2012年版 住設建材マーケティング便覧

2012年版 住設建材マーケティング便覧

価格 95,000円+税 出版社 富士経済
発刊日 2012年02月27日 体裁 A4版 242ページ

はじめに

未曾有の大惨事となった東日本大震災においては、全壊家屋126,244 戸、半壊家屋227,683 戸と大きな被害が発生し、住設建材業界にも少なからず影響を与えた。震災直後はメーカーの生産拠点の被災や部品調達が困難な状況に陥ったことで、一部の製品では深刻な品不足が発生した。被災したメーカーの復旧は比較的早かったが、震災後はエネルギーバランスの見直しや自立分散型電源に対するニーズが拡大し、大手ハウスメーカーを中心に、スマートハウスが前倒しで商品化された。

震災後の計画停電への対応として太陽光発電システムや燃料電池などの創エネ機器、LED照明器具、断熱建材などのニーズが拡大し、省エネ・環境対応商品に対する需要拡大の動きは一層顕著になっている。スマートハウスについては、家庭用蓄電池の市場が本格的に形成されつつあり、電気自動車やハイブリッドカーとの連携など、自動車業界や家電業界、通信業界など他業界を巻き込む形で市場は広がりを見せている。2012年以降は、震災復興需要が本格化するとともに、エネルギー・環境対応商品の更なる市場拡大が予想されている。

エネルギー分野とともに、注目されるのが、業界再編の動向と日系メーカーによる海外進出の加速である。業界では、住宅購入人口の減少に伴い、新設住宅着工戸数が低い水準で推移しており、供給能力の過剰が課題となっている。住生活グループでは、2011年4月から傘下5社をLIXILとして統合し、製品の統廃合や生産・販売体制の見直し、重複事業の整理などに着手した。各分野における主要各社が統合したことで、市場におけるシェア構造も大きく変化し、大型のM&Aや業務提携を矢継ぎ早に発表するなど、その勢いは留まるところを知らない。同社ではスケールメリットを活かした新たなビジネスモデルの構築を志向しており、業界に新風を吹き込んでいる。

海外進出については、住生活グループが現地企業のM&Aや提携による海外進出を本格化させているのをはじめ、日系メーカーによる海外進出が相次いだ。依然として中国への進出が多いが、ベトナム、インドネシア、インド、ロシアなど新興国を中心に進出国は広がりを見せている。

「2012年版 住設建材マーケティング便覧」では、12分野50品目を対象に、前年版までの基本データを継続するとともに、[1]業界再編、[2]海外進出、[3]エネルギー、[4]流通変化の4つを新たなキーワードとして設定した。新たな品目として、「スマートメータ」、「家庭用蓄電池」、「HEMS」の3品目、断熱分野として「遮熱塗料」、「日射調整フィルム」の2品目を追加し、内容の充実を図っている。当該資料が貴社の事業展開上、少しでもお役に立てれば幸いである。
末筆ながら今回の資料作成にあたり、快く取材に応じて頂いた各企業のご担当者様に心より御礼申し上げます。


2012年2月
株式会社富士経済 大阪マーケティング本部
第二事業部

調査のポイント

  1. 住設建材の全体市場を俯瞰し、関連制度の変化や東日本大震災の影響をふまえ市場動向をとりまとめた。
  2. 2012年版のポイントとして、[1]業界再編 [2]海外進出 [3]エネルギー [4]流通変化をキーワードに設定し、重点的に調査を実施した。
  3. 対象となる主要住設建材50品目を対象に市場規模推移、メーカーシェア、開発動向、流通動向等の基本データを継続的にフォローしていくとともに、品目の特性に応じて素材、タイプ等可能な範囲でセグメント別市場を算出。

