中国経済の現状と中国エンプラの市場動向 ポリアミド(PA)

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中国経済の現状と中国エンプラの市場動向
中国経済の現状と中国エンプラの市場動向 総論
ポリカーボネート(PC)
ポリアミド(PA)
ポリアセタール(POM)
ポリブチレンテレフタレート(PBT)/ポリエチレンテレフタレート(PET)
変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)
中国の2003年の自動車生産実績
■ポリアミド(PA)

 2001年の中国のPAの国内生産は43万トンであるが、その殆どは繊維用途であり、エンプラ用途の市場規模は約12万トンである。その需要構成は機械産業が31.0%でトップで電動工具・機械工具類に使用されている。次いで電気・電子機器分野が30.0%、自動車・車両分野が20.0%と続く。

 自動車分野は比較的堅調に推移してきており、燃費向上のために部品の樹脂化積極的に進められることから本分野の成長が期待される。自動車の原材料における高機能樹脂の比率は年々増大しているが、その中でも中心的な位置を占めるのがPAであり、将来に向けて注目される用途として、インテークマニホールド、モジュール構造体および外板があげらあれる。インテークマニホールドは従来の材料はアルミであるが樹脂化によって20〜40%程度軽量化できるのでそのメリットは大きい。インテークマニホールドには高強度・高剛性と耐熱性、耐振動性、耐油性などの品質が求められるので、材料としてはガラス繊維で補強されたPA6またはPA66が用いられる。中国でもインテークマニホールドは、当然ながら、今後伸びることが期待される。日本はじめ欧米の多くのメーカーが、中国でのコンパウンド拠点の整備を進める。


●中国のPAの需要構成(2001年)
中国のPAの需要構成(2001年)

参考文献: 「プラスチックス、Vol.55 No.4 」   (2004年4月 工業調査会)
「プラスチックス・機能性高分子材料事典」
(2004年 産業調査会事典出版センター編)
「2002年 中国・アジアプラスチック市場の現状と将来展望」
(2002年5月30日:富士経済)


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