調査概要
調査目的
・太陽電池は、主に発電事業あるいは自家発電といった動力用の電源デバイスとして世界中で活用されている。これらの主流の太陽電池とは異なる特性を持つ新型・次世代太陽電池の研究開発が進展しており、その独自性・特殊性を活かした用途開拓が進められている。
・新型太陽電池は研究開発テーマとして日本での関⼼度が高まっているが、商用化では海外が先行してきた。近年はBIPV(建材一体型太陽電池)や、ITサービスの各種電源、IoT用のセンサー電源等が、量産化へと導く有望アプリケーションとして注目されている。
・当調査企画は、「2020年版新型・次世代太陽電池の開発動向と市場の将来展望」のアップデート版として、新型太陽電池を商用化している企業、あるいは商用化に目途をつけた先行企業の研究開発の現状と開発ロードマップ、アプリケーション・用途開拓の動向を⼀覧化して整理分析し、新型太陽電池および主要構成部材の市場の方向性を示すことを目的に調査を実施した。
調査項目
<総括編>
1.新型・次世代太陽電池の市場規模推移
2.新型・次世代太陽電池の開発ロードマップ
3.各種太陽電池の特性比較分析
4.新型・次世代太陽電池の開発経緯・最新動向
5.主要構成部材の種類・原料・高コスト部材・モジュール構成
6.主要構成部材の使用量・コスト目安
7.アプリケーションの開発動向
8.2020年以降の特許・実用新案取得状況(公知日ベース)
<企業編>
1.企業概況
2.開発の進展状況と計画
3.取り組み概要・経緯
4.製品または開発品の特徴
5.共同開発、開発支援、M&A/出資元
6.想定する設置場所と用途開拓動向
屋外(太陽光利用)、屋内(室内照明利用)
建材(BIPV)、自動車、移動体、電子機器、ウェアラブル、無線通信、センサ、充電器、電子看板、既存代替(タンデム型)、その他
7.生産/販売動向(生産能力、販売計画など)
8.課題と今後の取り組み
調査手法
弊社専門調査員によるヒアリング調査(海外企業は文献調査)
※特に出典の記載のない場合は富士経済調べの数値である
調査スケジュール
2022年1月~2月
調査担当
株式会社富士経済 エネルギーシステム事業部