調査期間

2011年11月~2012年2月

調査機関

株式会社富士経済 大阪マーケティング本部 第二事業部

目次

Ⅰ. 総括編

  • 1.新設住宅着工戸数の動き (1)
  • 2.2011年住設建材市場総括と将来予測 (2)
  • 3.住設建材市場における東日本大震災の影響 (6)
  • 4.対象品目の市場規模推移 (7)
  • 5.エリア別市場規模の特性分析 (14)
  • 6.品目別商品開発動向 (15)
  • 7.住設建材市場における最新トレンド動向
  • (1)業界再編 (34)
  • (2)海外進出 (38)
  • (3)エネルギー (55)
  • (4)流通変化 (59)

II. 集計編

  • 1.品目別/タイプ別伸び率ランキング (61)
  • 2.メーカーシェア構造の特性(2011年見通し) (63)
  • 3.需要形態別市場動向(2011年見通し) (67)
  • 4.品目別/エリア別市場規模(2011年見通し) (71)
  • 5.新商品/売れ筋商品一覧 (73)

III. 品目市場編

【 水廻り設備分野 】
  • 1.キッチン (83)
  • 2.洗面化粧台 (87)
  • 3.浴室ユニット (91)
  • 4.温水洗浄便座 / 一体型温水洗浄便器 (95)
  • 5.水栓金具 (99)
【 水廻り関連機器分野 】
  • 6.ビルトインコンロ (103)
  • 7.食器洗浄乾燥機 (107)
  • 8.浄水器 / 整水器 (111)
  • 9.レンジフード (115)
  • 10.浴室暖房乾燥機 (119)
【 給湯機分野 】
  • 11.ガス給湯機 (123)
  • 12.石油給湯機 (127)
  • 13.電気給湯機 (129)
【 空調設備分野 】
  • 14.ルームエアコン (133)
  • 15.床暖房 (137)
  • 16.換気設備 (141)
【 創エネ/スマートハウス関連分野 】
  • 17.住宅用太陽光発電システム (143)
  • 18.太陽熱利用システム (147)
  • 19.ガスコージェネレーションシステム (151)
  • 20.スマートメータ (155)
  • 21.家庭用蓄電池 (159)
  • 22.HEMS (161)
【 セキュリティ/電材分野 】
  • 23.住宅用火災警報器 (163)
  • 24.テレビドアホン (167)
  • 25.住宅用照明器具 (169)
【 内装材(木質)分野 】
  • 26.フローリング材 (173)
  • 27.室内ドア (177)
  • 28.収納部材 (181)
  • 29.階段ユニット (185)
  • 30.造作材 (187)
【 内装材(非木質)分野 】
  • 31.壁クロス (189)
  • 32.クッションフロア (193)
【 断熱分野 】
  • 33.住宅用繊維系断熱材 (195)
  • 34.住宅用発泡系断熱材 (199)
  • 35.複層ガラス (203)
  • 36.遮熱塗料 (205)
  • 37.日射調整フィルム (207)
【 外部建具分野 】
  • 38.サッシ (209)
  • 39.玄関ドア (213)
  • 40.シャッター雨戸 (217)
【 屋根材・外装材関連分野 】
  • 41.窯業系サイディング材 (221)
  • 42.金属系サイディング材 (225)
  • 43.外装タイル (227)
  • 44.ALC (229)
  • 45.樹脂サイディング材 (231)
  • 46.新生瓦 (233)
  • 47.塩ビ雨樋 (235)
【 エクステリア分野 】
  • 48.門扉 (237)
  • 49.フェンス (239)
  • 50.カーポート (241)

<共通調査項目>
1.市場概況及び市場規模推移
2.メーカーシェア推移
3.需要形態別市場分析(2011年見通し)
4.エリア別市場構成比(2011年見通し)
5.新商品・売れ筋商品の特性分析
6.商品開発動向と今後の方向性
7.業界トレンドへの対応状況
8.現状の課題/今後の方向性


※エリア別市場構成比については、以下のエリア分けで算出している。
北海道/東北 北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
関東 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県
甲信越/北陸 山梨県、新潟県、長野県、富山県、 石川県、福井県
中部 愛知県、岐阜県、静岡県、三重県
近畿 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県
中国/四国 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州/沖縄 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県