セミナー:ヨウ素を利用した高分子の精密合成および制御(リビング)ラジカル重合への応用展開と実用化動向(2018/11/30 (金):東京都・千代田区)

(株)AndTech セミナー情報

ヨウ素を利用した高分子の精密合成および制御(リビング)ラジカル重合への応用展開と実用化動向

  • 現在開発中の種々の構造特性を有する≪ヨウ素化合物≫、代表的な化合物の設計指針、応用例を特別講義!
  • 医薬、工業触媒、電子材料、農薬さらには樹脂安定剤など多岐にわたる≪ヨウ素≫の特徴、利点、市場の現状を解説!
  • これまで実用化の壁に阻まれてきた≪制御ラジカル重合法≫とその製品事例(高吸水性樹脂)について、着想から工業化までの経緯及び開発のポイント、今後の普及課題など、ここだけの話を解説!
  • 2018年 ヨウ素学会賞「有機ヨウ素化合物を利用した制御ラジカル重合による高吸水性樹脂の高性能化」の受賞者が直々に解説!
セミナー番号 S81111「ラジカル重合」
講 師 第1部 千葉大学理学部客員教授 ヨウ素学会理事 理学博士 技術士(化学部門) 海宝 龍夫 氏
第2部 (株)合同資源 理事 技術研究所長 宮本 充彦 氏
第3部 三洋化成工業(株) 事業研究第一本部 SAP研究部 ユニットチーフ 宮島 徹 氏
対 象 ヨウ素化合物、制御(リビング)ラジカル重合に関心・課題のある研究者、技術者など
会 場 CMC+AndTech FORUM 【東京都・千代田区】
東京メトロ 大手町駅下車 C1出口から徒歩5分、神田駅下車 西口から徒歩10分
日 時 2018年11月30日(金) 12:45-16:50
定 員 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料 【1名の場合】43,200円(税込、テキスト費用を含む)
【2名の場合】54,000円(税込、テキスト費用を含む)

【3名以上の場合は一名につき、10,800円加算】(税込、テキスト費用を含む)
※3名以上ご要望の場合は2名を選択し、備考欄にその旨お書きくださいませ。

※ 弊社講座では、同一部署に限り申込者のご紹介があれば、何名でもお1人10,800円で追加申し込みいただけます。(申込者は正規料金、お二人目以降は10,800円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取り纏いただくか、申込時期が異なる場合は紹介者のお名前を備考欄にお書きくださいますよう、お願いいたします。
主催 (株)AndTech

プログラム

第1部 ヨウ素化学とポリマー合成 ―ヨウ素を利用した高分子の精密合成―【12:45-14:00】



講師:千葉大学理学部客員教授 ヨウ素学会理事 理学博士 技術士(化学部門) 海宝 龍夫 氏

【著作】
1)Tatsuo Kaiho (Ed.) (2014) Iodine chemistry and applications, John Wiley & Sons,Hoboken, NJ.
2)海宝龍夫(2015)トコトンやさしいヨウ素の本,日刊工業新聞社
3)Tatsuo Kaiho (2016) Iodine Made Simple, CRC Press, Boca Raton.

【受賞歴】
2001年 千葉県科学技術功労者表彰「ヨウ素化合物の開発」
2002年 有機合成化学協会賞(技術的)「カリウムチャンネル遮断剤の分子設計と開発」
2012年 ヨウ素学会賞(技術的)「機能性ヨウ素化合物の開発」

【ご経歴】
1976年 大阪大学大学院工学研究科修士課程石油化学専攻修了
1976年 三井東圧化学株式会社(現三井化学)入社
1979年~1982年 マサチューセッツ工科大学客員研究員
1995年 三井東圧化学株式会社主席研究員
2001年~2003年千葉大学共同研究推進センター客員教授
2009年 関東天然瓦斯開発株式会社理事
2012年 日本天然ガス株式会社取締役
2015年 株式会社合同資源技術顧問
2017年 千葉大学客員教授

【キーワード】
1. ヨウ素
2. 超原子価ヨウ素
3. ハロゲン結合
4. 制御ラジカル重合
5. リビングラジカル重合

【講演主旨】
日本は世界第2位のヨウ素生産国で、現在、世界需要の約30%を供給している。ヨウ素の用途は医薬、工業触媒、電子材料、農薬さらには樹脂安定剤など多岐にわたる。国内でヨウ素は天然ガスかん水から製造され、その生産は約80年の歴史がある。ヨウ素は安定ハロゲンの中でも最も原子半径が大きく、価数も1価だけでなく3価、5価、7価を取ることが可能で超原子価ヨウ素と呼ばれる。また、最近注目されているハロゲン結合についても安定ハロゲン原子の中でヨウ素が最も強い相互作用を有する。このような背景から近年有機ヨウ素化合物が重合触媒として見直されている。本講演では超原子価ヨウ素重合触媒、ハロゲン結合重合触媒、ヨウ素移動重合など重合分野におけるヨウ素の利用について紹介する。

