次世代自動車ITコミュニケーション関連市場の現状と将来展望

次世代自動車ITコミュニケーション関連市場の現状と将来展望

~スマートフォンで加速する新ITビジネス~

価格 100,000 円+税 企業名 富士経済
発刊日 2012年04月19日 体裁 A4版 334ページ

はじめに

 今回、本資料を発刊するに当たって、「クルマの魅力とは一体何なのか」ということを考えさせられます。クルマの魅力をどう感じるかは運転する人によってさまざまです。とにかく大きなクルマが好きな人、コンパクトでかわいらしいクルマが好きな人、「書斎」のような高級感あふれるセダンタイプのクルマが好きな人、そのほか低燃費等の性能を重視する人や純粋にクルマのデザインが自分好みだからという人もいるでしょう。またドライブシーンでのクルマの魅力に関しても、大型の四輪駆動車でオフロードを走る感覚が好きな人や、メタリックなボディーカラーのスポーツカーで夜のハイウェイを颯爽と走るのが好きな人もいるでしょう。クルマの魅力は乗る人によって百者百様です。クルマを見れば、その人の人柄が見えることもあります。
 そんな中、近年の日本において若年層のクルマ離れが心配されています。現在の若年層と言うと1980年前後から1990年頃のまさにバブル経済の真っ只中に生まれた人たちで、その後バブルの崩壊とともに、急成長で勢いのあった日本の姿を見ることなく大人になった世代です。外に出ないことでコミュニケーション能力が欠如していると考える人もいます。確かに彼らは当たり前のように当時最新のゲーム機と接し、小中学生で携帯電話に触れながらよりバーチャルな世界に足を踏み込んできました。それゆえコミュニケーション能力が欠如しているのではないかと考える人もいます。しかし近年のソーシャルネットワークサービス(SNS)にも代表されるように、彼らは決して他人とのコミュニケーションを取りたくないということではありません。また一つの情報をさまざまな角度で収集するため、むしろ本質を理解している人も多くいます。つまり物事に興味が湧かないわけではなく、興味が湧くための「きっかけ」やそのための「手段」が従来と異なるのです。ですから彼らにクルマの魅力を感じてもらうことはそれほど難しいことではありません。クルマに対してもニーズの変化が起こっているからです。幼少よりTVゲームやパソコン、インターネットに触れているため、複雑な操作も簡単にこなします。クルマをある種TVゲームやパソコンのように感覚で接してもらえれば、まだまだクルマの魅力はなくならないのではないでしょうか。本資料の「次世代自動車ITコミュニケーション」とはまさに「クルマとITとのつながり」によって、「クルマと新しいニーズを持った人たち」とのつながりを生む大きな架け橋であると考えています。またスマートフォンの登場によって画期的なタッチパネル操作や音声認識、気に入ったゲームや音楽をダウンロードして楽しむ等、いろんなユーザーインターフェースやアプリケーションが生まれました。人とクルマのコミュニケーションにも新たなユーザーインターフェース(ヒューマンマシンインターフェース)やアプリケーションが有望視されています。
 本資料はそんなクルマとITとの連携状況を調査分析しています。

 「A.総合分析編」では、2025年までの日本、北米、欧州、中国、その他のエリアにおけるコネクティッド・ビークル(インターネット常時接続車)の販売台数の伸び、EV、PHEV等の次世代自動車の伸びに対するコネクティッド・ビークルの各販売台数推移、また自動車メーカーや通信キャリアの今後の戦略を掲載しています。

 「B.品目別市場動向編」では、次世代自動車ITコミュニケーション関連品目(25品目)の市場動向を、「C.関連企業戦略編」では「B.品目別市場動向編」の各品目の主要プレイヤーの戦略をそれぞれ掲載しています。
本資料を事業戦略の企画・展開のためのデータとして活用、或いは技術開発計画の企画・展開のための基礎資料として活用していただければ幸いです。

 尚、本資料の作成にあたり、快く取材に応じて頂きました各社の担当者の方々に深く御礼申し上げます。

2012年 4月

株式会社 富士経済
名古屋マーケティング本部
自動車ITプロジェクト

調査目的

コネクティッド・ビークル(インターネット常時接続車)に関する各社の取り組みを整理、分析するとともに、スマートフォンの普及や自動車クラウドで拡大するテレマティクスやそれに関わる車載情報通信機器の市場動向および情報を得るための次世代ヒューマンマシンインターフェースの動向、その他有望アプリケーションの今後の展開等について整理・分析した。

