エレクトロニクス高分子材料の販売額ランキング(総論3)

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下記の数表は、エレクトロニクス高分子材料55品目のうち、2011年(予測)の販売額(世界需要)がトップ10の製品である。

■エレクトロニクス高分子材料の上位ランキング(世界需要)

【2011年(予測)における販売額トップ10】 単位:億円
順 位 エレクトロニクス高分子材料 販売額 材料区分
2007年 2011年
カラーフィルタ 17,900 表示材用
偏光フィルム(偏光板) 8,800 表示材用
3★ 位相差フィルム(TFT) 3,080 表示材用
LED(その他) 2,581 その他関連材料
5★ TACフィルム(偏光膜保護) 2,200 表示材用
11 6★ 厚膜ペースト(高温焼成) 1,913 プリント基板関連材料
LED(白色) 1,908 その他関連材料
プリズムシート 1,840 表示材用
TABテープ 1,740 プリント基板関連材料
10 フィルムコンデンサ 1,526 バッテリー、コンデンサ用
出所:富士キメラ総研のデータをもとにFGN作成
凡例:★印は2011年の順位が上昇(2007年比)した製品である。

表示材用途に使用される1位のカラーフィルタと、2位の偏光フィルム(偏光板)は、2007年、2011年とも順位に変化はみられない。カラーフィルタのアプリケーションは、液晶モニタとノートPC用ディスプレイがメインの用途である。同用途の需要量が最も多く5割を占めている。

材料区分の側面からみると、表示材用途の製品が1~3位にランクされ5品目がトップ10に入っている。

4位に、その他LED(長波長LED、赤外線LED、白色以外の可視光LED)、7位に白色LEDが登場している。LED向けの使用材料は加工性と透明性に優れたエポキシ樹脂がメインであり、一部シリコーン樹脂が封止材料として採用されている。

白色LEDは液晶バックライトなどに採用され、白色以外の可視光LEDは、携帯電話や家電製品、車載向けの光源に利用され需要が拡大している。

トップ10の製品のうち、販売額ベースの順位が2011年に上昇しているのは、TFT用位相差フィルム(5位→3位)、偏光膜保護用TACフィルム(8位→5位)、高温焼成用厚膜ペースト(11位→6位)の3品目である。

位相差フィルム(TFT)とTACフィルム(偏光膜保護)は表示材用途の製品である。両製品の販売額が拡大している理由は、パソコンモニタ、ノートPC、液晶テレビの需要拡大が成長要因として挙げられる。

6位の厚膜ペースト(高温焼成)は、積層セラミックチップコンデンサ向けのバインダーとして使用されている。使用材料は主にエポキシ樹脂と導電性フィラー(Ag、Niなどの粉末)である。

参考文献:「2008年版 エレクトロニクス高分子材料の現状と将来展望」
(2007年12月7日:富士キメラ総研)


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