調査概要
調査テーマ
『afterコロナを見据える外食市場の中長期将来予測』
- 2030年に向け価値の再定義が迫られる外食市場の展望 -
調査背景・目的
2021年以降も緊急事態宣言の発令やワクチン接種の浸透など国・自治体における方針や消費者意識の変化が外食市場にも大きな影響を及ぼすことが予測され、市場予測値は常に変化し続けている
本調査では業態特性やリーディングカンパニーの方針等をもとに市場予測値のトップライン・ボトムラインを示しながら市場変動性を可視化することで2030年に向けた外食市場の将来展望を明らかにすることを目的とする
調査期間
2021年11月~12月
調査手法・市場算出方法
各業態における上位チェーン・リーディングカンパニーに対する直接ヒアリングを実施し、2030年に向けた目標・計画値と現状の動向・進捗状況を確認、収集情報を基に割り出した市場データに対し、ワーカーのオフィス出社率や人流、新型コロナウイルス感染者数推移といった社会情勢・各種公的データ・弊社保有データを活用し変数設定した重回帰分析を行うことでこれらの相関性を加味した市場予測値を算出した
■調査対象業態
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業態区分 | 業態名 |
FF | ハンバーガー、チキン、ドーナツ、サンドイッチ、クレープ、アイスクリーム、ラーメン、カレーショップ、ステーキ、セルフ式そば、セルフ式うどん、クイックパスタ・ピザ、回転ずし、牛丼、天丼・天ぷら、海鮮丼、スタミナ丼、とんかつ・かつ丼、唐揚げ、定食チェーン、スープカフェ |
FR | 総合FR、和風FR、イタリアFR、中華FR、ステーキ・ハンバーグFR、チャンポンFR、バイキングレストラン |
料飲店 | 居酒屋・炉端焼、、ビアレストラン、ディスコ・クラブ、カフェバー・ショットバー、スナック・クラブ・パブ |
喫茶 | コーヒーショップ、喫茶店・コーヒー専門店、紅茶専門店、フルーツパーラー、甘味処、ジューススタンド、ティースタンド・カフェ |
宿泊宴会場 | ホテル、結婚式場・宴会場、旅館 |
■市場区分・定義
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市場区分 | 新型コロナウイルス感染症の動向・人々の意識変化 | 社会・外食市場への影響 |
Max |
・2030年にかけてワクチン接種の効力・新薬開発による新型コロナウイルス感染症集団感染事例の減少と軽症化が進み、人々はかぜと同様の平常的な防衛意識で対処可能になる
・医療技術の進歩・新薬開発により新型コロナウイルス変異株の出現に対しても処置が可能になる
・コロナウイルス感染症警戒レベルはステージ1を継続
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・大人数で集まる会合・集会等のシーンも流行以前の利用環境に回復し、国内約5,200万人のワーカーのオフィス出社率は100%元に戻る
・し、外食利用における規制・要請が全廃される
・お盆・年末年始といった行楽・帰省シーズンの同時期の飛行機・新幹線等の乗客数・搭乗客数も2019年並みに回復
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Normal |
・2030年にかけても新型コロナウイルスウイルス感染症の集団感染事例が発生しうる環境が継続し、人々は「密」を避ける生活様式を継続して選択する
・緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の公示には至らないが、新型コロナウイルス変異株の出現や流行拡大が危惧されるお盆・年末年始といったシーズンにおいては断続的に外出自粛が呼びかけられる
・コロナウイルス感染症警戒レベルはステージ1~ステージ2を維持
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・大人数で集まる会合・集会は敬遠され、ワーカーのオフィス出社率も80%-90%程度を維持
・され、5人以上での会食自粛、5人以上の会食においてはワクチン接種証明等を用いた対策義務が必要となる
・お盆、年末年始といった行楽・帰省シーズンは飛行機・新幹線党の乗客数・搭乗客数は回復に向かうものの、され、移動の目的は観光から滞在に変わる
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Minimum |
・2030年にかけても新型コロナウイルス感染症の集団感染事例が断続的に発生するほか、より強力な変異株が出現し再び緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が公示される
・変異株ウイルスに対する死亡・重症化リスクが高まり再度ワクチン接種が必要となるほか、人々は2020年以上の防衛意識を持った生活・対応を迫られる
・コロナウイルス感染症警戒レベルは断続的にステージ3以上となる
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・大人数で集まる会合・集会は敬遠され、全国的なテレワークが更に進行しとなる
・緊急事態宣言の再発令に伴い外食店は20時までの時短営業・アルコール提供自粛・休業要請が再度実施 される
・他人との接触・感染の危険性が高まる外食行動は自粛、県をまたぐ移動も制限され
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