機能性塗料・コーティング材料の販売額/伸長率ランキング(総論2)

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■機能性塗料・コーティング材料の上位ランキング(国内需要+輸出)
【2011年(予測)における販売額トップ10】 単位:億円
順位 販売額 機能性塗料・コーティング材料 塗料分野
1,450 自動車用塗料(新車用) 注目用途塗料
1,100 重防食塗料 機能性塗料/物理・化学的機能
839 水溶性樹脂塗料 環境適合型塗料
685 プラスチック用塗料 注目用途塗料
592 エマルション塗料 環境対応型塗料
400 アクリルシリコン樹脂塗料 機能性塗料/物理・化学的機能
400 蛍光塗料(蛍光体) 機能性塗料/電気・電子・光機能
336 自動車用塗料(補修用) 注目用途塗料
328 粉体塗料 環境対応型塗料
10 320 PCM(プレコートメタル)用塗料 注目用途塗料
出所:富士キメラ総研
上記の数表は、機能性塗料・コーティング材料39品目の中で、2011年においてトップ10(販売金額ベース)入りの製品一覧である。

トップ10に登場している塗料の販売金額(国内需要+輸出)は、すべて300億円を上回っている。

機能性塗料・コーティング材料の用途別販売量構成比(2007年見込)は、自動車・輸送分野が41%、建築・住設分野36%、エレクトロニクス5%、土木4%、その他14%である。2011年において、自動車用塗料(新車用)の販売数量が首位になっているのは、自動車・輸送分野の塗料需要が大きいためである。

機能性塗料分野では、物理・化学的機能を備えた重防食塗料が2位、アクリルシリコン樹脂塗料は6位となり、同分野の電気・電子・光機能を持つ蛍光塗料(蛍光体)が同率6位である。

環境適合型塗料の分野では、水溶性樹脂塗料(3位)、エマルション塗料(5位)、粉体塗料(9位)が代表的な製品である。

注目用途塗料分野では、1位に自動車用塗料(新車用)、プラスチック用塗料(4位)、自動車用塗料・補修用(8位)、PCM(プレコートメタル)用塗料(10位)の4アイテムがトップ10に入っている。

上位にランクされている自動車用塗料(新車用)、自動車用塗料(補修用)、重防食塗料、エマルション塗料はエンプラ関連の塗料である。

【2011年(予測)における伸長率トップ10】 単位:%
順位 販売額 機能性塗料・コーティング材料 塗料分野
260.0 熱発泡性耐火塗料 機能性塗料/熱的機能
196.5 遮熱性舗装用塗料 機能性塗料/熱的機能
191.7 太陽熱遮断塗料 機能性塗料/熱的機能
177.8 蛍光塗料(蛍光体) 機能性塗料/電気・電子・光機能
175.5 天然素材配合塗料 環境対応型塗料
166.7 制振塗料 機能性塗料/物理・化学的機能
162.3 光触媒コーティング材 環境対応型塗料
146.5 自然塗料 環境対応型塗料
140.4 アクリルシリコン樹脂塗料 機能性塗料/物理・化学的機能
10 137.9 導電性塗料(電磁波シールド塗料)但し世界需要 機能性塗料/電気・電子・光機能
※2011年の伸長率は2006年比の販売金額で算出。 出所:同上
機能性塗料・コーティング材料39品目の中で、2011年の伸長率がトップ10の製品は上記の通りである。

トップ10に登場している塗料の中で、機能性塗料分野の製品が7品目を占めている。特に熱的機能塗料が1~3位まで独占。その他には、同分野の電気・電子・光機能塗料、物理・化学的機能塗料の成長が注目される。

機能性塗料/熱的機能分野の「熱発泡性耐火塗料」は、薄膜塗料タイプの耐火被覆材である。火災時に、熱を受けるとベースコートが数10倍に発泡・膨張し、炭化層を形成して熱を遮断する。欧州では早くから採用され、鋼構造物、特に鉄骨の露出部分で多くの実績を残している。

環境対応型塗料分野の製品では、天然素材配合塗料が5位、光触媒コーティング材(7位)、自然塗料(8位)がトップ10に入っており、2006年比146%~175%と高い伸びが期待される。

参考文献:「2007年版 機能性塗料・コーティングの現状と将来展望」
(2007年10月22日:富士キメラ総研)


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