Special Appli. 光源/照明市場 実態・技術・予測 2012年版

Special Appli. 光源/照明市場 実態・技術・予測 2012年版

価格 97,000円+税 出版社 富士経済
発刊日 2012年02月20日 体裁 A4版 350ページ

はじめに

 光源/照明市場における有望省エネルギー技術としてLED技術が注目されて久しいが、近年は低消費電力で長寿命という特徴だけでなく、小型、水銀レス、発熱しない、任意の波長のみの光特性など様々なメリットから、あらゆる光源分野においてLED光源の採用が進んでいる。特殊光源における置き換えに始まったLED光源は、最大アプリケーションであるデジタル機器用ディスプレイにおいて標準化が進み、昨今は一般照明分野においても採用が進んでいる。

 地球規模の温暖化問題への対策が求められる昨今、LEDのようにより消費電力の小さな省エネ光源/照明への切り替えを進める動きが活発化している。LEDと同様に、消費電力の小さな有機ELやレーザー光源の採用も進んでおり、それぞれの特性を生かしたアプリケーションの開拓が進められている。

 但し、各アプリケーションにおいてLEDや有機EL、レーザーなどの有望光源への切り替えが進む一方で、欧州など先進国の経済危機などの影響からアプケーションそのものの市場が低迷し、好調であった光源市場にも影を落とす事態となっている。特に2011年における液晶関連市場の停滞は、搭載される光源市場のみならず、製造工程で用いられる産業用光源市場にも負の影響を与えている。スマートフォンやタブレットなどの新たな成長分野の好調がみられるものの、同分野の受注獲得に参入プレーヤーが群がる構図となっている。加えて、光源に強みを持っていた日本企業にとっては、戦後最大の円高や生産拠点の海外移転などのマイナス要因も重くのしかかっており、予断を許さぬ状況といえる。
 
 また国内に目を転じると、2011年3月11日に起こった東日本大震災をきっかけに、国内の照明を巡る市場環境は大きく様変わりしている。関東地域を中心に、2011年夏期の電力不足の懸念に伴う徹底した照明使用の削減が行われ、過去に例のない暗さの照明環境下での生活を余儀なくされたことは記憶に新しい。秋以降も、依然として原子力発電所の稼働停止による電力不足の懸念が続いており、さらに火力発電所へのシフトに伴う電気料金の値上げも避けられない状況に日本全域が見舞われている。LED照明製品市場は活況を呈する最中にあるが、反面従来光源のリプレイス需要を食いつぶす需要の前倒しとの見方もあり、国内照明メーカーは成熟する国内市場からの脱却に力を注ぎつつある。

 激動の最中にある光源/照明市場において、本資料では、アプリケーション毎にLEDや有機ELなどの新光源の可能性を、従来の白熱ランプ、蛍光ランプ、HIDランプ等との技術・商品競争力上から市場分析し、アプリケーション側からの要求分析を通じて明らかにしている。又、光源自体の市場も捉え、包括的なマーケティング資料となるよう工夫した。求められる用途・要求に対し、現状でどのような光源が採用され、どのような光源と競合し、そしてどのような光源が今後採用されていくのか、という主題に対して弊社としての結論を纏めている。

 末筆ながら、本調査資料の作成にあたり、御多忙中にもかかわらず取材にご協力頂いた各社ご担当者様はじめ関係各位には心より厚く御礼を申し上げると共に、本調査が業界発展の一助となる事を願っている。

2012年2月
株式会社 富士経済
大阪マーケティング本部
第三事業部
光源プロジェクトチーム

調査の目的

本調査では、アプリケーション毎に各種光源の採用状況、技術的特長及び商品競争力上からの市場分析を通じて、競合、新規用途開拓、棲み分けの動向などを明らかにし、アプリケーション別に市場構造や光源へのニーズなどの詳細な分析を行うことで、活用性の高い実践的な情報を取りまとめた。また、光源自体や照明関連製品、照明用関連部材の市場動向も調査することで包括的に光源及び照明市場を分析した。