【プログラム】
1.ヨウ素産業

2.ヨウ素の特性と用途

3.ヨウ素の最新の化学

4.超原子価ヨウ素重合触媒

5. ハロゲン結合重合触媒

6.ヨウ素移動重合

7.ヨウ素学会と千葉ヨウ素資源イノベーションセンターの紹介

【質疑応答 名刺交換】


第2部 制御ラジカル重合に用いる有機ヨウ素化合物の開発とその応用例【14:10-15:25】



講師:(株)合同資源 理事 技術研究所長 宮本 充彦 氏

【受賞歴】
・2002年 有機合成化学協会賞(技術的)「カリウムチャンネル遮断剤の分子設計と開発」
・2018年 ヨウ素学会賞(技術的)「有機ヨウ素化合物を利用した制御ラジカル重合による高吸水性樹脂の高性能化」

【講演キーワード】
1.ヨウ素
2.制御ラジカル重合
3.リビングラジカル重合

【講演趣旨】
有機ヨウ素化合物を開始剤・制御剤とする制御ラジカル重合法は、クリーンかつ実用性の高い手法として注目を集めている。有機ヨウ素化合物は比較的合成が容易で、安価なことから、種々の重合条件に適応する多彩な化合物群の合成が可能であり、近年開発された有機触媒制御ラジカル重合を利用することで、特殊な構造を有するブロック共重合体、星形ポリマー等の実用化が期待される。今回、現在開発中の種々の構造特性を有するヨウ素化合物を紹介し、この中で、代表的な化合物の設計指針と、その応用事例を概説する。

【プログラム】 
1.有機触媒制御ラジカル重合の特徴 

2.上記重合に用いる有機ヨウ素化合物の特徴と選択基準 

3.化合物のラインナップと開発状況 

4.有機ヨウ素化合物によるデザインドポリマーの合成例 

【質疑応答 名刺交換】


第3部 ヨウ素移動重合を利用した高吸水性樹脂の網目制御・高性能化・工業化【15:35-16:50】



講師:三洋化成工業(株) 事業研究第一本部 SAP研究部 ユニットチーフ 宮島 徹 氏

【受賞歴】
・2018年 ヨウ素学会賞(技術的)「有機ヨウ素化合物を利用した制御ラジカル重合による高吸水性樹脂の高性能化」

【キーワード】
1. 高吸水性樹脂
2. ヨウ素
3. 制御ラジカル重合
4.リビングラジカル重合

【講演主旨】
制御ラジカル重合法は過去30年に渡り様々な応用展開が期待されながらも実用性化の壁に阻まれ、現状はニッチな領域への展開に限られ、そのほとんどが低分子量特殊構造ポリマーへの適用である。今回、従来の実用化事例とは一線を画する事例として、紙おむつ用の吸水材として大規模生産されている高吸水性樹脂(超高分子量ポリアクリル酸の微架橋体)を対象とした弊社開発事例を紹介する。着想から工業化までの経緯及び開発のポイントとなった「ヨウ素」の特長を解説するとともに、従来の実用化事例を俯瞰し、今後の普及に向けた課題と展望を述べる。

【プログラム】
1.高吸水性樹脂(SAP)の概要
 1-1 定義、一般組成、用途
 1-2 工業的製法

2.開発の着想
 2-1 SAPの基本性能・ゲル物性
 2-2 従来ゲルの課題(網目の不均一性)
 2-3 制御ラジカル重合による網目均一化アプローチ
 2-4 想定技術課題

3.重合法の選定と有機ヨウ素制御剤の開発
 3-1 制御ラジカル重合法の比較と選定
 3-2 ヨウ素移動重合法(ITP法)の特長と有機ヨウ素制御剤の設計
 3-3 分子量制御効果の確認

4.高吸水性樹脂への適用と工業化
 4-1 吸水性能の改善
 4-2 ゲル構造解析と網目の均一化
 4-3 工業化

5.他の実用化事例から見る普及への課題と展望

【質疑応答 名刺交換】


<確認事項>

  • その他、ご不明な点は備考欄にご記入ください。

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