2011年 高機能エラストマー&コンパウンドのグローバル展開

2011年 高機能エラストマー&コンパウンドのグローバル展開

熱可塑性エラストマー・合成ゴム市場を徹底解明

価格 97,000円+税 出版社 富士経済
発刊日 2011年07月01日 体裁 A4版 262ページ

はじめに

 このたび弊社では熱可塑性エラストマーおよび合成ゴムの世界市場について調査を行い、調査資料『2011年 高機能エラストマー&コンパウンドのグローバル展開』としてまとめました。本資料は2007年11月に発刊しました『2008年 高機能エラストマー&コンパウンドのグローバル展開』の改訂版となります。
 なお、2011年版(本資料)では調査対象品目を熱可塑性エラストマーおよび合成ゴムに絞り、2008年版で取り上げた「ポリ塩化ビニルコンパウンド」および「ポリエチレンコンパウンド」は調査対象から除きました。また熱可塑性エラストマーについても一部、調査対象品目の入れ替えを行っています。
 熱可塑性エラストマーおよび合成ゴムは用途の裾野が広く、自動車や電機製品をはじめとした様々な工業製品から建築・土木資材、日用品、医療器具などあらゆる製品で用いられており、世界経済の成長とともに市場が拡大してきました。近年は中国をはじめとした新興国の経済成長が牽引し熱可塑性エラストマーや合成ゴムの市場も拡大していましたが、2008年、米国における金融危機に端を発する世界的な景気悪化の影響を受け熱可塑性エラストマーおよび合成ゴムも2008年から2009年にかけて大幅に需要が減退しました。
 ただ中国をはじめとした新興国では、内需拡大策などの効果もあり、各種製造業における生産も2009年の第2四半期頃から早くも回復しはじめました。また生活水準の向上によりトイレタリーグッズや玩具、育児用品などの日用品、食品包装、医療器具、スポーツ用品など様々な分野で熱可塑性エラストマーの採用が拡大しています。そのような新興国の旺盛な需要に加え、日本や欧米でも景気刺激策や前年からの反動などにより自動車や電機製品を中心に生産が回復し、2010年は熱可塑性エラストマーおよび合成ゴムの需要も増加に転じ軒並み2008年頃の水準まで回復しています。
 またCO2排出による地球温暖化や新興国の台頭による世界経済成長に伴う資源の枯渇などが深刻な問題となっており、省エネルギーや省資源など環境負荷の低い製品が求められています。その中で、低燃費タイヤの原料として用いられるS-SBRやリサイクル性に優れた熱可塑性エラストマーへのニーズが高まっています。
 ただ、これまで熱可塑性エラストマーおよび合成ゴムの市場を支えていた欧米や日本などの先進国市場は成熟期にあり、各種産業の生産拠点集積や経済成長とともに需要拡大が続く中国をはじめとした新興国が今後の市場を牽引していくことが予想されます。
 こうした変化の中、各熱可塑性エラストマーおよび合成ゴムメーカーは新興国での生産拡大や販売強化など、生産および販売体制の再構築を進めています。また新興国での需要拡大を背景に汎用化するもの、高機能性を活かしてニッチな市場を開拓するもの、またその両方が求められるものなど、その販売戦略も多様化しています。
 このような熱可塑性エラストマーおよび合成ゴム市場の変化の波を捉えるべく、本資料では世界の市場規模推移や日本の市場規模推移を調査し、さらに日本、アジア、欧米などの地域ごとに用途別の需要を調査しました。
 そして参入メーカーの生産動向や販売動向、また価格動向、技術開発動向、他の材料との競合状況、流通構造などについて調査しています。
 新興国における旺盛な需要を牽引役として再び成長軌道に乗る一方、大きく変化する熱可塑性エラストマーおよび合成ゴムの市場環境の中で、本資料が関連企業や関係者の皆様にとって市場分析や事業推進の一助となり、さらには市場の発展に繋がることを切に願います。
 尚、当調査資料の作成にあたり各関連業界の方々から多大なるご協力を賜りました。末筆ながらこの場をお借りして厚くお礼申し上げます。

