セミナー:ディスポーザブル食器・容器・包装関連企業のための破壊的イノベーションのすすめ(2018/04/24 (火):東京・品川区)

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サイエンス&テクノロジー(株) セミナー情報

ディスポーザブル食器・容器・包装関連企業のための破壊的イノベーションのすすめ

~フランスで「使い捨てプラ容器使用禁止」新法の制定~

  • ディスポ製品に対するフランス政府の先進的な動きにイノベーションの兆しを感じませんか?
  • 時代の動きに備え、先手を取るために、一度最新状況の確認をしてみませんか?
  • 環境先進地である欧州のディスポーザブル容器・包装材や有機廃棄物に関する法規制の動向と、
    高まる地球環境保全のニーズに適した素材、植物系生分解性プラを徹底解説します。
セミナー番号 B180424(ディスポ容器)
講 師 望月 政嗣 氏 (工学博士(京都大学)、高分子学会フェロー)
専 門 【専門】高分子材料科学、特にバイオプラスチックや生分解性高分子、高分子の高性能・高機能化材料設計と成形加工技術、繊維・不織布の構造と物性
略 歴 1968年京都大学工学部高分子化学科卒。京都大学工学部助手を経て1969年ユニチカ㈱入社、中央研究所から大阪本社技術開発企画室を経て2003年理事、テラマック事業開発部長。この間、山形大学と京都工芸繊維大学客員教授、京都工芸繊維大学バイオベースマテリアル研究センター特任教授兼務、2007年ユニチカ㈱退職後、京都工芸繊維大学繊維科学センター特任教授(常勤)として5年間勤務。この間、日経BP技術賞他受賞、日本バイオプラスチック協会(JBPA)識別表示委員会委員長、(社)繊繊学会理事関西支部長等を歴任。現在複数社の非常勤顧問。
日 時 2018年04月24日(火) 10:30~16:30
会 場 東京・品川区大井町 きゅりあん 4F 第1特別講習室 【東京・品川区】
聴講料 45,000円+税(※資料・昼食付)
⇒E-mailまたは郵送DM案内登録会員価格 42,750円+税
【キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
主催 サイエンス&テクノロジー(株)

得られる知識

◇ 欧州の地球環境保全と資源循環型社会に向けての法規制状況
◇ 生分解性プラスチックの高性能・高機能化材料設計と成形加工技術
◇ 第二世代ポリ乳酸(High %L PLA)の特徴と期待される改善効果
◇ 使い捨てプラ食器・容器・包装材に関する技術・製品・市場開発動向

趣旨

 日本の古都、京都西院の禅宗妙心寺にほど近い中小企業から10有余年の雌伏期間を経て、今や世界市場を席巻する画期的な新製品、ポリ乳酸(PLA)繊維製ティバッグ・フィルターが誕生した。旧来の既成概念や価値観を根底から覆す真の破壊的イノベーションは顧客の目先のニーズから生まれるのではなく、供給者自らがイニシアティブを握り顧客にはないニーズを創発することである。
 折しも、フランス政府は世界に先駆け2020年より使い捨てプラ容器の使用禁止に係る新法を制定し、生ごみと共に再資源化(堆肥化)可能な生分解性プラスチック容器への転換を政策目標として掲げた。今や、21世紀の地球環境保全と持続的な資源循環型社会の構築に向けて、自然界の真のリサイクルシステムである物質循環(炭素循環)にリンクしたPLA等の植物系生分解性プラが再び脚光を浴びる時代が到来しつつある。
 近い将来、日本社会にも到来する生分解性プラの本格的実用化時代を制するのは誰か?本講では環境先進地欧州の法規制動向やPLAの高性能・高機能化材料設計/成形加工技術、製品・市場開発動向を中心に、PLAの透明耐熱性に係る最新技術についても紹介する。

プログラム

1.イノベーション(Innovation)とは?
  ― イノベーションが渇望される今こそ、多くの日本人の誤解を覚醒する!
 1.1 J.A.シュンペーターによる「新結合」の概念提唱:「経済発展の理論」(1912)
 1.2 破壊的イノベーションと持続的イノベーション
 1.3 シュンペーターが意図した真のイノベーション「破壊的イノベーション」とは、
   顧客のニーズに基づくのではなく顧客にないニーズを創発することである!
 1.4 経営の神様P.F.ドラッカーの「イノベーションと企業家精神」とは?
 1.5 イノベーションを阻む見えない「ガラスの壁」をいかにブレイク・スルーするか!?
 1.6 C.M.クリステンセンの「イノベーションのジレンマ ー 技術革新が巨大企業を滅ぼす時」とは?
   …なぜ優良企業が、優れた経営が失敗するのか?
 1.7 個々の技術力に勝る日本企業が、何故事業で敗れるのか?…WhyやWhatを語らないHow to病の日本!

