セミナー:自動車室内における吸音・遮音・制振特性の基礎・最新材料開発とその評価・開発ニーズ(未定:東京・千代田区)

(株)AndTech セミナー情報

自動車室内における吸音・遮音・制振特性の基礎・最新材料開発とその評価・開発ニーズ

≪新型コロナウイルス感染症対応として、参加者の安全確保のために延期とさせていただきます。日程は再度調整しご連絡いたします≫
  • 要求が高まる軽量化と相反する静粛性向上をどう両立させるか?
  • 効果的な防音を実現させるために、各制振・遮音・吸音素材をどう組み合わせ、開発を行うか
  • 不織布、グレージングの遮音中間膜、自動車メーカーからのニーズを一度に把握する貴重な機会!
セミナー番号 S200301
講 師 第1部 工学院大学 工学部 機械工学科 准教授 山本 崇史 氏
 (元・三菱自動車(株) 研究部、元・日産自動車(株) 先行車両開発本部)
第2部 日本音響エンジニアリング(株)ソリューション事業部 技術部長 中川 博 氏
第3部 (株)クラレ PVB事業部 マーケティング担当 オートモーティブセグメント 小林 卓哉 氏
第4部 (株)本田技術研究所 先進技術研究所ダイナミクス領域 主任研究員 近藤 隆 氏
会 場 高砂ビル 2F CMC+AndTech FORUM セミナールーム 【東京・千代田区】
日 時 2020年03月25日(水) 10:30-16:45 →延期
定 員 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料 55,000円(税込、テキスト費用、昼食を含む)

2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。
※2名以上ご要望の場合は備考欄にその旨お書きくださいませ。
主催 (株)AndTech

プログラム

第1講 制振・遮音・吸音材料の設計・メカニズムと自動車室内における振動・騒音低減への最適化


【10:30-11:45】



講師: 工学院大学 工学部 機械工学科 准教授 山本 崇史 先生
 (元・三菱自動車(株) 研究部、元・日産自動車(株) 先行車両開発本部)



【経歴】
1998年 京都大学大学院 工学研究科 機械理工学専攻修了
1998年 三菱自動車工業株式会社 研究部
2005年 日産自動車株式会社 先行車両開発本部
2011年より現職。

【専門】
専門は振動工学、音響工学、計算力学、構造最適化
日本機械学会、自動車技術会、計算工学会、日本音響学会に所属

【受賞】
2013年 日本機械学会設計工学・システム部門 部門表彰(フロンティア業績表彰)
2011年 日本機械学会20回設計工学・システム部門講演会 優秀講演表彰
2009年 日本機械学会賞(論文)
2007年 日本機械学会奨励賞(研究)



【講演主旨】
 近年、環境へおよぼす影響を軽減できる電気自動車やハイブリッド車の普及がすすんでいる。
これらの車両ではエンジン騒音は小さくなったが、ロードノイズなど他の騒音の寄与が相対的に大きくなってきている。
 その一方、環境性能の観点から燃費向上のため車両の軽量化は必須の検討項目となっており、制振材・吸音材・遮音材などの防音材料も質量に対する騒音抑制の効果(質量効率)を大きくすることが求められている。
 本講演では防音材の質量効率を向上させることを目的に、仕様の適正化などを検討した事例について紹介する。



【プログラム】
1.音と振動の基礎
 1-1 質点系の振動(1自由度系および2自由度系)
 1-2 連続体の振動(梁および板)
 1-3 開空間における音
 1-4 閉空間における音と共鳴現象

2.制振材料による振動低減
 2-1 物理的な現象の説明
 2-2 損失係数とその同定方法
 2-3 モード損失係数
 2-4 制振材料の貼付位置の適正化

3.ヘルムホルツのレゾネータによる騒音低減
 3-1 物理的な現象の説明
 3-2 ダイナミックダンパーとの比較
 3-3 減衰レベルの予測と評価
 3-4 最適な寸法・構造

4.遮音材料による騒音低減
 4-1 物理的な現象の説明
 4-2 透過損失と挿入損失
 4-3 質量則とコインシデンス効果
 4-4 二重壁による性能向上と共鳴透過による性能低下
 4-5 伝達マトリックス法による透過損失の予測
 4-6 有限要素法による透過損失の予測

5.吸音材料による騒音低減
 5-1 物理的な現象の説明
 5-2 吸音率とその測定方法
 5-3 Biotモデルによる吸音率の予測
 5-4 微細空間における吸音
 5-5 吸音材の配置最適化

6.均質化法による吸音材料の設計
 6-1 吸音材の微視構造
 6-2 電子顕微鏡およびμX線CTによる特徴観察
 6-3 均質化法による微視構造を用いた吸音率の予測
 6-4 3Dプリンターにより造形した吸音材による実験検証
 6-5 微視空孔間にはられた膜の吸音率への影響
 6-6 均質化法と最小二乗法によるBiot パラメータの推定

