ブレーキ、ステア) (267)
  • (2)車載用燃料電池 (272)
  • (3)車載用太陽電池 (276)
  • (4)車載用ガスタービン (280)
  • (5)シリーズ方式ハイブリッド車用エンジン発電機 (286)
  • (6)バッテリ冷却システム (289)
  • (7)LEDヘッドライト (292)
  • (8)インホイールモータとその関連部材 (296)
  • (9)PTCヒーター (300)
  • (10)高電圧系ワイヤハーネス (302)
<調査項目>
1.機器・システム概要
2.開発状況
3.実用化レベルと今後の見通し
4.現状の課題と今後の展開
5.主要参入企業一覧

IV.主要メーカー基礎情報

  • 1.愛三工業(株) (276)
  • 2.アイシン・エィ・ダブリュ(株) (277)
  • 3.(株)アドヴィックス (278)
  • 4.アルプス電気(株) (279)
  • 5.市光工業 (株) (280)
  • 6.(株)ケーヒン (281)
  • 7.(株)小糸製作所 (282)
  • 8.サンデン(株) (283)
  • 9.(株)ジェイテクト (284)
  • 10.ジヤトコ(株) (285)
  • 11.スタンレー電気(株) (286)
  • 12.住友電装(株) (287)
  • 13.(株)デンソー (288)
  • 14.(株)豊田自動織機 (289)
  • 15.日立オートモティブシステムズ(株)290
  • 16.日立電線(株) (291)
  • 17.日立ビークルエナジー(株) (292)
  • 18.富士通テン(株) (293)
  • 19.三菱重工業(株) (294)
  • 20.三菱電機(株) (295)
  • 21.(株)明電舎 (296)
  • 22.矢崎総業(株) (297)
  • 23.(株)リチウムエナジージャパン (298)
  • 24.Continental AG (299)
  • 25.Delphi Automotive LLP (300)
  • 26.Robert Bosch GmbH (301)
  • 27.上海奥威科技開発有限公司(Aowei) (302)
  • 28.南車時代電動汽車有限公司(CTEV) (303)
  • 29.中信国安盟固利(MGL) (304)
  • 30.万向電動汽車有限公司(WXEV) (305)
<調査項目>
1.企業概要 ―主要株主、主要納入先など
2.主要製品(電動自動車関連)
3.売上高推移