調査対象品目

光源市場 6 品目
アプリケーション別市場 15 品目
照明関連製品市場 4 品目
照明用関連部材市場 7 品目

※市場実績/予測及びメーカー実績は富士経済推定

光源市場編 調査対象品目

ランプ 可視光ランプ
紫外光ランプ
赤外光ランプ
LED 可視光LED 単色LED
白色LED
紫外光LED
赤外光LED
有機EL ディスプレイ用途
照明用途
レーザー 半導体レーザー(FP・DFB・VCSEL)
ガスレーザー
固体レーザー
その他

は光源市場編の対象範囲


アプリケーション別市場編 調査対象品目

ディスプレイ・映像表示用途 1.デジタル機器用ディスプレイ / 2.プロジェクタ
産業用途 3.画像処理用 / 4.キュアリング用 / 5.露光装置
医療・衛生用途 6.殺菌用(水殺菌・空気殺菌・表面殺菌) / 7.内視鏡
自動車用途 8.自動車外装ランプ / 9.自動車内装ランプ
一般照明 10.住宅照明 / 11.オフィス・ビル照明 / 12.店舗照明 / 13.施設照明 / 14.屋外照明 / 15.電光看板

調査対象光源

白熱ランプ、ハロゲンランプ、蛍光ランプ、メタルハライドランプ、水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、水銀キセノンランプ、冷陰極紫外線ランプ、高圧/低圧ナトリウムランプ、キセノンランプ、エキシマランプ、冷陰極蛍光ランプ(CCFL)、LED管球ランプ、白色LED、RGBLED、単色LED、紫外光LED(UVLED)、赤外光LED(IRLED)、有機・無機EL、半導体レーザー(LD)、その他


照明関連製品市場編 調査対象品目

LED照明 1. LED照明器具(白熱/ハロゲン/蛍光/HID/冷陰極管灯代替形) / 2. LED管球ランプ(白熱/ハロゲン/蛍光/HIDランプ代替形) / 3. 演出・看板用LED照明
有機EL照明 有機EL(光源)/有機EL照明器具
電熱/放電灯照明器具 白熱/ハロゲン/蛍光/HID/冷陰極管灯器具
電熱/放電ランプ 白熱/ハロゲン/蛍光/HID/冷陰極蛍光ランプ

照明用関連部材市場編 調査対象品目

照明用関連部材 1.LED照明用光源モジュール(ライトエンジン) / 2.LED管球ランプ用電源 /
3.LED照明器具用電源 / 4.LED管球ランプ用拡散・導光部材 /
5.LED照明器具用拡散・導光部材 / 6.LED管球ランプ用放熱部材 /
7.有機EL照明用光拡散フィルム

調査方法

  • 対象品目及び関連市場・技術等の対象企業・団体等へのヒアリングにより個別情報を収集し、参入各社・団体が公表する情報等を含む既存情報の確認・要約とともに、レポートを取り纏めた。

調査期間

  • 2011年11月~2012年2月

調査担当

株式会社 富士経済 大阪マーケティング本部 第三事業部 光源プロジェクトチーム

目次

I.総括編

  • 1.光源/照明市場の全体俯瞰 (1)
  • 2.LED/有機EL/一般照明メーカーアライアンス俯瞰 (3)
  • 3.特殊光源市場まとめ (5)
  • 4.一般照明市場まとめ (11)
  • 5.照明用関連部材市場まとめ (26)
  • 6.アプリケーション別LED化ポジショニングマップ (27)
  • 7.管球ランプに関する規制 規格化動向 (29)

II.集計編

  • 1.市場規模推移 (2009年~2011年実績、2012年見込、2013年、2015年、2020年予測) (35)
  • 2.アプリケーション別光源別メーカーシェア(2011年実績) (41)
  • 3.アプリケーション別の光源採用のポイント及び評価基準 (49)
  • 4.アプリケーション別のLED化/OLED化比率(数量ベース) (54)