調査対象

・コネクティッド・ビークル 自動車メーカー(国内、海外の主要メーカー)
・通信インフラ 国内通信キャリア(3社)
・テレマティクス関連 1.テレマティクス 2.商用車テレマティクス 3.車載情報通信プラットフォーム(車載OS) 4.ワイヤレス接続インターフェース
・車載情報通信機器 5.コネクティッド・ナビゲーションシステム 6.PND(小型ポータブルナビゲーションデバイス) 7.スマートフォン用車載クレイドル 8.車載通信モジュール(テレマティクスモジュール) 9.車載GPSモジュール
・インフラ関連機器 10.ネットワーク対応型EV急速充電器
・ITS関連機器 11.車車間通信システム 12.DSRC路車間通信端末 13.光学式車両感知器(光ビーコン)
・次世代ヒューマンマシンインターフェース 14.車載用プロジェクタ型ユニット 15.音声インターフェース 16.ジェスチャーインターフェース 17.力覚提示デバイス(ハプティックデバイス)
・有望アプリケーション 18.スマートフォンナビ 19.プローブ情報システム 20.新交通管理システム(UTMS) 21.盗難車両追跡システム 22.飲酒運転防止システム 23.居眠り防止システム 24.ネットワーク給電情報システム 25.緊急通報システム/保険システム

調査項目

A.総合分析編 1.次世代自動車ITコミュニケーションの仕組みと
   2025年までの長期展望
2.市場環境、法規制(産官学の取り組み状況)
3.コネクティッド・ビークルのワールドワイド市場規模推移
   (2010年、2011年実績、2012年見込、
   2013年~2016年、2020年、2025年予測)
4.主要自動車メーカー各社の取り組み
5.ITベンダーの取り組み
6.通信技術動向
7.車載情報通信システムに関する取り組み
8.通信キャリアの自動車IT戦略
9. 次世代ヒューマンマシンインターフェース(HMI)動向
10.その他関連業界のビジネス分析
B.品目別市場動向編 (25品目) 1.定義/製品・サービス概要
2.市場規模推移
3.マーケットシェア
4.価格動向
5.各分野における相関関係俯瞰図
6.注目IT技術との連携状況
7.課題と対応策
8.主要プレイヤーの動向
9.ロードマップ
10.新規参入の可能性(ターゲットセグメンテーション)
11.参入プレイヤー一覧、及びR&D拠点、生産拠点一覧
C.関連企業戦略編(22社) 1.企業データ
2.自動車IT関連製品・サービス
3.現在の供給状況および計画
4.今後の課題、将来展望について

調査方法

弊社専門調査員による直接面接取材及び弊社データベースを併用した。

調査期間

2012年1月下旬~2012年4月13日

目次

A.総括編(1)

  • 1.次世代自動車ITコミュニケーションの仕組みと2025年までの長期展望(3)
  • 1)次世代自動車ITコミュニケーションの仕組み(3)
  • 2)2025年までの長期展望(4)
  • 2.市場環境と法規制(産官学の取り組み状況)(5)
  • 1)市場環境(5)
  • 2)法規制(8)
  • 3)産官学の連携状況(11)
  • 3.コネクティッド・ビークルのワールドワイド市場規模推移
  • (2010年、2011年実績、2012年見込、2013年~2016年、2020年、2025年予測)(14)
  • 1)コネクティッド・ビークルの市場規模(14)
  • 2)品目別市場動向(18)
  • 4.主要自動車メーカー各社の取り組み(37)
  • (1)トヨタ自動車株式会社 ~カーナビゲーションシステムからの脱却をはかる~(41)
  • (2)日産自動車株式会社 ~リーフを起点に情報サービスの拡大をめざす~(55)
  • (3)本田技研工業株式会社 ~クルマで走るためのサービスに主眼を置く~(61)
  • (4)General Motors Corporation ~世界のテレマティクスを先行する~(67)
  • (5)Ford Motor Company ~車載情報システムを改革する~(71)
  • (6)BMW AG ~米国、中国向けのテレマティクスを推進する~(75)
  • (7)Daimler AG(Mercedes Benz) ~米国向け全車種に情報通信システムを搭載~(77)
  • (8)その他の自動車メーカー ~自動車メーカー各社の自動車IT戦略~(81)
  • 5.ITベンダーの取り組み(83)
  • 1)ITベンダーの自動車ITに関する領域(83)
  • 2)米国ITベンダーの戦略(83)
  • 3)次世代自動車普及に向けたデータセンター/システム構築の動き(84)
  • 6.通信技術動向(87)
  • 1)わが国における無線通信体制(87)
  • 2)次世代通信の将来性(88)
  • 3)各通信ネットワーク別分析(89)
  • 4)その他情報系次世代通信ネットワーク動向(94)
  • 7.車載情報通信システムに関する取り組み(96)
  • 1)車載インフォテインメントシステム(IVIシステム)の現在の状況(96)
  • 2)IVI接続インターフェースについて(98)
  • 3)カーナビゲーションシステムの今後の方向性(99)
  • 8.通信キャリアの自動車IT戦略(100)
  • 1)急速に普及するスマートフォン(100)
  • 2)LTEの導入開始(100)
  • 3)急増するデータトラヒックへの対応(101)
  • (事例1)株式会社NTTドコモ~「全コネクティッド・ビークル化」に向けてのアプローチ~(105)
  • (事例2)KDDI株式会社~M2M戦略の一環として自動車通信を加速する~(111)
  • (事例3)ソフトバンク株式会社~通信コスト大幅低減で主導権を取る~(115)
  • 9.次世代ヒューマンマシンインターフェース動向(117)
  • 1)ヒューマンマシンインターフェース(HMI)動向(117)
  • 2)今後有望なHMI(117)
  • 10.その他関連業界のビジネス分析(118)
  • 1)EVカーシェアリング(118)
  • 2)駐車場サービス(119)
  • 3)家電量販店(120)

