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販売金額が大きいエンプラ(汎用エンプラ8品目・スーパーエンプラ18品目)について、樹脂別に上位5品目のランキングを行った。
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本稿で対象としているエンプラ(汎用、スーパー)は以下の26アイテムである。 |
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区分 |
対象のエンプラ製品 |
汎用エンプラ (8品目) |
ポリカーボネート(PC)、ポリアミド6 (PA6)、ポリアミド66 (PA66)、ポリアセタール(POM)、変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、GF強化ポリエチレンテレフタレート(GF-PET)、超高分子量ポリエチレン(UHMW-PE) |
スーパーエンプラ (18品目) |
ポリサルホン(PSF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリアリレート(PAR)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)、熱可塑性ポリイミド(TPI)、ポリベンズイミダゾール(PBI)、ポリメチルベンテン(TPX)、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート(PCT)、ポリアミド46(PA46)、ポリアミド6T (PA6T)、ポリアミド9T (PA9T)、ポリアミド11,12 (PA11,12)、ポリアミドMXD6(MXD6)、シンジオタクチックポリスチレン(SPS) |
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■汎用エンプラの上位ランキング(ワールドワイド/国内需要) |
2005年と2010年において販売金額の大きい汎用エンプラ(上位5品目)は以下の通りである。
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■汎用エンプラの上位ランキング(ワールドワイド需要) |
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順位 |
エンプラ名 |
販売金額 |
1 |
PC |
13,900 |
2 |
PA66 |
5,302 |
3 |
PA6 |
5,189 |
4 |
POM |
3,093 |
5 |
PBT |
2,720 |
↓
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順位 |
エンプラ名 |
販売金額 |
伸長率 2010/2005年 |
1 |
PC |
19,000 |
136.7% |
2 |
PA6 |
7,105 |
136.9% |
3 |
PA66 |
7,068 |
133.3% |
4 |
POM |
3,976 |
128.5% |
5 |
PBT |
3,290 |
121.0% |
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2005年の汎用エンプラの世界市場の中で、PCは1兆3,900億円となり首位を獲得している。2010年は1兆9,000億円(2005年比1.37倍)に拡大すると予測している。
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汎用エンプラの中で、2005年に3位のPA6は、5年後の2010年には7,105億円に需要が拡大し、2010年には2位にランクアップすると見ている。その拡大要因は自動車部品と包装用フィルムの需要増が原動力になっている。
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2005年に2位のPA66は、2010年には3位にダウンする見込みである。
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■汎用エンプラの上位ランキング(国内需要) |
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順位 |
エンプラ名 |
販売金額 |
1 |
PC |
1,640 |
2 |
PA6 |
714 |
3 |
PBT |
550 |
4 |
PA66 |
437 |
5 |
POM |
351 |
↓
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順位 |
エンプラ名 |
販売金額 |
伸長率 2010/2005年 |
1 |
PC |
1,965 |
119.8% |
2 |
PA6 |
894 |
125.2% |
3 |
PBT |
680 |
123.6% |
4 |
PA66 |
536 |
122.7% |
5 |
POM |
344 |
98.0% |
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2005年におけるPCの国内需要は1,640億円となり2位のPA6(714億円)を大きく引き離している。
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金額ベースの国内需要(1,640億円)はワールドワイド需要(1兆3,900億円)に対して11.8%を占める。2010年には10.3%となりその比率を下げている。
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■スーパーエンプラの上位ランキング(ワールドワイド/国内需要) |
2005年と2010年において販売金額の大きいスーパーエンプラ(上位5品目)は以下の通りである。
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■スーパーエンプラの上位ランキング(ワールドワイド需要) |
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順位 |
エンプラ名 |
販売金額 |
1 |
PA11,12 |
1,056 |
2 |
PPS |
560 |
3 |
LCP |
339 |
4 |
PEEK |
338 |
5 |
PEI |
297 |
↓
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順位 |
エンプラ名 |
販売金額 |
伸長率 2010/2005年 |
1 |
PA11,12 |
1,386 |
131.3% |
2 |
PPS |
790 |
141.1% |
3 |
LCP |
606 |
178.8% |
4 |
PEEK |
575 |
170.1% |
5 |
PEI |
407 |
137.0% |
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2010年において、最も需要量が多いスーパーエンプラはPA11,12(1,386億円)である。PA11,12の需要量が多いのは、欧米を中心に自動車分野での需要拡大が貢献している。
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5年間の市場規模推移の中で各スーパーエンプラ間の順位変動は見られない。
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■スーパーエンプラの上位ランキング(国内需要) |
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順位 |
エンプラ名 |
販売金額 |
1 |
PPS |
230 |
2 |
PA11,12 |
127 |
3 |
LCP |
95 |
4 |
MXD6 |
65 |
5 |
PA6T |
63 |
↓
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順位 |
エンプラ名 |
販売金額 |
伸長率 2010/2005年 |
1 |
PPS |
272 |
118.3% |
2 |
PA11,12 |
172 |
135.4% |
3 |
LCP |
113 |
118.9% |
4 |
PA6T |
88 |
139.7% |
5 |
MXD6 |
77 |
118.5% |
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PA11,12は世界市場では1位であるが、国内市場では2位にランクダウンしている。
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PA11,12の世界市場の中で、欧州と米国地域を合計した地域別需要構成比(販売数量ベース)は8割強を占める。欧米市場では、特に、燃料チューブなどの自動車部品にPA11,12が多く採用されているためである。
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国内市場ではPPSが1位にランクされている。PPSの国内需要(2005年)は、PPSコンパウンドについては横ばいであったが、PPS繊維フィルム需要については高い伸長率を示している。
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耐熱性に優れているPPS繊維フィルムの需要先は、例えば焼却炉やコンデンサー用途での採用が顕著である。
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参考文献:「2006年 エンプラ市場の展望とグローバル戦略」 (2006年6月5日:富士経済) |
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