【質疑応答 名刺交換】

第2講 不織布の吸音メカニズムと評価・EVへの適用可能性


【12:30-13:45】



講師:日本音響エンジニアリング(株) ソリューション事業部 技術部長 中川 博 氏



【講演主旨】
 自動車業界の大きなパラダイムシフト (EV化、自動運転) に伴い、自動車の商品価値における音響性能 (静粛性) の重要性は以前にも増して高まっています。その流れの中で、新規参入を含めた多くの企業が防音材の開発に取り組んでいますが、防音材の高性能化には、その基本となる吸音・遮音のメカニズムを十分理解することが欠かせません。本講座では、吸音・遮音の基礎から不織布の吸音メカニズムを紹介いたしますので、その中から新製品開発につながるヒントをつかんでいただければ幸いです。



【プログラム】
1.吸音・遮音の基礎
1-1 音について
1-2 音の反射・吸収・透過
1-3 有限厚材料における吸音特性
1-4 各種吸音材料
2.不織布を用いた防音材の開発
2-1 防音とは
2-2 不織布の音響特性
  2-2-1 吸音特性
  2-2-2 遮音特性
  2-2-3 不織布防音材の高性能化
3.不織布防音材の自動車への適用
3-1 自動車騒音について
3-2 自動車騒音の今後の動向
3-3 自動車防音材に求められる性能

【質疑応答 名刺交換】

第3講 アイオノマー系中間膜の開発と自動車用途への展開


【14:00-15:15】



講師: (株)クラレ PVB事業部 マーケティング担当 オートモーティブセグメント 小林 卓哉 氏



【講演趣旨】
 自動車の燃費や航続距離向上に寄与する軽量化技術には、引き続き強いニーズがある。自動車用グレージングの軽量化においては、ガラス薄板化が効果的な手法の1つである。しかしながら、ガラス薄板化によって生じる剛性や遮音性の低下が新たな課題となる。
この課題を解決するべく、剛性が高く遮音性に優れるアイオノマー系中間膜(SentryGlas® Acoustic™)を新たに開発した。この中間膜を使用し、ガラス薄板化により20%軽量化した合わせガラスは、従来の合わせガラスと同等の剛性と遮音性を示す。
本講演では、自動車用途への展開を志向したアイオノマー系中間膜のコンセプトやその性能について紹介する。



【講演キーワード】
グレージング、合わせガラス、中間膜、アイオノマー、剛性、遮音性



【プログラム】
1.アイオノマー系中間膜(SentryGlas® Acoustic™)のコンセプト
2.合わせガラスにおける中間膜の機能
3.開発の経緯と要素技術
4.合わせガラスの剛性
5. 合わせガラスの遮音性
6. まとめ



【質疑応答 名刺交換】

第4講 自動車の防音性能設計と軽量化の両立への取り組み


【15:30-16:45】



講師: (株)本田技術研究所 先進技術研究所ダイナミクス領域 主任研究員 近藤 隆 氏



【講演趣旨】
 自動車開発において防音性能は商品性を決める重要な要素となります。昨今、自動車業界では電動化に大きくシフトし、静粛性のニーズは高まる一方です。そこで自動車開発における防音性能設計の現状と課題を紹介し、将来への吸音性能、遮音性能へのニーズについて考察していきます。静粛性向上のためには多くの防音材が必要となってきます。これは昨今の環境対応ニーズが高まる中、軽量化とは相反する方向となります。
 そこで軽量化が与える静粛性への影響と、軽量化と静粛性を両立するために必要な観点を解説し、自動車メーカーがどのように防音パッケージを決定していくのかを説明していきます。後半では従来の防音材の考え方から発展し、今後もとめられる新たなニーズをどのように答えていくべきか参加者のみなさんと考えていけるよう問いかけていきます。



【講演プログラム】
1.背景とニーズの変化
 1-1 環境対応や法規の厳格化、商品性ニーズ、CASE時代の新たな価値
2.材料置換による軽量化とNV性能の影響
3.自動車騒音の全体像
 3-1 騒音現象とひとの聴覚特性との対応、環境騒音の位置づけ
 3-2 エンジン車両と電動車両の振動騒音の変化
 3-3 騒音対策のアプローチ
4.防音パッケージの性能設計
 4-1 防音材の基本性能の理解
 4-2 防音材の性能を決定づける因子
 4-3 防音材の重量と完成車重量との関係性
 4-4 性能設計のアプローチ
5.吸音・遮音ニーズ
 5-1 材料特性を超えるニーズ
 5-2 組み合わせの最適化
6.まとめ



【質疑応答 名刺交換】


<確認事項>

  • その他、ご不明な点は備考欄にご記入ください。

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