2011年7月
株式会社 富士経済
東京マーケティング本部
ケミカル&マテリアルグループ

調査の目的

リーマンショック以降における世界のゴム・エラストマー市場の推移を把握するとともに、製造業の集積による生産拡大や高い経済成長率を背景に内需拡大が続く中国や東南アジア、インドなど新興国におけるゴム・エラストマー需要の動向を明らかにする。

調査ポイント

  • リーマンショック以降の世界的な市場動向の整理およびその方向性
  • 各参入メーカーの生産動向および増強計画
  • 中国を中心に需要拡大が続くゴム・エラストマーの地域別需要動向
  • 日本や中国、欧米など地域ごとのゴム・エラストマー用途別需要動向
  • 自動車分野をはじめとしたゴム・エラストマーの用途別市場分析

調査対象品目

熱可塑性エラストマー

  • 1.スチレン・ブタジエン・スチレンブロックコポリマー(SBS)
  • 2.スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマー(SIS)
  • 3.水添スチレン系エラストマー(水添TPSニートポリマー)
  • 4.水添スチレン系エラストマーコンパウンド(水添TPSコンパウンド)
  • 5.単純ブレンド型オレフィン系エラストマー(s-TPO)
  • 6.架橋型オレフィン系エラストマー(架橋型TPO)
  • 7.重合型オレフィン系エラストマー(RTPO)
  • 8.塩ビ系エラストマー(TPVC)
  • 9.塩素化ポリエチレン系エラストマー(CPE)
  • 10.シンジオタクチック1,2-ポリブタジエン(RB)
  • 11.ウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)
  • 12.ポリエステル系エラストマー(TPC)
  • 13.ポリアミド系エラストマー(TPAE)
  • 14.α-オレフィンコポリマー
  • 15.アクリル系エラストマー
  • 16. MNCS熱可塑性エラストマー(MNCS)

合成ゴム

  • 17.スチレンブタジエンゴム(SBR)
  • 18.ポリブタジエンゴム(BR)
  • 19.ポリイソプレンゴム(IR)
  • 20.クロロプレンゴム(CR)
  • 21.アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)
  • 22.ブチルゴム(IIR)
  • 23.エチレンプロピレンゴム(EPDM)
  • 24.フッ素ゴム(FKM・FEPM)
  • 25.エピクロルヒドリンゴム(ECO)
  • 26.アクリルゴム(ACM)
  • 27.シリコーンゴム(Q)
  • 28.ウレタンゴム(AU・EU)

調査方法

  • 弊社専門調査員による対象企業及び関連企業・団体などへの面接取材を基本とした情報収集を行なった。
  • 販売数量や販売金額などの数値は有価証券報告書などの提出のある企業はそれに準拠し、その他の企業もしくは限定できないものについては弊社調査員による推定値である。また、特に断りのない限りメーカー出荷数量、メーカー出荷金額として提示した。
  • 各カテゴリーの数値は年次ベース(1~12月)とする。
   ※当資料中の構成比は端数処理の関係上、合計値が100.0%にならないことがあります。

調査期間

2011年4月~2011年6月

目次

[Ⅰ]総括編 (1)

