プラスチックコンパウンドの伸長率ランキング(総論4)

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アジア/日本のコンパウンド市場においては、汎用樹脂が5種類(PE/PP/PVC/PS/ABS)、エンプラ/スーパーエンプラが11種類(PC/PA6/PA66/POM/mPPE/PBT/GF-PET/PPS/PA6T/PA9T/LCP)を対象とした。

■プラスチックコンパウンドの上位ランキング(日本を含むアジア市場)
【2011年(予測)における伸長率トップ10】 単位:%
順位 伸長率※ プラスチックコンパウンド コンパウンドの樹脂区分
269.5 PA9T スーパーエンプラ
203.8 PA6T スーパーエンプラ
202.0 LCP スーパーエンプラ
180.2 PVC 汎用樹脂
172.8 PC エンプラ
162.7 PPS スーパーエンプラ
153.9 PS 汎用樹脂
144.1 PBT エンプラ
143.9 ABS 汎用樹脂
10 139.7 PA6 エンプラ
出所:富士経済のデータをもとにFGN作成
※2011年の伸長率は2006年比の販売金額で算出。

上記の数表は、プラスチックコンパウンド16品目のうち、2011年の日本を含むアジア市場で伸長率(金額ベース)がトップ10の製品である。

トップ10に登場しているコンパウンドの伸長率は、1.3~2.7倍(2006年比)に拡大している。

日本を含むアジアコンパウンド市場は2011年に、スーパーエンプラ(PA9T、PA6T、LCP)を使用したコンパウンドの伸長率は2006年比200%を超えている。また汎用樹脂を使用したコンパウンドは、4位にPVC、7位にPS、9位にABSが登場し健闘している。

PA9Tコンパウンドの伸びが、2006年比269.5%と顕著であるが、参入メーカーはクラレのみである。同社は鉛フリーハンダに対応したSMT電子部品(SMTコネクタ、SMTスイッチ、SMTリレーなど)向けに供給しており、表面実装型(SMT)の部品生産に応えつつ実績を伸ばしている。同コンパウンド製品のうち、GF強化・難燃グレードが需要の中心である。

■プラスチックコンパウンドの上位ランキング(日本市場)
【2011年(予測)における伸長率トップ10】 単位:%
順位 伸長率※ プラスチックコンパウンド コンパウンドの樹脂区分
169.7 PA9T スーパーエンプラ
157.5 PPS スーパーエンプラ
133.7 PA6T スーパーエンプラ
129.7 PS 汎用樹脂
128.1 PC エンプラ
127.1 PBT エンプラ
125.9 ABS 汎用樹脂
124.9 PA6 エンプラ
124.2 PE 汎用樹脂
10 121.9 PA66 エンプラ
※2011年の伸長率は2006年比の販売金額で算出。 同上

上記の数表は、プラスチックコンパウンド16品目のうち、2011年の日本市場で伸長率(金額ベース)がトップ10の製品である。

トップ10に登場しているコンパウンドの中で、スーパーエンプラ(PA9T、PPS、PA6T)の伸びがトップ3を占めている。PA9T、PA6Tの伸長率が高い傾向は、アジア/日本市場でも同様である。

日本を含むアジア市場では4位にPVCが登場しているのに対して、日本市場では15位(2006年比105.3%)に留まっている。

日本市場の汎用樹脂コンパウンドは、4位にPS、7位にABSが登場し健闘している。

参考文献:「2007 コンパウンド市場の展望と中国・アジア戦略」
(2007年6月14日:富士経済)


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