III.光源市場編

  • 1.可視光ランプ (59)
  • 2.赤外光ランプ (65)
  • 3.紫外光ランプ (67)
  • 4.パッケージLED〔可視光(単色 白色) 赤外光 紫外光〕 (71)
  • 5.有機EL (80)
  • 6.半導体レーザー (86)

IV.アプリケーション別市場編

A.特殊光源分野
  • ディスプレイ 映像表示用途
  • 1.デジタル機器用ディスプレイ (93)
  • 2.プロジェクタ(フロントプロジェクタ・業務用プロジェクタ・超小型プロジェクタ) (110)
  • 産業用途
  • 3.画像処理用(LED光源/光ファイバ照明システム/蛍光灯装置) (121)
  • 4.キュアリング用(接着/貼合/印刷/コーティング/乾燥/洗浄 改質用) (132)
  • 5.露光装置 (151)
  • 医療 衛生用途
  • 6.殺菌用(水殺菌 空気殺菌 表面殺菌) (162)
  • 7.内視鏡 (171)
  • 自動車用途
  • 8.自動車外装ランプ (179)
  • 9.自動車内装ランプ (191)
B.一般照明分野
  • 10.住宅照明 (199)
  • 11.オフィス ビル照明 (214)
  • 12.店舗照明 (226)
  • 13.施設照明 (239)
  • 14.屋外照明 (252)
  • 15.電光看板 (265)

V.照明関連製品市場編

A.LED/OLED照明
  • 1.LED照明市場 (281)
  • 1-1.LED照明器具(白熱/ハロゲン/蛍光/HID/冷陰極管灯代替形) (284)
  • 1-2.LED管球ランプ(白熱/ハロゲン/蛍光/HIDランプ代替形) (293)
  • 1-3.演出 看板用LED照明 (303)
  • 2.有機EL照明 (306)
B.電熱/放電灯
  • 1.電熱/放電灯照明器具(白熱/ハロゲン/蛍光/HID/冷陰極管灯器具) (309)
  • 2.電熱/放電ランプ(白熱/ハロゲン/蛍光/HID/冷陰極蛍光ランプ) (318)

VI.照明用関連部材市場編

照明用関連部材市場 (333)
  • 1.LED照明用光源モジュール(ライトエンジン) (334)
  • 2.LED管球ランプ用電源 (337)
  • 3.LED照明器具用電源 (339)
  • 4.LED管球ランプ用拡散 導光部材 (341)
  • 5.LED照明器具用拡散 導光部材 (344)
  • 6.LED管球ランプ用放熱部材 (346)
  • 7.有機EL照明用光拡散フィルム (349)

*シェア算出に際しては、少数第2位以下の四捨五入による計算上、各項目のシェア合計値が100%にならない場合(前後0.1%程度)がある。仮に合計値が100%にならないケースについては、このことがシェア動向に大きな影響を与えないことを確認したうえで、便宜上合計値を100%とする。


光源市場編:共通調査項目
1.製品概要
2.市場規模推移
3.用途動向
4.用途別メーカー動向
5.価格動向

アプリケーション別市場編:共通調査項目(※一部変更あり)
1.対象範囲
2.光源/照明システムの概要
3.光源市場とアプリケーションの相関
4.光源種類別市場規模推移
5.セット/アフター別構成比
6.光源メーカーシェア
7.アプリケーションの動向
8.価格動向
9.LED/OLED化の動向
10.光源採用のポイント及び評価基準
11.関連部材の動向
12.流通ルート動向
13.海外動向
14.光源/アプリケーションの将来展望

照明関連製品市場編:共通調査項目(※一部変更あり)
1.市場規模推移
2.メーカーシェア

照明用関連部材市場編:共通調査項目(※一部変更あり)
1.製品概要及び対象範囲
2.市場規模推移
3.メーカー動向
4.対象製品の技術トレンド
5.対象製品の将来展望