B.品目別市場動向編(25品目)(121)

  • ・テレマティクス関連
  • 1.テレマティクス(123)
  • 2.商用車テレマティクス(131)
  • 3.車載情報通信プラットフォーム(車載OS)(135)
  • 4.ワイヤレス接続インターフェース(143)
  • ・車載情報通信機器
  • 5.コネクティッド・ナビゲーションシステム(149)
  • 6.PND(小型ポータブルナビゲーションデバイス)(157)
  • 7.スマートフォン用車載クレイドル(163)
  • 8.車載通信モジュール(167)
  • 9.車載GPSモジュール(175)
  • ・インフラ関連機器
  • 10.ネットワーク対応型EV急速充電器(181)
  • ・ITS関連機器
  • 11.車車間通信システム(187)
  • 12.DSRC路車間通信端末(193)
  • 13.光学式車両感知器(光ビーコン)(199)
  • ・次世代ヒューマンマシンインターフェース
  • 14.車載プロジェクタ型ユニット(205)
  • 15.音声インターフェース(213)
  • 16.ジェスチャーインターフェース(219)
  • 17.力覚提示デバイス(ハプティックデバイス)(225)
  • ・有望アプリケーション
  • 18.スマートフォンナビ(231)
  • 19.プローブ情報システム(237)
  • 20.新交通管理システム(UTMS)(245)
  • 21.盗難車両追跡システム(251)
  • 22.飲酒運転防止システム(257)
  • 23.居眠り防止システム(265)
  • 24.ネットワーク給電情報システム(273)
  • 25.緊急通報システム/保険システム(279)
<共通項目>
 1.定義/製品・サービス概要
 2.市場規模推移
 3.マーケットシェア
 4.価格動向
 5.各分野における相関関係俯瞰図
 6.注目IT技術との連携状況
 7.課題と対応策
 8.主要プレイヤーの動向
 9.ロードマップ
 10.新規参入の可能性(ターゲットセグメンテーション)
 11.参入プレイヤー一覧、及びR&D拠点、生産拠点一覧

C.関連企業戦略編(22社)(285)

  • 1.Microsoft Corporation(287)
  • 2.Google(289)
  • 3.salesforce.com,Inc(291)
  • 4.ルネサス エレクトロニクス株式会社(293)
  • 5.アイシン精機株式会社(295)
  • 6.沖電気工業株式会社(297)
  • 7.日本無線株式会社(299)
  • 8.株式会社デンソー(301)
  • 9.パイオニア株式会社(303)
  • 10.クラリオン株式会社(307)
  • 11.エリクソン・ジャパン株式会社(309)
  • 12.コイト電工株式会社(311)
  • 13.矢崎総業株式会社(313)
  • 14.ホシデン株式会社(315)
  • 15.株式会社プリモ(317)
  • 16.株式会社ナビタイムジャパン(319)
  • 17.株式会社野村総合研究所(321)
  • 18.セコム株式会社(323)
  • 19.東海電子株式会社(325)
  • 20.株式会社デルタツーリング(329)
  • 21.株式会社イード(331)
  • 22.株式会社日本救急通報サービス(333)
<共通項目>
 1.企業データ
 2.自動車IT関連製品・サービス
 3.現在の供給状況および計画
 4.今後の課題、将来展望について

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