自動車用ケミカル材料の用途別販売量と販売ランキング(総論3)

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下記の数表は自動車分野で使用されているケミカル材料について、樹脂別用途別に販売実績を推計したものである。(世界販売数量が1,000t以上の樹脂を中心に作成)

■自動車用ケミカル材料の樹脂別用途別販売量(2005年世界需要)

(単位:千t)
樹脂カテゴリー 樹脂 合計 内装部品 外装部品 機構部品 電装品
汎用熱可塑性樹脂 PE 643 512 131
PP 3,600 1,710 1,380 510
PVC 266 121 45 100
ABS 509 209 300
PMMA 88 35 52
エンジニアリングプラスチックス PA 521 49 69 403
PPA 22 10 12
PC 190 39 32 119
POM 216 111 105
m-PPE 121 56 65
PBT 252 23 81 148
GF-PET 24 15
PPS 24 22
PTFE、他 15 10
PEEK
PAR
PEI
PAI
LCP
PES,PSU
熱硬化性樹脂 PF 360 50 105 165 40
PUR 625 608 17
UP 326 273 53
熱可塑性エラストマー 非架橋TPV/TPO 164 84 80
水添SBCコンパウンド
TPVC 93 39 54
TPEE 47 15 32
TPU
合成ゴム NBR,HNBR 298 298
CR 140 140
EPM,EPDM 430 300 130
ACM 13 13
CHR 12 12
FKM、他 11 11
合計   9,025 3,025 2,727 2,561 712
凡例=△:僅少、※印は1,000t未満を示す 出所:富士キメラ総研

樹脂の略称=フェノール樹脂(PF)、ウレタン樹脂(PUR)、不飽和ポリエステル樹脂(UP)、ポリエステル系エラストマー(TPEE)、ウレタン系エラストマー(TPU)、エチレンプロピレンゴム(EPM,EPDM)、アクリルゴム(ACM)、エピクロルヒドリンゴム(CHR)、フッ素ゴム(FKM、他)

下記の数表は、自動車用ケミカル材料の用途別樹脂別のランキング表である。
(上位ランキング表は5位までの販売実績を基に作成)

■自動車用ケミカル材料の用途別樹脂別・上位ランキング表(2005年世界需要)

上位ランキング表 (単位:千t)
用途 樹脂 販売量 樹脂カテゴリー
内装部品 1 PP 1,710 汎用熱可塑性樹脂
2 PUR 608 熱硬化性樹脂
3 ABS 209 汎用熱可塑性樹脂
4 PVC 121 汎用熱可塑性樹脂
5 POM 111 汎用エンプラ
外装部品 1 PP 1,380 汎用熱可塑性樹脂
2 ABS 300 汎用熱可塑性樹脂
3 EPM,EPDM 300 合成ゴム
4 UP 273 熱硬化性樹脂
5 PF 105 熱硬化性樹脂
機構部品 1 PE 512 汎用熱可塑性樹脂
2 PP 510 汎用熱可塑性樹脂
3 PA 403 汎用エンプラ
4 NBR,HNBR 298 合成ゴム
5 PF 165 熱硬化性樹脂
電装品 1 PBT 148 汎用エンプラ
2 PE 131 汎用熱可塑性樹脂
3 PC 119 汎用エンプラ
4 PVC 100 汎用熱可塑性樹脂
5 m-PPE 65 汎用エンプラ
出所:富士キメラ総研
内装部品と機構部品用途では、それぞれPOM(5位)とPA(3位)の汎用エンプラが上位にランキングされている。外装部品用途ではPP樹脂が中心であり、上位ランクにおいて汎用エンプラは登場していない。

内装部品ではシートベルトなどにPOM樹脂が供給され、機構部品ではPA樹脂がインテークマニホールド(国内、海外需要共に)などの部品で販売実績を上げている。

電装品用途では、3汎用エンプラ(PBT、PC、m-PPE)がそれぞれ1位、3位、5位と上位に登場している。 PBT樹脂はハーネス用コネクタ(国内市場)などに使用され、PC樹脂(同)はヘッドランプ用レンズ向けが主な用途先であり、m-PPE樹脂はイグニッションコイル(同)用などに販売されている。
汎用エンプラは特に、電装品用途での販売実績が注目される。現状では販売量ランキングの上位に登場していない「外装部品」用途において、今後、エンプラの市場開拓が期待される。
参考文献:「2006 自動車用ケミカル材料の現状と将来展望」
(2006年3月27日:富士キメラ総研)


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