2.地球環境・資源・廃棄物問題と生分解性プラスチック
  ― 使い捨てプラ食器・容器・包装材の廃棄物問題の抜本的解決のために!
 2.1 基本認識…時間的・空間的にグローバルな視点から
  1) 地球上のゴミの終着駅、海洋に浮遊、沈積する無数のマイクロチップが
    鳥や魚たちの命を奪い自然生態系を破壊している!
  2) 地球上に生命が誕生して38億年、地球はなぜ廃棄物で埋もれなかったのか?
  3) 自然生態系が有する真のリサイクルシステムである物質循環(炭素循環)へのリンク!
  4) 植物系生分解性プラスチックを使用する限り、地球環境問題も資源枯渇問題も廃棄物問題も存在しない!
 2.2 生分解性プラの識別表示と環境負荷の客観的・定量的表示法
  1)“グリーンプラ”マーク…日本バイオプラスチック協会(JBPA)識別表示制度
  2) カーボン・フットプリント…LCAによる環境負荷の客観的・定量的評価
 2.3 欧州のディスポーザブル容器・包装材や有機廃棄物に関する法規制状況
  1) イタリア…生分解性以外のレジ袋使用禁止、生分解性生ゴミ袋義務化(2014年)
  2) ドイツ…リサイクル法改正、有機廃棄物分別収集の義務化(2015年)
  3) フランス…使い捨てプラスチック容器禁止の新法制定(2020年より)
 2.4 持続的な資源循環型社会の建設のために
  1) 欧米グリーンガイド指針…biodegradableではなくcompostable
  2) 再資源化手法としてのバイオリサイクル
   ① 堆肥化(好気性微生物存在下)…堆肥、土壌改良剤としての有効利用
   ② バイオガス化(嫌気性微生物存在下)…発生メタンガスのエネルギー利用
  3) プラスチックのCompostable(堆肥化可能)認証基準
   ① EN13432 by Din Certco
   ② ASTM D6400 by BPI
   ③ OK Compost by Vincotte
 2.5 製品事業化成功事例
   ポリ乳酸繊維製ティバッグ・フィルター…ソイロン(Soilon)®/山中産業

3.生分解性プラスチックの選択とその用途・製品・市場開発動向
  ― 非生分解性のバイオPEやバイオPETなどは何の役にも立たない
 3.1 生分解性プラスチックの分類と基本特性
  1) 硬質タイプ
   ポリ乳酸(PLA):Ingeo®/NatureWorks, Luminy®/Total-Corbion
  2) 軟質タイプ
   ①ポリブチレンアジペート・テレフタレート(PBAT):Ecoflex®, Ecovio®/BASF
   ②ポリブチレンサクシネート(PBS):BioPBS®/PTT MCC
 3.2 食品衛生性/安全性…食品衛生法370号、ポリ衛恊、FCN、EU
 3.3生分解機構
  1) 酵素分解型(PBS, PBAT)…surface erosion(表面から溶かされていく)
  2) 非酵素分解型(PLA)…bulk degradation(特異的2段階2様式分解機構)
 3.4 製品・市場開発動向…使い捨て食器、容器・包装、生活・雑貨、
                  農林・園芸・土木、断熱・緩衝材、電気・自動車その他の耐久性構造材料

4.高性能・高機能化材料設計と成形加工技術
  ― 可及的少ない種類/量の改良添加剤の配合設計技術が死命を制する!
 4.1 主剤の最適化と改良添加剤の配合設計
  1) 第二世代PLA:高L組成PLA(High %L PLA; %D< 0.5)
   …結晶化速度や成形加工性、耐熱性、寸法安定性(熱収縮率の低減)の向上
  2) PLA/PBAT又はPBSブレンド体…PLAの柔軟化による用途拡大
  3) 耐熱性(熱湯注入、電子レンジ加熱可:120-130℃)…結晶化促進剤
   ① 不透明耐熱性…分散型造核剤
   ② 透明耐熱性(透明結晶化)…溶解型造核剤
  4) 耐衝撃性…可塑・柔軟剤、耐衝撃性改良剤
   ① Aタイプ(Tg, Tm低下)…可塑剤
   ② Bタイプ(Tg, Tm不変)…ブロック共重合体、高分子系界面活性剤
  5) 耐熱性と耐衝撃性の同時付与…マルチ機能改質剤(ポリグリセリン脂肪酸エステル, PGFE)
 4.2 各種成形加工技術と最終製品用途
  1) 成形加工性支配因子…溶融粘度、結晶化速度⇔分子量依存性、結晶化促進剤
  2) 成形加工工程における結晶化
   ① Melt Crystallization(メルトから室温下への降温冷却過程における結晶化)
    …押出成形、射出成形、ダイレクト・ブロー成形
   ② Cold Crystallization(室温からの加熱昇温過程における結晶化)
    …真空・圧空成形、発泡成形、インジェクション・ブロー成形
  3) 各種成形加工法と最終製品用途
   ① 繊維・不織布…フィルター(ティバッグ、コーヒードリップ)。水切りネット
   ② フィルム…生ごみ袋、レジ袋、食品包装材、ラベル
   ③ 紙ラミ・シーラント…カップ、皿、ボウル
   ④ 真空・圧空成形品…弁当容器、卵・青果物容器、カップ
   ⑤ 発泡成形品…弁当容器、即席ラーメン容器、カップ
   ⑥ 射出成形品…ナイフ、フォーク、カップ、リターナブル食器、配膳トレー
   ⑦ ブロー成形品…ボトル(清涼飲料水、ジュース、食用油、調味料)

  □質疑応答・名刺交換


<確認事項>

  • その他、ご不明な点は備考欄にご記入ください。

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