  • 1.熱可塑性エラストマーおよび合成ゴムの市場規模推移と今後の市場予測
  • (2008年実績~2015年予測) (3)
  • 1) 熱可塑性エラストマー・合成ゴム(合計) (3)
  • 2) 熱可塑性エラストマー (4)
  • 3) 合成ゴム (5)
  • 2.熱可塑性エラストマー及び合成ゴムの世界需要(2010年実績) (8)
  • 3.熱可塑性エラストマー及び合成ゴムの地域別世界需要(2010年実績) (9)
  • 4.熱可塑性エラストマー・合成ゴムの市場及び種類別構成比(2010年実績) (10)
  • 【世界】 (10)
  • 1) 熱可塑性エラストマー・合成ゴム (10)
  • 2) 熱可塑性エラストマー (10)
  • 3) 合成ゴム (10)
  • 【日本】 (11)
  • 1) 熱可塑性エラストマー・合成ゴム (11)
  • 2) 熱可塑性エラストマー (11)
  • 3) 合成ゴム (11)
  • 5.エラストマー&コンパウンドの用途分野別世界需要動向 (12)
  • 1)用途分野別世界需要構成(2010年実績) (12)
  • 2)用途分野別地域別世界需要構成(2010年実績) (12)
  • 3)地域別用途分野別世界需要構成(2010年実績) (13)
  • 6.用途分野別種類別世界需要構成(2010年実績) (14)
  • 1)自動車 (14)
  • 2)工業 (16)
  • 3)樹脂材料 (19)
  • 7.エラストマー&コンパウンドの用途分野別地域別需要(2010年実績) (21)
  • 1)自動車 (21)
  • 2)工業 (22)
  • 3)樹脂材料 (24)
  • 8.エラストマー&コンパウンドの用途別地域別需要(2010年実績) (25)
  • 9.エラストマー&コンパウンドのメーカー別地域別生産能力(2010年実績) (28)
  • 10.メーカー別生産拠点及び生産能力(2010年実績) (33)
  • 11.種類別メーカー別世界・日本販売数量及びシェア(2010年実績) (38)
  • 12.メーカー別種類別世界・日本販売数量及びシェア(2010年実績) (41)
  • 13.メーカー別種類別世界・日本販売金額(2010年実績) (44)
  • 14.エラストマー&コンパウンドメーカーの世界・日本の事業規模(2010年実績) (47)
  • 1)世界 (48)
  • 2)日本 (49)
  • 15.エラストマー&コンパウンドの流通構造 (50)
  • 16.エラストマー&コンパウンド価格動向(グレード又は種類別) (56)

[II]エラストマー&コンパウンド編 (57)

  • 1.スチレン・ブタジエン・スチレンブロックコポリマー(SBS) (59)
  • 1.製品概要
     1)種類・区分
     2)参入企業一覧
    2.市場規模推移と今後の市場予測(2008年実績~2015年予測)
     1)世界
     2)日本
    3.世界の地域別需要動向(2010年実績)
    4.メーカー別生産拠点及び生産能力(2010年実績)
    5.メーカー別販売数量及びシェア(2010年実績)
     1)世界
     2)日本
    6.分野・用途別需要構成(2010年実績)
     1)アジア
     2)欧米他
     3)世界
    7.価格動向(グレード又は種類別)
    8.用途別競合素材及び新規用途への展開
    9.事業展開/技術開発面における課題・問題点
    10.流通構造
    11.今後の方向性(成長要因/成長阻害要因)
  • 2.スチレン・イソプレン・スチレンブロックコポリマー(SIS) (68)
  • 3.水添スチレン系エラストマー(水添TPSニートポリマー) (75)
  • 4.水添スチレン系エラストマー(水添TPSコンパウンド) (85)
  • 5.単純ブレンド型オレフィン系エラストマー(s-TPO) (98)
  • 6.架橋型オレフィン系エラストマー(架橋型TPO) (103)
  • 7.オレフィン系エラストマー(重合タイプ)(RTPO) (113)
  • 8.塩ビ系エラストマー(TPVC) (117)
  • 9.塩素化ポリエチレン系エラストマー(CPE) (124)
  • 10.シンジオタクチック1,2-ポリブタジエン(RB) (132)
  • 11.ウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU) (140)
  • 12.ポリエステル系エラストマー(TPC) (149)
  • 13.ポリアミド系エラストマー(TPAE) (158)
  • 14.α-オレフィンコポリマー (165)
  • 15.アクリル系エラストマー (171)
  • 16.MNCS熱可塑性エラストマー(MNCS) (175)
  • 17.スチレンブタジエンゴム(SBR) (176)
  • 18.ポリブタジエンゴム(BR) (184)
  • 19.ポリイソプレンゴム(IR) (192)
  • 20.クロロプレンゴム(CR) (198)
  • 21.アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR) (207)
  • 22.ブチルゴム(IIR) (214)
  • 23.エチレンプロピレンゴム(EPDM) (220)
  • 24.フッ素ゴム(FKM・FEPM) (227)
  • 25.エピクロルヒドリンゴム(ECO) (236)
  • 26.アクリルゴム(ACM) (242)
  • 27.シリコーンゴム(Q) (248)
  • 28.ウレタンゴム(AU、EU) (256)

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